髪が硬くなる【原因】とは
髪質の硬さは遺伝・体質による部分もありますが、髪の水分・油分不足やヘアアイロンやドライヤーによるダメージ、食生活など生活習慣で髪質が変わってしまうことも少なくありません。
髪を柔らかくするには、洗浄力の強いシャンプーを避ける、正しく髪の乾かすことが大切です。髪を洗ってタオルドライした後には、洗い流さないトリートメントをつけることが髪質を柔らかくすることに繋がっていきます。
【ホームケア編】髪を柔らかくする方法
髪の紫外線対策を行う
顔の日焼け止めは徹底しているけれど髪の紫外線対策は放置…という方、多いのではないでしょうか。髪の毛も紫外線によってダメージが増したりパサついたり、白髪・薄毛の原因になったりします。
「alotta KICHIJOJI」店長の逢坂俊也さんに詳しく聞きました!
Q.髪の毛も紫外線対策をするべき?
A.もちろん! 髪と頭皮に使える日やけ止めスプレーが便利です
逢坂さん:紫外線によって肌と同様に髪の毛も日やけします。髪が日やけすることでパサつきやヘアカラーの色落ちなどを招いてしまいます。また、頭皮の日やけは白髪、薄毛などにもつながるといわれています。
これらの理由から髪と頭皮の紫外線対策は必須。おすすめアイテムは、ヘアケア専門メーカーのナプラが手掛けるミーファ フレグランスUVスプレーです。お子さんにも安心して使えるオーガニック植物成分配合で、店頭でもすごく人気の高い紫外線対策アイテム。SPF50+ / PA++++で紫外線から髪と肌をしっかり守ってくれるうえ、全8種類の香りから選べます。
▲ミーファ フレグランスUVスプレー〈マグノリア〉 80g ¥1,320(税込)
使っているシャンプーを見直す
今使っているシャンプーが合わず、髪が硬くなっている可能性もあるかもしれません。髪にダメージがある、硬くてパサつきやすい方には保湿成分入りのシャンプーが推奨されています。
・オイル系
・コラーゲン系
・ヒアルロン酸系
これらは保湿成分で髪の水分保有率を高めてくれると言われているそう。
他にも、ダメージが気になる方は「ケラチン」や「ヘマチン」など、補修成分配合のシャンプーを選んでみてください。
髪のダメージケアを徹底する
トリートメントは定期的にぜひ行ってほしいヘアケアですが、もうワンランク上の効果が期待できるケア方法にもトライしてみましょう。
おすすめはトリートメントキャップを使用すること。
▲ダイソー トリートメントキャップ ¥110(税込)
見た目はシャワーキャップと同様の形ですが、アルミ製であるところがポイント。熱を内側に反射させ、トリートメントの浸透性をアップさせてくれるといううれしい効果が。
使い方はとても簡単! 普段と同じようにシャンプーをして、その後にトリートメントをつけます。
目の粗いくしでトリートメントを髪全体に行き渡らせます。その後トリートメントキャップを被って時間をおくだけ。
使用者:岡本 蘭さんの感想
「トリートメントキャップを被るとこんな感じです。フリーサイズなので、ロングヘアでもしっかり収まってくれます。10〜15分でトリートメントがかなり浸透してくれるので、その間に入浴をしたり、シャワーをしたりとお風呂タイムがとっても効率的に。
ちなみにトリートメントキャップを使い終わった後は、シャワーで内側についたトリートメントを洗い流して、お風呂場で乾燥させています。繰り返し使用できるのでコスパは抜群!
トリートメントを洗い流しているときに、あれ、私の髪の毛ってこんなに柔らかくてするっとしていたかな? と、使うたびこのアイテムの効果に驚いています(笑)」(岡本さん)
「洗い上がりがこちら!
個人的に髪の量が多いので広がりやすいのですが、トリートメントキャップを使用してから少し落ち着いたように感じます。また、ドライヤーをしていると髪の毛の手触りが気持ちよくて、うれしい気分に。
以前は、トリートメントを浸透させるためにバレッタで髪をまとめていましたが、入浴中に垂れてきたり、そのままシャワーで身体を洗ったりすると髪の毛が濡れてしまったりと、なかなかいい方法に巡り会えていませんでした。ダイソーのトリートメントキャップに出会ってからは、気を遣うことなく入浴ができたり、顔や身体を洗っても髪が濡れることがないのでかなりストレスフリーに。
うるツヤ髪になれるトリートメントキャップ。ながら美容ができる超優秀アイテムです」(岡本さん)
※記事中の内容は筆者個人の感想です。
髪が傷みにくいドライヤーのやり方を覚える
ラ・カスタ オフィシャルヘッドセラピストの細川ひろ子さんに、髪のダメージを減らすドライヤーでの乾かし方について教えてもらいました。
細川さん曰く、重要なのはとにかく「素早く乾かす」こと。ポイントをまとめました。
・理想は60度程度の低温、かつ強風(1200W程度)で一気に乾かす
・髪から20cmほど離し、1箇所に熱が集中しないよう、ドライヤーを小刻みに動かす
・毛先よりも頭皮を乾かすことを意識する
・頭皮全体が乾いたら通常の温度に切り替え、残りの髪を乾かす
・髪の毛に対し、なるべくドライヤーの角度を低くすることでキューティクルが整う
・髪が8割ほど乾いたら、キューティクルを閉じるため冷風に切り替える
「顔周りからドライヤーの風を当てると、髪が広がりやすくなってしまいます。前髪や顔周りのくせが気になる方は、そこを引っ張りながらドライヤーを上から当てて乾かすときれいに仕上がります」(細川さん)
ヘアオイルで髪の水分蒸発を防ぐ
ヘアケア後・ドライ後はぜひオイルトリートメントで髪をコーティングしてあげましょう。ツヤを与えまとまりよくしてくれるタイプのアイテムなら、髪が柔らかく落ち着くはずです。
▲マツモトキヨシ アルジェラン モイストグロー ヘアオイル 55ml ¥1,760(税込)
98%植物由来成分を使用。うるおいを抱え込み、毛先までまとまりとツヤをプラス。全身の保湿にも使用可能。
【美容院編】髪を柔らかくする方法
Domani専属読者モデルの鈴木まきさんが体験! ヘアサロンZACC JINGUにて受けた、「髪質改善ストレート」をレポートしてもらいました。
カウンセリング
「私はカラーリングなどをしていない髪の毛。顔周りや表面と襟足や後頭部の内側で髪質が違います。そして1年前にも髪質改善ストレートを受けているので一部ストレートが残っている部分があります。(ちりちりの白髪もちらほら)最初のカウンセリングの時点で薬剤の強弱などその人に合ったおおまかなプランを決めていくので、面倒でも自分の状態を詳しくお伝えするのが大切です!」(鈴木さん)
1剤を塗布して髪質を柔らかくする
「1剤を塗布してだいたい20分ほどおきます。(個人差あり)10分経過して一度薬剤の効きを見て足りない部分に追加で薬をのせていきます。私は髪のコシが強いので薬剤を足しましたが、逆にトリートメントをのせる場合もあるそう」(鈴木さん)
シャンプー後、ドライヤーで乾かす
「ノーアイロンですでに柔らかい髪質に! シャンプー台で薬材を洗い流す時に2種類のトリートメントを使い浸透させてくれているので、柔らかくてツルツルの手触り」(鈴木さん)
アイロンでストレートにする
「アイロンを使い伸ばした後。アイロンも温度の管理やあて方などにもこだわりがあるそう。ボリュームの出やすい後頭部は頭に沿って真っ直ぐに、顔周りはまっすぐではなく丸みが出るように微妙にアイロンを当てる角度などを変えるそうです」(鈴木さん)