広範囲の白髪におすすめなヘアパウダーの使い方
【つけ方のポイント】広いところはそのまま、細かいところは綿棒で
分け目の根元や表面をカバーするのに最適。根元からふわっと軽くのばしていく。内側が気になる場合は、髪をめくってつける。細かな箇所は肌につかないよう、綿棒を活用。
【ヘアカラー】その他白髪を隠す有効手段
年齢を重ねるとともに増えてくる白髪。「ちらほら白髪をごまかしたい」「暗くなっちゃうグレーカラーが苦手」「白髪はあるけどヘアカラーをもっと楽しみたい…」そんな方におすすめなのが、サロンでブリーチのハイライトを入れて白髪をまぎらわすこと。サロンでのブリーチについて詳しく紹介します!
ブリーチハイライトのデメリット
✔︎髪が明るく見えがち
✔︎かたい職場では浮いてしまう
✔︎大量の白髪には不向き
✔︎白髪の部分がキラキラしてくることも
ブリーチハイライトのメリット
✔︎おしゃれ度が上がる
✔︎一度ハイライトを入れたらしばらくファッションカラーを重ねるだけでOK
✔︎ニュアンスカラーも楽しめる
✔︎アレンジしてもおしゃれ
最近ジワジワと話題になっているのが、ハイライトを入れて白髪をまぎらわすやり方。白髪を染めるわけではないため、部分的に生えている白髪や生え始めの白髪隠しにぴったり。ブリーチでハイライトをつくるため白髪と同じくらいの明るさになり、上から普通のファッションカラーを重ねると、白髪部分→白い、ハイライト部分→明るい、地の部分→暗いと、3つのトーンがミックスされて髪が表情豊かに。ブリーチは一度色を抜くため、色を重ねても落ちやすいのが難点。上からこまめにファッションカラーを重ねるか、退色防止ケアを心がけて。
全体に散らばる白髪に気分がヘコむ…
Domanist 杉山迪子さん(39歳)がブリーチハイライトにTry!
表面と襟足にブリーチでハイライトを入れ、その上からやや明るめのアッシュベージュをオン。
\細かなハイライト効果でひとつ結びが立体的に!/
白髪を染めるのではなく、明るい色にまぎれ込ませて目立たなくするテク。
「ハイライトを入れることで全体が明るくなり、白髪がボケて目立たなくなります。使うのはファッションカラーなのでやわらかく見えますし、ハイライト効果で立体感もバッチリです」(kakimoto arms 新宿店 トップカラーリスト安岡さん)
【Q&A】こんなときどうする? 白髪のあれこれ
Q. ヘアマスカラはつけ直しが必要?
A. 簡単には取れない! つけ直し不要
「最初にしっかりつけておけば簡単には取れないのでつけ直しは不要。ただし、つけた部分が水に濡れないように気をつけること!」(uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアカラーマネージャー 中田さん)
Q. ヘアマスカラ後はコームでとかしていい?
A. OK!
「コームでとかしても染料は落ちません。ただ、液が髪表面に付着して束っぽくなっているため、コームが通りにくいと思います」(中田さん)
Q. ヘアマスカラはバリバリしない?
A. 少し気になるものもアリ
「形状によって液が髪にペタっとつくものもあるため、バリバリする場合も。ブラシをしっかりしごいてから薄くつけましょう」(中田さん)
Q. ヘアパウダーはつけたまま寝ていい?
A. 必ず落として寝ましょう
「髪や頭皮のトラブルにつながったり、色素が沈着してしまうことも。枕にもついてしまいますよね。メーク同様、寝る前にきちんと落とすのが鉄則」(中田さん)
Q. ヘアパウダーが頭皮についてしまったら?
A. こすらないで
「まず、できるだけ頭皮にはつけないようにしてください。ついてしまった場合はあまりこすらないで。こするとさらに広がってしまいます」(中田さん)
Q. ヘアパウダーの上からスタイリング剤をつけてもいい?
A. 油分が多いものは避けて
「オイルやバームなど油分の多いものをつけると落ちるのでダメ。硬めのワックスはOK。ですが、スタイリングを終えてからパウダーをつけるのがベスト!」(中田さん)
Q. ヘアパウダーは汗や雨で色が落ちない?
A. 簡単には落ちません
「汗や雨など、日常で軽く濡れるくらいでは落ちません。パウダーの上からスプレーでコーティングすると、落ちにくくなる場合も」(中田さん)
Q. ヘアパウダーが顔についてしまったら?
A. クレンジングでオフしましょう
「こすると広がって取りにくくなるため、クレンジングをつけたコットンや綿棒で軽くこすってオフ。油分の多いクリームで浮き上がらせて落としても」(中田さん)
Q. 白髪を見つけたらカットしていい?
A. マスカラやパウダーがおすすめ
「カットするのはいいのですが、あまりにも増えてきたらキリがないので、その場で色がつくヘアマスカラやパウダーを。応急処置的に眉マスカラや眉ティントを使ってもOKです」(美容ジャーナリスト/毛髪診断士 伊熊奈美さん)
Q. 分け目の白髪が気になる…
A. コームの柄を使って分け目を消しましょう
「コームの柄を使い、細かい幅でギザギザを描いて髪を根元から持ち上げ、その髪を手で左右に分けると、完全に分け目が消えます。こうすると根元の白髪は目立ちませんよ◎」(伊熊さん)
Q. ピンピンと立つ白髪が気になる…
A. 白髪用ヘアマスカラで押さえて
「白髪は、メラニン色素がないことで黒髪に比べて質量が軽くなります。また、内側の成分の厚さに偏りができて波状になっているクセ毛が多いので、ピンピンと浮きやすいのです。白髪用のヘアマスカラで押さえましょう」(伊熊さん)
Q. 産後一気に白髪が増えた気がする…
A. 頭皮ケアをはじめてみて
「35歳くらいから女性の約半数に白髪が生えてくると言われるので、そのあたりの年齢が髪の曲がり角。ホルモンバランスが乱れる産後は、白髪が増えることもあるかもしれませんね。白髪が気になったらさっそく頭皮ケアを始めてみましょう!」(伊熊さん)
Q. グレーカラーに切り替えるタイミングは?
A. 自分の感覚で判断を
「人によって生え方も違うので、自分の感覚で判断を。美容師さんも『今日からあなたはグレーカラーね』なんて言いません。美容師さんの裁量で、うまく希望をかなえてくれるはず」(伊熊さん)
Q. 白髪がかたまって生えるので分け目はいつも同じところ
A. 分け目は数日ごとに変えるのがベスト
「分け目を固定すると同じ場所を紫外線にさらすことになり、育毛的にも白髪予防的にもおすすめできません。分け目は数日ごとに完全逆サイドに変えるのがベスト。難しい場合は毎日1㎝でもいいから変えましょう」(伊熊さん)