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LIFESTYLE 100人アンケート

2024.01.24

人生で負のスパイラルに陥った経験はある?「働く女性100人のエピソード」「臨床心理士によるメカニズム・抜け出す方法」を紹介

 

「なんで次から次へと悪いことが起こるの!?」なんて絶望的な経験ありませんか? そんな〝負のスパイラル〟の体験談を紹介。また、臨床心理士に負のスパイラルから抜け出す方法もお聞きしました。

負のスパイラルとはどういう意味?

負のスパイラルとは、連鎖的に悪循環が生じること。(小学館・大辞泉)

【質問】人生で負のスパイラルに陥った経験はある?

負のスパイラルに陥った経験の「ある人」28.5%、「ない人」71.5%。約7割の人は負のスパイラル未体験者となり、辛い体験をせずに済んでいるよう。

負のスパイラル 経験 アンケート エピソード 抜け出す方法「はい」…28.5%
「いいえ」…71.5%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

臨床心理士による「負のスパイラル」を生み出すメカニズム&抜け出す方法を解説!

負のスパイラルはどのようにして起こるのか、臨床心理士・吉田美智子さんにお聞きしました。

「人はなにか悪いことが起きると、過去の自分の体験(データベース)を検索する性質があります。それはなにかよい解決方法や対処方法を見つけ出すことが目的なのですが、過去の悪いことを検索すると必然的に、その当時の困った気持ち、怒りや悲しみと言った〝 負の感情〟を思い出すことに。 すると『自分はこんな目に合う運命なのかも』『結局全て自分が悪いのかも』というようなネガティブな気持ちにつられがちに。つまり、自分を助けようとして行う行為が、逆効果になる。これが、負のスパイラルを生み出すと考えられます」

では、「負のスパイラル」から抜け出す方法はあるのでしょうか。

「困ったことが起きたときには、過去の自分のデータベース検索は避けましょう。また、『いつもこうなる』とか『あの時と同じ』などと問題を膨らませてしまうのもNG! 問題を〝 単体〟で対処することを心がけてみてください。そして、〝また失敗する(悪いことが起きる)〟のように心配になってしまう時もあると思います。これも、〝予期不安〟と言って、事前に予測を立てて問題を防ごうとする人の心の働きなのです。ですが、実のところ、ただ不安を大きくするだけで役には立たないことがほとんどです。〝不安になっているな〟と思ったことを〝この不安は役には立たないから、ちょっと置いておこう〟と脇にどけられると気持ちが楽になりますよ」(吉田さん)。

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【体験談】負のスパイラルに入ってしまった時のエピソードを聞いてみよう

負のスパイラルとして「何もうまくいかない」、「悪いことが続く」など自分の力ではどうしようもできないことが伺い知れます。仕事、家庭、子どもと八方塞がりになったことがある人も。

何もうまくいかない

・プライベートも仕事もうまくいかない。どちらかでもうまくいっていると、安心材料としてほっと出来るんだけど… (30代・福岡県・子ども1人)
・相手の言動と態度が異なり自分が悪者になってしまって、みんなに話がまわってしまったこと。誤解をどうやって解いたらいいのか (30代・栃木県・子ども4人)
・国家試験を受ける半年前くらいから勉強が上手くいかなくなって、全てのものごとが嫌になり、死にたいと思ったし友達も寄せ付けなかった。 夫の転勤が決まった時も義理の母の体調が良くないときで、子どもも小さいときだったので離婚が頭をよぎった。何をしても暗い気持ちになり、どこかに子どもとふたりで逃げ出したい気持ちが常にあった (30代・神奈川県・子ども3人)

負のスパイラル 経験 アンケート エピソード 抜け出す方法

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悪いことが続く

・ついてないなと思うことが続く。電車に乗り遅れて遅刻、子どもが高熱を出し園から連絡、買い置きがあると思ってた醤油がない、些細なことだけど続くと落ち込む(40代・千葉県・子ども2人)
・悪いことしか起きない。子供が風邪から肺炎になり入院、母のガンが見つかり、夫の不倫がバレる。もうやってられない… (40代・香川県・子ども2人)
・家族に問題が起き、自分自身も精神が不安定になって対処が難しくなり、余計家族の問題も酷くなった (40代・愛知県・子ども1人)

ネガティブな考え

・悪い考えが頭をぐるぐるまわり続ける。もしこうなちゃったらどうしようと、まだ起こっていない出来事を考え過ぎる (30代・福岡県・子ども2人)
・いつも悪い方にしか考えられない。成功する方より、万が一ばかりを考えて正直疲れる (40代・茨城県・子ども2人)
・頑固過ぎて全てに対して悲観的になってしまった時。余裕がないので全てが悪い方向に進む (40代・新潟県・子ども2人)

仕事で

・仕事で自分の出来の悪さを思い知らされたが、努力すればするほど空回りして全くうまくいかなかった。そのストレスが私生活にも影響してしまい、人と上手く話せなくなったり、家族に対してイライラをぶつけてしまったりした時期がある (30代・愛媛県・子ども2人)
・仕事で失敗してそれが何度も一日に起こる。ミスがミスを呼ぶ状態に、会社を辞めてしまいたいと思ったことも (30代・広島県・子ども1人)
・仕事の失敗を家庭に引きずり、家事のルーティンが崩れ、家族の雰囲気も悪くしてしまい、翌日の仕事へ向かう時も憂鬱な気分だった (30代・福岡県・子ども1人)
・若い頃、毎日12時間ぐらい働いていた。精神的にも病んで体にも影響を及ぼしたが、ストレス発散の為に仕事が終わっても遊んだり飲んだりしていたので睡眠時間は毎日2時間ぐらいだった。男性関係も乱れていたけど、止めるように言ってくれた人がいてその人と付き合うことになったけどその人は既婚者だった (30代・大阪府・子ども2人)
・職場の上司と上手くいかなかったが、まだ挽回出来そうな気がして一生懸命頑張ったが、頑張り過ぎて心が病んでしまったこと (30代・群馬県・子ども2人)

負のスパイラル 経験 アンケート エピソード 抜け出す方法

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病気

・病気が判明した日にひったくりに合い、通院をしている間に家に空き巣が入った。踏んだり蹴ったりで、運命を呪うと思った (30代・滋賀県・子ども3人)
・自分が病気になり精神的にも不安で支えて欲しかったのに、夫が離婚したいと言い出した。もう自分に味方はいないと感じた (40代・神奈川県・子ども2人)
・病気から疑心暗鬼になり友達と揉めてしまった。謝りたくて連絡するも、着信拒否されててどうしようも出来なくて泣いた (40代・山口県・子ども1人)
・会社の理不尽な対応に感情を剥き出しにしてしまい、結局働きにくい状況を作ってしまった。 (40代・愛知県・子ども3人)

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離婚

・妊娠中に離婚。結婚2年目で子どもを授かったにもかかわらず妊娠中に夫が不倫をし、出産前に離婚しました (30代・青森県・子ども1人)
・母が倒れた後、当時の夫と別居をし、経済的にも助けてもらえず離婚まで3年かかった。その最中に長男の発達障害が発覚し、もう孤独感でいっぱいだった (30代・福岡県・子ども3人)

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