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BEAUTYヘア

2020.10.31

知ってる!? 美容師さんから「自分で白髪を染めないで」と怒られる理由

白髪が気になったら一刻も早く染めたくて、つい自分でカラーしてしまいそうですが、「ちょっと待って」!美容師さんから怒られるホームカラーには、こんな落とし穴があったのです。白髪を何で染めるか、どう染めるか…。美容ジャーナリストでヘアケアに精通する伊熊奈美さんによる、初の「白髪のトリセツ本」にその答えがありました。

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【目次】
美容師がホームカラーをおすすめしない理由
Domanist世代の白髪事情

時短になってリーズナブルなホームカラー。でも美容師さんがおすすめしない理由のはなぜ!?

普段からカラーをしていると、根元がのびてきたときにとっても気になりますよね。白髪が気になる世代は特に…。根元の白髪が目立たない前に美容院に行けたらいいけど、なかなか時間が取れないことも。また、行きたくても行けなかったステイホーム期間に「困った!」という声をよく聞きました(実際に私も困りました)。

そんなとき救世主になってくれるのがホームカラーだと思うのですが、使い慣れていないと「上手に染まるかな」「根元だけリタッチしたいけど色が浮いちゃいそう」という心配があります。次に美容院に行ったら「自分で染めちゃったの!?」と美容師さんから言われそう。ホームカラーはサロンカラーに比べてお手軽だけど、そこには意外な落とし穴があるようで…。『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』を執筆した、美容ジャーナリストで毛髪診断士でもある伊熊奈美さんにお話をうかがいました。

白髪 自宅 ケア 白髪染め 伊熊奈美
▲伊熊奈美さん(美容ジャーナリスト/毛髪診断士)

「染めてしばらくして白髪がまた目立ってきた時期が私たちにとっては結構切実。なんといっても7割の女性が『同年代の女性の白髪の有無が気になる』と思っているという調査結果もあるのです」と伊熊さん。美容院になかなか行けないとか、ヘアカラーを安く済ませたいという人も少なくない中、ホームカラーはとても便利だと思うのですが、美容師さんからは快く思われないのが事実。お客さんが自分で染めちゃったら美容院が儲からなくなるから? どうやら理由はそれだけではないようです。

「たくさんの美容師に話を聞いてみると、その理由はだいたいこの3つに集約されます」(伊熊さん)

■1:薬剤の反応で予測と違う色になるのを避けたいから

「髪を薬剤で染めるということは、化学反応を起こさせることです。だからその髪が今までにどんな薬剤でどんな反応を起こしてきたかという『履歴』がとても重要です。常連のお客さんが別の薬剤をつかったうえで再来店すれば、知らないところで『履歴』が塗り替えられていることになり、予測の使ない化学反応をしないかどうか、美容師はヒヤヒヤしながら染めることになってしまうのです」と伊熊さん。もし思わぬ色になってしまったら、私たちもショックですしお店の責任問題につながってしまいます。

■2:髪の状態をマイナスからゼロに戻すだけになってしまうから

伊熊さんの取材によると、「根元だけホームカラー剤で染める場合、美容院のカラーと同じ色に染められればいいのですが、美容師側からいうと『お客さんが選ぶ色は、大抵暗い』のだそうです」。なので、美容師は限られた時間の中でその境目をなじませることに集中しなければならなくなり、おすすめしたい髪色があってもその提案が難しくなるのだとか。「どうしてもホームカラー剤を使って、美容院とのつなぎ的に染めたい場合は、ちょっと明るめかな、というくらいの色を選びましょう」(伊熊さん)

■3:リアルに傷む可能性があるから

「実際、ホームカラー剤は美容院のプロ用カラーで染めるよりも、髪や頭皮の傷みにつながりやすい側面があります」と伊熊さんは言います。

原因のひとつはテクニックの問題。「ホームカラー剤は時間を正しく守って使用し、完全に洗い流すことを前提に作られた酸化染毛剤(医薬部外品)です。洗い残した薬剤が刺激になって、接触皮膚炎になるリスクもありますし、髪や頭皮のダメージにもつながります」(伊熊さん)。
ホームカラー剤はにおい(アンモニア臭)の少ないアルカリ剤が使われていて、においが少ない分、髪や頭皮に残りやすいことも。「しっかり流しても、アルカリ剤が残ってしまえば、それが頭皮や髪を乾燥させる原因になってしまいます」と伊熊さん。

「自分で染めないで、といわれると、お客側としてはなんとなく『そのほうが儲かるからでは?』と、邪推してしまいがちですが、実はどちらにとってもデメリットが多いから、ということは理解しておきましょう」(伊熊さん)。

なるほど!まさに私、邪推していました…。

【Domanist世代の白髪事情】
白髪あるあるは果たして正しいの…? 教えて、伊熊さん!

「キラリと光る憎いアイツ。 見つけるたびに即行カット」

【伊熊さん’s アドバイス】
「カットするのはいいのですが、あまりにも増えてきたらキリがないので、その場で色がつくヘアマスカラやパウダーを。応急処置的に眉マスカラや眉ティントを使ってもOKです」

「分け目をジグザグに して白髪を隠しています」

【伊熊さん’s アドバイス】
「コームの柄を使い、細かい幅でギザギザを描いて髪を根元から持ち上げ、その髪を手で左右に分けると、完全に分け目が消えます。こうすると根元の白髪は目立ちませんよ◎」

「黒髪と比べて 白髪は強い。 ピンピンと立っちゃいます」

【伊熊さん’s アドバイス】
「白髪は、メラニン色素がないことで黒髪に比べて質量が軽くなります。また、内側の成分の厚さに偏りができて波状になっているクセ毛が多いので、ピンピンと浮きやすいのです。白 髪用のヘアマスカラで押さえましょう」

「もしかしたら年齢のせいかもしれないけど、 産後に一気に白髪が増えた気が…」

【伊熊さん’s アドバイス】
「35 歳くらいから女性の約半数に白髪が生えてくると言われるので、そのあたりの年齢が髪の曲がり角。ホルモンバランスが乱れる産後は、白髪が増えることもあるかもしれませんね。白髪が気になったらさっそく頭皮ケアを始めてみましょう!」

「白髪がどのくらい 目立つようになったら グレーカラー(白髪染め) に切り替えるべき?」

【伊熊さん’s アドバイス】
「人によって生え方も違うので、自分の感覚で判断を。美容師さんも『今日からあなたはグレーカラーね』なんて言いません。美容師さんの裁量で、うまく希望をかなえてくれるはず」

「白髪が ひとかたまりに なっているところを 隠すため、分け目は いつも同じところで」

【伊熊さん’s アドバイス】
「分け目を固定すると同じ場所を紫外線にさらすことになり、育毛的にも白髪予防的にもおすすめできません。分け目は数日ごとに完全逆サイドに変えるのがベスト。難しい場合は毎日1㎝でもいいから変えましょう」

意外と知らない白髪ケアのあれこれ。正しい知識を持って自分に合うものをセレクトしたいもの。快適に白髪を染めるためのヒントをくれる、『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』は白髪に悩む人はぜひ手にとってほしい一冊です。


11月7日(土)に白髪ケアのスペシャリスト・伊熊奈美さんによる書籍発売記念イベントを開催!

著書である伊熊奈美さんの出版記念イベント「あなたの白髪ケア、大丈夫!? 〜一生、自髪で生きたい女性へ〜」(11/7 13:00〜14:30)が小学館(神保町駅直結)開催されます!書籍にも掲載されているヘアケア商品など、総額2万円以上の豪華なお土産+サイン入り書籍付き(限定80名)で、会場受講費は¥3,500+税。書籍とお土産のつかないライブ配信もあります(¥800+税)。※イベントの申し込みは11/3までとなります(オンライン受講は前日まで)。

構成/斉藤裕子

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『頭皮がしみる、かゆいは危険信号! いい白髪ケア、やばい白髪ケア』
伊熊奈美・著(¥1400+税/小学館)

どう染めるかが問題。白髪の取説、教えます。40代~70代女性の髪の悩み第一位は白髪! 美容院や自宅でのカラーリングの最中に、頭皮がしみる、かゆい、痛い、熱いと感じて我慢している人は要注意。ヘアカラー剤に入っている「ある成分」によって、皮膚かぶれが起きています。本書は、ヘアカラー(酸化染毛剤)の問題点を明らかにしつつ、その刺激をなるべくなくし、快適に白髪を染める方法を教えます。薄毛やふわっとした弱々しい髪に悩んでいる人も、年齢のせいではなく、使っているカラー剤が問題なのかもしれません。
・美容院で白髪を染めたい
・自宅で白髪を染めたい
・ヘナ染めをやってみたい
・白髪が根元に目立ってきたときの対処法
・日々のヘアケアetc.
あらゆる視点で、白髪と向き合う1冊。あなたに合った白髪ケアの方法が見つかります。

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臨美容ジャーナリスト/日本毛髪科学協会 毛髪診断士・認定講師/国際毛髪皮膚科学研究所 毛髪技能士

伊熊奈美

1972年静岡県浜松市生まれ。地元タウン誌の編集記者、女性し編集部の美容担当などを経て、フリーランスに。以来20年以上、「女性のリアルな生活に活かせること」をモットーに、スキンケア、ヘアメイクなど、見た目づくりから医療分野まで幅広く企画・取材。特に毛髪科学分野とヘアケアに精通し、雑誌、新聞、WEB媒体にて執筆中。今までに約2万点以上の化粧品や美容関連アイテムに触れてきた目利きとしても信頼を得ている。美容関連企業のコンサルティング、講演活動も行う。
▶︎Instagram:@namiikuma_hairista
▶︎大人女性の美髪情報サイト:HAIRISTA

 

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