自己嫌悪を克服する6つの方法
自己嫌悪を克服する方法はあります。出来ることから実践してみましょう。
他人と自分を比較しない
人によって能力や才能に差があるのは当たり前のことです。他人と比較して一喜一憂しなくなれば、心の負担も軽くなります。
比較することが癖になっている人は、過去の自分を対象にしましょう。過去の自分と比べて少しでも前に進めていたなら自分を褒めてあげるのです。達成感を感じやすくなり、自己嫌悪からも早く立ち直れます。
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等身大の自分を受け入れてあげる
自己嫌悪を克服するには、等身大の自分を受け入れることが大切です。とはいえ、無理やり良い所を見つけようとするのではなく、「まんざらでもないよね」という程度で自分を見てみましょう。
小さな成功体験を積み重ねる
あまりに高すぎる目標を立てている人は、達成できないことが多くなるので自己嫌悪に陥ることが増えます。そのため、まずは目標設定から見直し、小さな成功体験を積み重ねて自信を取り戻すこと。
確実にクリアできる目標を設定することで、成功体験を得られる機会を増やすこともたいせつです。
全ての事に完璧を求め過ぎない
全てのことに完璧を求め過ぎるのはやめましょう。完璧に物事をこなせることは思いのほか少ないため、何か物事に取り組むたびに自己嫌悪に陥ってしまいます。
合格点をちょっと下げて、ゆとりを持って物事に取り組むことで、完璧を求める辛さから解放されて前向きな気持ちになれるはずです。
結果だけで良し悪しを決めない
物事に取り組んでいると、必ずしも期待する結果が得られないこともあります。これは、自分のコントロールの範疇を超える要因があるため。例えば、クライアントへの交渉など、こちらが完璧に仕上げたとしても、先方の都合でNGとなることもあります。結果にだけ焦点を当てるのではなく、プロセスを重視する視点を持ちましょう。
信頼できる人に、自分をほめてもらう
気の置けない友人や、いつも一緒にいる家族に「私の良いとこを教えて? 」と聞いてみてください。そのときは「そんなことない… 」などと思わず、相手の言葉を素直に受け入れる。周囲に対して、自分がポジティブな影響を与えていることに気付きましょう。
最後に
自分が嫌いな感情である自己嫌悪。あまり自分を責めすぎると、自己嫌悪の感情から抜け出せずに辛い時間が続きます。辛い気持ちから抜け出せずにいる人は、まずはありのままの自分を受け入れることから始めてみましょう。
「自分はこのままでいいんだ」という気持ちが生まれれば、自己肯定感も徐々に高まります。自分を認めてあげることを増やせば、自己嫌悪も改善できるでしょう。
監修
キャリアコーチ 菊池啓子(きくち・ひろこ)さん
2003年から企業研修トレーナー・人材育成コンサルタントとして活動。国家資格キャリアコンサルタント。研修登壇回数は年間100回を超え、これまでに5つの大学でキャリアデザインを教える。現在「社外上司」として多くのビジネスパーソンの悩みに寄りそい成長をサポート。趣味は出張先での御朱印集め。家族は夫と猫2匹。
X:@lotus_kikuhime
ライター所属:京都メディアライン
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