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2024.05.27

自己嫌悪とは? 陥りやすい人の特徴や原因と克服する方法【専門家監修】

 

自分を好きになれない状態に陥る「自己嫌悪」。自己嫌悪になりやすい人は、何か問題が起こるたびに負の感情に苛まれる傾向があります。考え方や行動を今までと少し変えるだけで、自己嫌悪の感情と上手に付き合えるようになります。本記事では、自己嫌悪に陥りやすい人の特徴や克服する方法を、キャリアコーチの菊池啓子さんに伺いました。

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自己嫌悪の気持ちは、誰でも経験したことがありますよね。扱いづらい感情ではありますが、上手に付き合うことができると、自分の改善点なども見えてくるので、成長へのキッカケにすることもできます。自己嫌悪に陥りやすい人の特徴や克服する方法を、キャリアコーチの菊池啓子(きくちひろこ)さんに伺いました。

自己嫌悪とは?

「自己嫌悪」は、自身を好きになれない感情や状態のことで、憂鬱な精神状態を表します

自己嫌悪に陥るのは、望んでいる状態を得られなかったり、自分が期待している状態とのギャップが生じたとき。例えば受験に失敗したり、誰かに迷惑をかけてしまったと、自分を責めたりするときです。本来であれば肯定している自分のことを好きになれず、自分を責め続けることもあります。

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【質問】あなたは「自己嫌悪」に陥ることはありますか?

みなさんは、「自己嫌悪」に陥ることはありますか?どのくらいの頻度でありますか?女性100人にリサーチしてみました。

【質問】あなたは「自己嫌悪」に陥ることはありますか?

・よくある…11.8%
・たまにある…43.7%
・あまりない…28.6%
・ほとんどない…16%

※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数119名。

「よくある」が11.8%に「たまにある」が43.7%と、半数より少し多い結果となりました。どんなときに自己嫌悪に陥りやすいのでしょうか。体験談もご紹介します。

どんなときに自己嫌悪に陥りやすい?

・仕事でミスしたり悪いことが続くと感じます。とりあえず凹むだけ凹んで切り替えるようにしています (40代・兵庫県・子ども2人)
・人と会話した内容を振り返って、言葉の選択を間違えたと思った時。 (40代・広島県・子ども3人)
・子供のことをしかりすぎたり、子供の為をおもってやってることが親のエゴなのかなと感じでしまう時 (30代・東京都・子ども2人)
・自分の気持ちに余裕がないとき、些細な事で子供を怒鳴りつけてしまうことがある。あとで振り返ると、なんであんな事に拘っていたんだろう。もっと言い方があったんじゃないかと自分を責める。 (40代・東京都・子ども3人)

自己嫌悪に陥りやすい人の特徴

自己嫌悪になりやすい人の特徴を具体的に見ていきましょう。

歯車とビジネスマン

(c) Adobe Stock

真面目で責任感が強く完璧主義

真面目で責任感が強い完璧主義は、理想が高く、自分に課すハードルを高く設定してしまうところがあります。

自分に課した設定に届かないと「こんなこともできないなんて」と自分を責めてしまいます。理想と現実のギャップに気分が落ち込み、自己嫌悪に陥りやすくなるのです。

ネガティブ思考で劣等感が強い

物事をネガティブに捉えやすいと、心配ごとや不安などマイナス面にばかり目が向きがちで、一旦考え始めるとどんどん悪い方向に考えが膨らみます。

物事がうまく進めば問題ありませんが、少しでも失敗すると「ダメな人間だ」と感じて負の感情に苛まれてしまいます

負けず嫌いでプライドが高い

負けず嫌いな性格は、プラスに働くことも少なくありません。しかし、負けず嫌いな人は、素直に負けを認められないことも。失敗も人生においては貴重な体験になりますが、プライドが邪魔して素直になれません。その結果、失敗を受け入れることができず自分を責めることになるのです。

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物事は白黒ハッキリつけたい

物事を白黒ハッキリさせたい人は、物事を0か100で判断しがちです。100しか受け入れられず、それ以外はダメな事だと考えてしまいます。

例えば、少し冷たく対応されただけで嫌われていると感じたり、ちょっとした失敗を致命傷だと考えたり。物事は自分が思うように進まないことも多く、その都度自分の評価が下がり自己嫌悪に陥りやすくなります

他人の気持ちや顔色に敏感

周囲の人の気持ちや顔色を敏感に察知する人は、自分を評価する基準が自分以外にあるので、周りにどう思われているかを気にします。

他人の評価は変わりやすく、常に良い評価だけではありません。悪い評価の場合は、他人の言葉に毎回傷つくことになり、自己嫌悪に陥りやすくなるのです。

自己嫌悪に陥る6つの原因

人が自己嫌悪に陥る原因には、どのようなものがあるのでしょうか。

落ち込む女性

(c) Adobe Stock

コンプレックスを受け入れられない

人は誰しも、何かしらのコンプレックスを持っているものです。ただ自己嫌悪に陥りやすい人は、コンプレックスを過剰に気にしてしまいます。

理想と現状にギャップがある

理想を高く持つことで、モチベーションが高まり、成果に繋がることも多くあります。一方で、あまりに理想が高すぎると、現状と大きなギャップが生まれてしまうことも。

ギャップが埋まらないことで自分を責めてしまい、自己嫌悪につながることもあります。

劣等感を持ちやすい環境にいる

自分よりルックスが良い、お金持ちだ、成果をあげている… などと感じる人が周りにいると、つい自分と比べてしまうことはありませんか?

過度の比較をしてしまうと、自己嫌悪に陥りやすくなるのです。人と比べないことも大切ですが、今ある環境を見直すことも必要かもしれません。

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何か大きなミスや失敗をした

大きなミスや失敗をして仕舞たときは、自身の人格を否定するほど激しく落ち込みむことも。特に仕事のミスや失敗は人から注意を受けるため、さらに自分を追い込み、自己嫌悪に陥りやすくなります

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自責の念が強い

自分の行動に責任を持つことは大切なこと。でも、過度の責任感は自分を苦しめます。どのようなことであっても、自分ひとりだけが責を負うということはあり得ません。すべてを背負いこむ勢いで自分を責めると、自己嫌悪の気持ちがわいてきます。

選択を間違えたのではないかとの後悔

「自分の選択は間違いなかった! 」と一点の曇りもなく言えるのは、稀なこと。選ばなかった方のことを考えると、後悔してしまうこともありますよね。こんな時には、自己嫌悪に陥りやすくなります。

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