「ID」の意味や読み⽅とは?
普段の生活の中で溢れる「ID」という存在。まずは「ID」の意味と読み方から説明していきましょう。
読み⽅と意味
「ID」は「アイディー」と読みます。もともと「ID」は、同一であることの証明、身分証明を意味する「identification」という英単語から生まれた用語です。
私たちの生活の中では、「ID」は人を特定する識別番号や登録番号、身元を証明するカードなどを意味します。また、パソコン用語としての「ID」は、サービスやシステムの登録者や利用者を識別するためのユーザー名を指すのが一般的です。
この「ID」と混同しやすいものとして、電子決済の「iD」というものがあります。普段の買い物などで利用していて、馴染みのある人もいるのではないでしょうか。この「iD」も、「ID」と同じように「アイディー」と読みます。「iD」は決済サービスであって、「ID」とは全く別物であるということを理解しておきましょう。
使い⽅を例⽂でチェック
次に「ID」という用語が実際にどのような場面で使われているのか、具体的に見ていきましょう。
「お客様のIDを教えてください」
パソコンが苦手だからわざわざ電話で問い合わせたのに、オペレーターに、「お客様のIDを教えてください」と言われて、うんざりした経験をお持ちの人もいるのではないでしょうか。
「ID」はその人を識別するものなので、この「ID」ひとつで本人が特定されて便利なのですが、「ID」を忘れてしまったり、わからなくなってしまうという点も併せ持ちます。たいていの場合は、他の情報、例えば登録している名前や電話番号、生年月日の組み合わせなどで対応してもらえるのですが、厳しい管理がされているサービスでは、面倒なことも。「ID」の取り扱いには注意が必要です。
「IDとパスワードを入力してください」
パソコンで利用中のサイトにアクセスを試みる時に表示される、「IDとパスワードを入力してください」というメッセージ。サービスへのログインには、「ID」だけではなく「パスワード」が必要なことがほとんどなので、この2点をセットで忘れないようにしなければいけません。
「ユーザーIDとパスワードが一致しません」
このメッセージに困った経験のある人も多いのではないでしょうか。「ID」や「ユーザーID」、「パスワード」が一致しないとログインできないサイトでは、「パスワード」を複数回間違えるとロックがかかってしまう場合がありますので、間違えないように注意が必要です。
「ID」と「パスワード」の違い
上で少し触れた「パスワード」について、もう少し詳しく説明しておきましょう。混同されることもありますが、「ID」と「パスワード」は別のもの。「ID」は個人を識別するものですが、「パスワード」は鍵の役割をする暗号のようなものです。基本的に「ID」は変更できませんが、「パスワード」は変更が可能です。また、「パスワード」は、セキュリティ強化のため頻繁に変更を求められることがあります。