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2023.12.02

「棚から牡丹餅」正しく使えてる?類語と対義語もチェックしよう

 

鴨が葱を背負ってくる

「鴨が葱を背負ってくる」は「かもがねぎをしょってくる」と読み、都合の良い出来事が重なり、ますます状況が好転していくことを意味をすることわざです。鴨葱(かもねぎ)と略して表現することもあります。

良い状況のときに使う言葉ではあるものの、鴨には“だましやすい人”という意味もあるため、良い状況を呼び込んだ本人に向かって使用するのは避けるのが好ましいでしょう。

【例文】
・そんな【鴨が葱を背負って来る】ようなうまい話は、疑ってかかったほうがいいと思うよ

「棚から牡丹餅」の対義語2つ

「棚から牡丹餅」の主な対義語は、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と「蒔かぬ種は生えぬ」の2つです。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は、危険なことを避けていては大きな成功は得られないという意味のことわざです。

棚から牡丹餅

「蒔かぬ種は生えぬ」は、何もしなければ結果を得ることはできないという意味を持っています。どちらも「棚から牡丹餅」のように予想できない状況ではなく、自ら進んで努力したうえで結果を得ることを表現しています。ここでは、棚から牡丹餅の対義語を紹介します。

虎穴に入らずんば虎子を得ず

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の意味は、以下のとおりです。

【虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)】
危険を冒さなければ、大きな成功は得られないことのたとえ。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は、「成功するためには、さまざまな困難を乗り越える必要がある」「成功は簡単に手に入らない」などと表現したいときに使われる表現です。「虎の巣穴に入らなければ、虎の子を取ることはできない」という意味で、中国の武将たちが兵士を鼓舞するために使用していたといわれています。

【例文】
・さまざまな困難が待ち受けているが、【虎穴に入らずんば虎子を得ず】の精神で乗り越えていこうと決意した

蒔かぬ種は生えぬ

「蒔かぬ種は生えぬ」の意味は、以下のとおりです。

【蒔かぬ種は生えぬ(まかぬたねははえぬ)】
何もしないではよい結果は得られないことのたとえ。

「蒔かぬ種は生えぬ」は、種を蒔かなければ芽は出ず、何も収穫はないという意味です。「努力しなければ結果を得ることはない」または「原因がなければ結果もない」といった表現をしたいときに使用します。江戸時代の後期に流行った「いろはかるた」の中でも用いられており、時代を超えても通じる物事の本質を表す言葉です。

【例文】
・世の中で起きているさまざまな出来事は、【蒔かぬ種は生えぬ】ということわざで説明がつくであろう

「棚から牡丹餅」の使い方を理解しよう

「棚から牡丹餅」は、予想もしなかった幸運な出来事に巡り合うという意味を持つ言葉です。予想できない幸運なことが、大きな苦労もせずに起こった場合に使用できます。

棚から牡丹餅

ある程度予想のつく出来事には使用できないことに注意が必要です。また、「棚から牡丹餅」には類語や対義語があります。それぞれの意味を理解して、正しく使えるようになりましょう。

引用全て〈小学館 デジタル大辞泉〉より
イラスト・写真/(C)Shutterstock.com

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