どうして自己嫌悪に陥る?自分を嫌いになってしまう原因と体験談による対処法を紹介 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE雑学

2021.01.18

どうして自己嫌悪に陥る?自分を嫌いになってしまう原因と体験談による対処法を紹介

「後悔先に立たず」という言葉に思わず耳が痛くなる「自己嫌悪」に陥った状態。働く女性がどんなことに対して自己嫌悪を感じているのか調査しました。

Tags:

皆さんは「自己嫌悪」に陥ることはありますか。自己嫌悪に陥ってしまうときはどんなときでしょうか。失敗したとき、それとも子どもを強く叱ってしまったとき?ワーキングマザー110名に自己嫌悪に関する調査を行いました。

自己嫌悪ってどんな状態のこと?

「自己嫌悪」=自分で自分自身が嫌になること。(小学館・デジタル大辞泉より)

自分の言動などによって、自分を嫌いになることを意味する「自己嫌悪」。では調査にご協力いただいた読者の皆さんはどんなときに自己嫌悪に陥っているのでしょうか。

自己嫌悪に陥ることはありますか?

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

頻度に差はあれど、日常的に「自己嫌悪に陥る人」はなんと約6割という結果に。皆さんの実体験をみていきましょう。

 

関連記事:仕事でミスしてしまったときの対処法!報告や謝罪はどうする?事前の対策方法も

自己嫌悪に陥る心理とは?臨床心理士がそのメカニズムと注意点を教えてくれました!

アンケート結果によると自己嫌悪に陥る原因として、系統が大きく3つに分かれることがわかりました。これからご紹介する体験談に対し、吉田さんから自己嫌悪から抜け出すためのアドバイスをいただいたので、ご自身がもし自己嫌悪に陥ってしまったときの参考にしてください。

  1. 失敗
  2. 子どもに関して
  3. 感情

1:失敗

仕事の失敗

・簡単なミスが重大なミスに繋がった時。 『あの時、こうしてれば』と後悔の嵐に襲われる (30代・東京都・子ども1人)

・「仕事がスムーズにいかなかった時や、ミスした時は自分の至らなさに凹みます」 (40代・大阪府・子ども2人)

上記のように仕事に関する失敗による自己嫌悪に陥る人は多いようです。また、言わなくていい余計な発言をしたことにより、人を傷つけてしまったのではという後悔から自己嫌悪に陥るという声も多く聞かれました。

うまく説明ができなかったり話せない

・道を聞かれてベストの行き方をすぐに答えられなかったり、急に答えを求められたときに落ち着いて考えられない (30代・京都府・子ども1人)

・自己紹介や、打ち合わせ、大切なシーンでうまく話ができなかった時 (40代・栃木県・子ども3人)

吉田さんのアドバイス
「自分の期待通りにできなかったときは、自分にガッカリして自己嫌悪に陥りがち。もう過ぎてしまったことは、そっと心の奥にしまって、『こうなりたかったんだな』『今度はできるといいな』と、方向転換して考えてみてくださいね」

人生で負のスパイラルに陥った経験はある?「働く女性100人のエピソード」「臨床心理士によるメカニズム・抜け出す方法」を紹介

2:子どもに関して

子どもを叱る・怒る

・子どもの気持ちを考えず、頭ごなしに叱ってしまった時。先に子どもの話を聞いてあげればよかったと後悔します (40代・神奈川県・子ども1人)

・子どもを感情に任せて怒ってしまった時。怒るのではなく、きちんと説明して叱ればよかったと、自分の大人気なさに自己嫌悪に陥る (30代・埼玉県・子ども1人)

育児がうまくいかない

・育児がうまくいかない時。自分は母親として失格なのかな、母親に向いてないのかなと考えてしまう (30代・埼玉県・子ども2人)

子どもが寂しそう

・仕事が忙しく、延長保育を1週間以上続けてしまった時、子どもが寂しそうな顔をしていて胸が苦しくなりました (30代・京都府・子ども2人)

吉田さんのアドバイス
「子育てが願い通りにいかないことは多々ありますよね。でも、自己嫌悪してしまうと、子育てがなおさら苦しくなってしまうこともあり心配です。心理学ではパーフェクトな子育てではなく、ほどほどの子育てを 〝 よし〟とするんですね。点数にすると100点満点の51点が理想なんです。こう考えると、子育てもちょっとはラクになりませんか?」

関連記事:「子どもを叩きそうな自分」に気づき止める方法|時間に追われ追い詰められる親たちへ

3:感情

感情的になるとき

・仕事で感情的に怒ってしまた時。自分の大人気なさに凹みます (30代・栃木県・子ども2人)

・意見が対立した時、筋道立てて話さず、人を責めすぎてしまった時 (30代・愛媛県・子ども1人)

「イライラを周りの人にぶつけてしまう」という声も多くありました。

周りに合わせてしまう

・嫌な人のご機嫌取りをしているとき。自分は何やってんだろうと、心が無になってしまいます (40代・北海道・子ども2人)

疑ってしまう

・根拠もないのに、穿った見方をしてしまった時。後で自分が間違っていたと気付いた時には、そんな自分にすごく落ち込みます (40代・東京都・子ども2人)

羨んでしまう

・人の事を羨む気持ちを持った時。後になって、人としてそんな気持ちを持ったことを恥じる (40代・兵庫県・子ども2人)

吉田さんのアドバイス
「強い感情をストレートに出してしまったときや、ネガティブな気持ちに苛まれたときに自己嫌悪感が湧いてくることはよくあるのではないかと思います。どちらも人間の大切な感情なので、まずは否定しないでください。自分が感じていることを受け入れて、深呼吸し、自分なりのがんばりを労いましょう。嫌悪感が強すぎて自己否定すると、それがさらなる強い感情や失敗につながることがありますから注意してください」

そのほかにも「疲れやすい」「人ができることができない」「自分の話ばかりする」「自分の話ばかりする」「家が散らかっている」「言動が気分に左右される」「人と比べる」「人の幸せが喜べない」「勉強不足」という意見も。

すぐにイライラする人の心理と特徴とは。自分が人に苛立ってしまったときの対処法も

自己嫌悪に陥った時に効く解消法とは?

解消法も見てみると、大きく分けて「行動派」と「流れに身を任せる派」のふたつに分かれました。回答くださった方が実際に行っている解消法をご紹介すると共に、吉田さんのご意見もご紹介します。

<1>行動派

反省

・ひとりで反省会をする。時間をあけて、その人に話しかけるようにしてる (30代・愛媛県・子ども1人)

謝る

・子どもに次の日謝ります。ちゃんと自分が感情的になってしまったことを説明し、これからは気をつけるねと約束します (30代・群馬県・子ども2人)

気持ちを切り替える

・マイナス分を取り返すように行動して、気持ちを切り替える。子どものために何かしてあげる等 (30代・和歌山県・子ども2人)

気を付ける

・次回は繰り返さないように気をつける。同じシーンになったら、一度立ち止まって考える癖を付けようと頑張っている (40代・茨城県・子ども2人)

話を聞いてもらう

・家族に聞いてもらう。自分の至らなかった面や、今度どうしたらいいかアドバイスをもらう (40代・東京都・子ども2人)

考える

・よく考えてから発言するようにと心がけている (40代・東京都・子ども1人)

割り切る

・子どもは自分のものではない、子ども自身のものであり、尊重しなければならないと割り切ることにした (30代・埼玉県・子ども1人)

紙に書く

・紙に思いを書き、気持ちの整理をする。うまくいかない時は、亡くなった祖父母にお祈りをする (40代・沖縄県・子ども2人)

吉田さんのコメント
「行動派の人は、主体的に自己嫌悪と向き合う姿勢です。この方法は自分も相手も大切にしていてとてもいいですね。行動派の人は次に自己嫌悪になる確率も減ると思います」

関連記事:人間関係が面倒くさいと思ったとき|ストレスを溜めずに過ごすには

<2>流れに身を任せる派

寝る

・食べて寝る。欲求を満たせば、次の日には元気になる (30代・大阪府・子ども2人)

考えすぎない

・もう終わってしまったことなので、あんまり深く考えないようにする。気持ちを切り替えられるように楽しいことを考える (40代・兵庫県・子ども2人)

美味しいものを食べる

・後悔しても時は戻らないので、美味しいものを食べて、ビール飲んで寝る (30代・東京都・子ども1人)

何もしない

・対処法はない。落ちるところまで落ちて、ただひたすら自己嫌悪に浸る (30代・東京都・子ども1人)

気にしない

・やってしまったことは事実なので、気にせず開き直る (40代・北海道・子ども2人)

時間をおく

・特に対処法はなく、ただ時間が解決するのを待つ。その間、ずっと落ち込むだけ (40代・東京都・子ども2人)

音楽を聴く

・もうどうしようもないことなので、お気に入りの音楽を聴いて流れが変わるのを待つ (30代・埼玉県・子ども1人)

吉田さんのコメント
「こちらも、自分のペースで自己嫌悪と向き合ったり回復しておられてよいと思いました。流れに身を任せる派の方に、もし睡眠や食事など日常生活に影響があるほどに落ち込んでしまう場合は、少し行動派の方の解消法を取り入れてみてもいいかもしれません。自分の中で引っかかっていることが解明し、前に進めると思います」

取材・文/福島孝代

写真©Shutterstock.com

こちらの記事も参考に
▶︎人生で負のスパイラルに陥った経験はある?「働く女性100人のエピソード」「臨床心理士によるメカニズム・抜け出す方法」を紹介
▶︎誰かに「必要とされたい」と感じることはある?100人のエピソードと対処法を紹介【心理カウンセラー監修】

画像ALT

臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事