【目次】
まさかこんなことになるだなんて…
こうやって台湾での経験を書き綴れば書き綴るほど、「台湾に行きたい」という気持ちが破裂しそうになります。
台湾を去ると決めたとき、もうそんな頻繁には来れないかもしれないと覚悟はしたものの、まさか、妊娠・出産・コロナが重なり、2年以上も台湾の地に足を踏み入れられないことになるとは…。
寂しさを紛らわすため、日々台湾にいる友人たちの様子をSNSで眺めたり、メールをしたり、ときには電話をしたりして、お互いの国の状況をアップデートし合っています。
そうやって台湾人の友人と連絡を取るたびに、ひと言目に飛んでくる言葉が「あなたいつ回娘家できるの!?」
中国語で「回娘家 (Huí niángjiā)」は「故郷に戻る、自分の居場所に戻る、妻の実家に戻る」の意味
この「回娘家 (Huí niángjiā)」にはいくつかのニュアンスで使われるものの、基本は「戻るべき場所に戻る」という意味の言葉。
なので、「あなたいつ回娘家できるの!?」と聞かれた私にとっての意味は「あなたいつ台湾に戻ってこれるの?」ということ。
私のお決まりの返答は、「我也超想回娘家啊 (そりゃ私だって戻りたいわよ)」。
台湾で9年近く過ごしたことで、多くの同僚や友人ができ、台湾という国自体にも心の深いところでの繋がりを感じています。
今はただ、「我要回娘家了喔! (台湾に戻るよ!)」といえる日を心待ちにするばかりです。
【続】
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ライター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。@chiyuki_arita_official