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LIFESTYLE子育て

2021.12.30

「うちの子、すぐ泣くんです」これって感受性が強いってこと?そもそも感受性とは…!?

感受性が豊かであるということはどういうことなのか、スクールカウンセラーでもある臨床心理士・吉田美智子さんにうかがいました

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感受性は人生を豊かにする一方、疲れやすい側面も!?

例えば絵が上手だったり、景色に感動できたりすると、それは「感受性が豊かね」とポジティブに表現されます。一方、周りの様子に敏感だったり、同年齢よりも場の空気が読めてしまう、それは「感受性が高いから」と少し後ろ向きな表現になるかもしれません。そんな「感受性」とは、子どもたちにどのような働きをしているのでしょうか。

子ども 感受性

そもそも感受性とは?

わたしたちが皆持っている力で、外界からの情報をキャッチする力と、それに対して反応したり影響したりすることを指します。みんなが持っているけれども、その強弱は人によって違います。最近は「HSP/HSC=人一倍感受性が強い子ども(人)」が話題になることも多く、感受性って何?と思われる方も多いと思います。

感受性の有無はどこで見極める?

自分の子どもは感受性が豊かなのか気になるところですよね。見極めるポイントが3つあるのでご紹介します。

<1>五感や体感が敏感
光や音などに敏感であったり、身体に触れるものに敏感である。

<2>人の気持ち・場の雰囲気に敏感
必要以上に人の気持ちが読めてしまったり、場の空気を感じてしまう。

<3>何もしてなくても感動スイッチが入る
映画やテレビ・本などを読んで感動するのではなく、何もしていなくても感動スイッチが入ってしまう。

例えば、未就学児はお砂遊びや粘土遊びをしますよね。楽しくそれらをする子もいれば、手につく砂や粘土の触り心地が嫌で、遊ばない子どもいます。触感が敏感な子どもは感受性が強い傾向にあります。他にも、小学生で人気の係があり、挙手する人がたくさんいると、スッと自分は身を引き譲ってしまう子もいます。これも場の空気や人の気持ちを読んでのこと。

ひとつのエピソードで感受性が高いとは言いにくいと思いますが、これらのことがいくつか重なった場合は、感受性が豊か・高いと考えて良いと思います。

人より感性が優れているように思われがちですが、一方で困っている人もいるのです。例えば、上記であげた<2>のような場合。想像力が豊かで人の気持ちや、場の雰囲気を読み取る一方で、考え過ぎて疲れやすいという側面も。

<3>は日常の中に感動のツボを見つけやすく、人生が豊かに見えますが、一方で気持ちの上げ下げが激しくこちらも疲れやすい。良い方ばかりに感動できればいいのですが、負の出来事にも引っ張られやすい特徴があります。

感受性が豊かな子どもに親ができることとは?

感受性が豊かなことは、決してネガティブなことではありません。親としては、負の刺激を上手に避ける方法・疲れのケア法などを教えてあげることが大事だと思います。もちろん小さいうちは親が代わりにやってあげますが、いつかは自分の感受性の高さを理解しなくてはなりません。感受性と上手く付き合うことで、実りの多い豊かな生き方ができるようになるでしょう。

画像/(C)Shutterstock.com

取材・文/福島孝代

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らしく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
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Twitter: @hakoniwasalon

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