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2021.04.30

「損得勘定」で動く人の特徴とは?言葉の意味やポジティブな面、ネガティブな面をご紹介

 

本記事では「損得勘定」の意味やポジティブとネガティブ両面からみた特徴、類語表現、英語訳についてご紹介します。損得勘定で判断しては、相手に嫌な印象を与えてしまう場合もあります。損得勘定で動く人の心理や性格などを見ていきましょう。

損得勘定の言葉が持つ意味とは?

「損得勘定(そんとくかんじょう)」の言葉を何となく使用されている方も多いのではないでしょうか。まずは、損得勘定の言葉が持つ意味を解説します。

損得勘定 意味

(C)Shutterstock.com

■損得勘定は損得を天秤にかけること

損得勘定とは「自分にとって損であるか得であるかを天秤にかけて打算的に判断すること」を意味する言葉です。物事の判断や考え方を言い表す言葉ですが「利害を指標にして損だと思えば行動しない」というネガティブなニュアンスを含むため、あまり良い意味では使用されません。

そのため損得勘定で動く人のイメージも「自分の利益ばかり追求する打算的な人」というマイナスな印象を持たれやすいでしょう。

■勘定は事前に見積もるという意味

損得勘定に使用されている「勘定」とは「事前に見積もる」という意味の言葉です。他に「数量や金銭を数えること」「計算する」といった意味もあるため、代金を支払う際に「お勘定をお願いします」と会計をお願いする表現に使う人も多いでしょう。

よって「損得」に「勘定」を用いたこの言葉は「判断を見積もる」「利害を計算する」という前述の意味合いに捉えられます。

損得勘定で動く人のネガティブな5つの特徴

損得勘定で動く人はマイナスな印象を持たれやすいと記述しましたが、具体的にどのような行動が当てはまるのでしょうか。ここでは、ネガティブな面から見た損得勘定で動く人の5つの特徴をご紹介します。

損得勘定 意味

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1.そもそも他人を信用していない

損得勘定で動く人は何かにつけて、自分が損するか得するかを基準に考えています。そのため相手の気持ちさえも損得を前提で推し量ろうとし、自分への好意にどんな見返りを求めているのだろうかと勘繰ってしまうことがあります。

損得勘定で動く人の場合、「人は打算的に行動するもの」と思っているため、他人が純粋な気持ちで何かを提供してくれることが想像できない場合があります。他人を信用せず、目に見えるお金やモノだけが自分を守ってくれると考えるケースが多く、相手の好意を金額計算しながら、それに見合った対応をする傾向があります。

2.目先の利益に固執する

誰より得したいという気持ちが強く、目先の利益に固執してしまう人にも損得勘定の心理が働いています。目先の利益優先でその場の状況を判断するため、いつ得をするか分からない様な事柄には興味がありません。しかし先を見据えた判断力がなければ、後から損をするケースも起こりうるでしょう。

また、自分本位に物事を考えてしまうため「〇〇さんのためなら損得は関係ない」と一肌脱ぐような行動もほとんどとらず、円滑な人間関係の構築を苦手とする性格でもあるようです。

3.最短ルートでの結果を求める

損得勘定で動く人は、自分が利益を得られると分かれば手段を選びません。最短ルートで結果を求めるため、無駄や損になりそうなことは避けて、得になる条件を選択しながら行動します。

成功を収める上では向上心の強さとしてプラスにも捉えられるでしょう。しかし、結果のためなら他人のことを顧みない性質でもあるので、周囲から疎まれやすい欠点を抱えています。

4.他人の損得までが気になる

相手が得して自分が損するのではないかと、他人の損得まで気にしてしまうのも損得勘定で動く人の特徴です。すべての物事に損得を指標として行動しているため、自分が損を被るようなことはしたくありません。

また、自分の損得に直接的に関わりがない場面でも、他人の損得を気にするケースもあります。相手と自分の立場を同じシチュエーションとして想定することで、自分が思う利益の結果に対して、相手の行動結果も同様であるかそれ以上でなければ気が済まないのです。

5.物事に対して見返りを求める

損得勘定で動く人の場合、見返りを求めずに手を差し伸べることはほとんどありません。自分の行動の先にどのような損得があるかを常に考えているため、他人に何かをしてあげたならば、その分の代価を要求したくなります。

手助けをする場合も、相手からの見返りが期待できるなら率先して行動しますが、見返りがないと判断すれば特に行動しません。さっきまで良い人を演じていても、損を感じた時点で関係に見切りをつけるため、人間関係が希薄になりやすかったり、恋愛の場合には1人の人と長続きしなかったりします。

損得勘定で動く人のポジティブな5つの特徴

ネガティブな面を挙げましたが、損得勘定の考え方そのものは悪くありません。そこで、損得勘定で動く人のポジティブな5つの特徴もあわせてご紹介します。

損得勘定 意味

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1.自分の基準があり、周りに左右されない

人それぞれ大切にしたいものがあるように、損得勘定で動く人にもあります。それが「損得で物事を判断し行動すること」です。

一見すると周囲の人たちから怖い印象を持たれることもあるかもしれません。ですが、まわりに左右されずに自分の基準に従って意思を貫くこともなかなか容易くはないでしょう。

人をあてにしながら行動することもないため自立しており、他人に自分の意志をはっきり伝えられる性格はメリットとして活かせます。相手からも自分の損になるような話題振りはなくなるため、結果として自分の得になる選択肢が残るのも強みです。

2.何事も無駄がなく効率的

先に「最短ルートで結果を得るためなら手段に選ばない」点をネガティブな特徴として挙げましたが、言い換えれば「何事も無駄なく効率的に行動できるからこそ、結果も早く手に入る」とポジティブに捉えることもできます。損得勘定で動く人は、頭の中で瞬時に損か得かを判断できるため、無駄や面倒なことに割く時間を損として嫌うのです。

つまり、得になることを選択しながら行動するため、何事にも効率的であり要領良く立ち回れるということです。合理的な性格はビジネスシーンにおいても、コストパフォーマンスの高い人材として重宝されるでしょう。

3.物事に対して客観的な判断ができる

損得勘定で動く人は、行動する前に損か得かを冷静に分析しながら考えます。物事に対して客観的な判断ができるため、騙されにくいのもポジティブな特徴のひとつでしょう。

判断力の高さは誰にでも備わっているものではありません。騙されにくい人がいると一方で、騙されやすい人がいるのも事実です。

騙されやすい人の特徴には、自分で深く考えず他人の言葉そのままを鵜呑みにしてしまう点が挙げられます。損得勘定の考え方はメリットにもなり、相手の足りない面を補うこともできるのです。

4.我慢強く辛抱できる

損得勘定で動く人は目先の利益を優先しがちですが、その先にさらなる大きな得があることを分かっていれば、長いスタンスでも我慢強く辛抱できます。たとえば、出世につながるメリットが潜んでいれば、業績アップに貢献するために目先の嫌な業務も辛抱する選択をとるでしょう。

一番得になる瞬間を求めて、欲を出し過ぎると空回りの結果に終わってしまいますが、向上心をもってチャンスを掴む姿勢はポジティブな要素です。

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