物を処分できない
なかなか物を処分できないことも、貧乏性の特徴です。「まだ使える」「捨てるのはもったいない」「いつか使うかもしれない」が口癖の人は、貧乏性の可能性があります。
物を大切にすること自体は素晴らしいことです。しかし、明らかに不要な物を捨てられずに取っておくと、使わない物で部屋があふれ返ってしまいます。
貧乏性の人の中には、整理整頓や掃除が苦手な人も少なくありません。持っている物が把握できなくなり、安さに釣られて同じ物を購入してしまうので、物が増える一方になるでしょう。
貧乏性のメリットデメリット
「貧乏」というフレーズから、貧乏性はあまりよい印象を持たれません。しかし、貧乏性にはデメリットだけではなくメリットも存在します。
お金が貯まりやすい傾向がある
貧乏性の人は、お金を使うことに厳しい視点を持っています。節約することが苦ではないため、収入に対して支出が減り、上手に貯金ができるでしょう。
また、お金の貸し借りやギャンブルなど、損するリスクがある行為は基本的にしません。もし、貧乏性な人がお金を借りたとしても、踏み倒したり遅れたりせずにきちんと返済するのが特徴です。
何にいくら使うかを事細かにチェックしているので、しっかりと家計簿をつけている人も少なくありません。お金遣いの荒さで周囲に心配や迷惑をかけることがなく、「金銭管理が上手」と信用を得ている場合もあります。
人付き合いではマイナスに
出費に対してシビアな貧乏性は、人付き合いではマイナスに働く場合も。会社の飲み会や友達と遊ぶときに、損得勘定で行く・行かないを判断していると、人間関係が狭まる恐れがあるのです。
誘われたからといって毎回顔を出す必要はありません。しかし、いつも誘いを断っているとドライな印象をもたれやすく、声がかからなくなってしまいます。
また、恋人や好きな人との付き合いでも悪印象を与えてしまうでしょう。積極的な値下げ交渉やクーポンの使用などを見て、「金銭感覚がしっかりしている」とポジティブに捉えてくれる人もいます。ただし、出費にこだわってお金のかからないデートばかりをしていると、価値観のずれを強く認識されてしまう可能性も否定できません。
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貧乏性の直し方とは?
貧乏性の特徴に当てはまる人や自覚している人の中には、「貧乏性を改善したい」と思う人もいるはずです。貧乏性を脱却するにはどうすればよいのか、心掛けや行動を見ていきましょう。
値段や損得で価値を測らない
貧乏性から脱却するためには、値段や損得で価値を測らないようにするのがポイントです。まずは「お金を使うこと」自体に抵抗をなくしましょう。
例えば、クーポンやポイントカードを基準に行き先を決めない、今まで断っていた食事の誘いに乗ってみるなど、いつもとは違った考えや行動をしてみるのも有効です。おいしいレストランが見つかったり、友人と楽しい時間を過ごせたり、値段以外の価値が見つかるかもしれません。
また、買い物をする際も目先の安さには飛び付かず、品質のよい物や長期保証が付いている物を選びましょう。一つの物を長く使い続けられるため、安物を何度も買い替えるより結果的にお得になります。
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定期的に物を処分する
物を捨てられない貧乏性の人は、定期的に断捨離をしましょう。「3カ月に1回」「衣替えの時期」「年末の大掃除の時期」など、タイミングは好きに決めて構いません。
重要なのは、ちゃんと不要な物を処分することです。「まだ使える」「もったいない」と思っても、使っていない物や劣化がひどい物は捨てましょう。また、無料サンプルや街で配られるティッシュなどのもらい過ぎも要注意です。
前回の断捨離から1回も使わなかった物は、今後も使わない可能性があります。「いつか使うかもしれない」と思っても、収納スペースを圧迫してしまうだけなので処分しましょう。
どうしても判断に迷ってしまうなら保留ボックスを設けたり、友人や家族に相談したりするのもおすすめです。
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