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LIFESTYLE雑学

2021.11.28

「ちょうかん」ではありません!【長閑】ってなんて読む? 意味が大ヒント

「長閑」とは雰囲気が穏やかでのんびりして落ち着いているさま、天気が良くてうららかなさまなどの意味があります。春の季語としても使われています。難しい漢字は含まれていませんが、読み方は簡単ではありません。本記事では「長閑」の使い方や類義語をご紹介します。

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「長閑」の意味が大ヒント!意外な読み方に納得?

「長閑」の読み方がわかるでしょうか?「ちょうかん」ではありません。「長」と「閑」という漢字を普通の読み方をしても、おそらく正解にはたどりつけないでしょう。「長閑」の意味を考えることが大きなヒントになります。「閑」という字は「静か」という意味があります。

長閑

「長い静か」→「静けさが長い間続く」と連想してみてください。

正解は「のどか」です。「長閑」にはのどかであるという意味があり、そのまま読み方にもつながっています。

【長閑:のどか】
静かでのんびりとして落ち着いているさま。
空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。
ゆったりとくつろぐさま。急がないで気長に構えるさま。
気にかけないさま。のんき。

「長閑」とは穏やかで落ち着いているさま

「長閑」には穏やかでのんびりしていて落ち着いているさまという意味があります。細かいことを気にかけないさま、のんきなどの意味もあるので、人の性格や仕草などを表すときにもよく使われる言葉です。

また差し迫った用事がなくても、退屈でひまであるという意味もあります。源氏物語や蜻蛉日記などの日本の古典文学で「長閑」という言葉がよく登場するのは、現在よりもゆったりと時が流れていたからかもしません。

「長閑」は春の季語

「長閑」には青空が広がっていて、穏やかな天気、うららかなさまという意味があります。春の季語にもなっている言葉です。天候の描写で使われる場合は、天気が良くて晴れている状態で、気温は暑すぎず、寒すぎず、快適な状態であることが一般的です。

俳句で使われる場合は、のんびりとした春の日の落ち着いた様子を表す傾向があります。

「長閑」という言葉を使った関連語2つ

「長閑」という言葉を使った関連語は「長閑けし」と「長閑やか」の2つです。「長閑」を含めたこの3つの言葉には、意味の違いは特にありません。相違点としてあげられるのは「長閑」と「長閑やか」が形容動詞であるのに対して、「長閑けし」は形容詞であるということでしょう。

長閑

もっともよく使われるのが「長閑」です。長閑けしは「徒然草」や「古今集」、長閑やかは「蜻蛉日記」や「徒然草」など、日本の古典文学でも使われています。

1.長閑けし(のどけし)

「長閑けし」は雰囲気が落ち着いていて、のんびりしているさまという意味の言葉で、形容詞です。「閑けし」と表記されることもあります。「長閑けし」と「閑けし」は意味も読み方も同じです。

【長閑けし:のどけし】
落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。
天候が穏やかである。のどかで、うららかである。 春
たいくつなほど暇である。

「長閑けし」は通常の文章ではあまり見かけませんが、徒然草や古今集、源氏物語などの日本の古典文学で数多く登場する言葉です。文法上では形容詞・ク活用の終止形です。現代においては俳句や短歌などでよく使われています。

2.長閑やか(のどやか)

「長閑やか」の意味は「長閑けし」と同じで、雰囲気が落ち割いていてのんきでのんびりしているさま、天候がおだやかでうららかであることです。長閑けしが形容詞であるのに対して、長閑やかが形容動詞であるという違いがあります。

【長閑やか:のどやか】
落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。
天候が穏やかである。のどかで、うららかである。 春
たいくつなほど暇である。

「長閑」と「長閑やか」はともに形容動詞であり、意味も一緒です。前後の言葉とのつながりや言葉の響きによって、使い分けされています。

「長閑」の使い方2つとそれぞれの例文

「長閑」には大きく分けて2つの使い方があります。それぞれの例文と共に紹介します。

1.のんびりしている、のんきである

「長閑」をのんびりしている、のんきであるなどの意味で使うときには次のような使い方をします。

長閑

【例文】
・早期退職して【長閑】な生活を送るのが夢でしたが、現実はなかなかそうもいかないものであると思い知らされています。
・大自然に囲まれた環境の中で育ったせいか、私の従姉妹はとても【長閑】な性格の持ち主です。

2.時間がゆったりと流れていく様子

「長閑」を時間がゆったり流れていくさま、という意味で使うときの例は、以下になります。

【例文】
・つい先日まで雪が降っていたのに、今日はぽかぽかと太陽が照っていて、【長閑】な午後となりました。
・あまりにも【長閑】な日なので、すっかり眠くなってしまい、猫と一緒に昼寝をしてしまいました。

「長閑」の類義語3つ

「長閑」にはいくつかの類義語があります。列記すると、安らか、安穏、悠揚、静か、穏やか、閑やか、落ち着いた、静穏、閑か、平静、平穏など。つまりそれだけ「長閑」という言葉は一般的であり、誰もが望む様子であるということでしょう。

長閑

それらの語句の中から、特に「安らか」「安穏」「悠揚」という3つの類義語を詳しく見ていきましょう。

【類語1】安らか

「安らか」とは穏やかで平安で変わったことが起こっていない、なんの心配も不安もないという意味の語句です。この他にもわかりやすくて平易であるさまという意味があります。

【例文】
・これまで誰よりも一生懸命働いてきたのだから、【安らか】に眠って下さい。
・長年の宿敵が引退したので、やっと【安らか】な気持ちで毎日を過ごすことができる
・あんなにも大きな事故が起こったのだから、【安らか】な日々が戻ってくるとはとても思えません。

【類語2】安穏(あんのん)

「安穏」は心安らかで落ち着いていること、またはそのさまという意味の言葉です。一般的には「あんのん」と読みますが、「あんおん」という読み方もあります。

【例文】
・私の母は【安穏】とした生活をのぞんでいましたが、その願いはかなうことがありませんでした。
・世界中の人々が平和で【安穏】な日々を送れるように、我が社では環境問題に積極的に取り組み、社会貢献を行っていこうと考えています。

【類語3】悠揚(ようゆう)

「悠揚」とはゆったりと広がってはるか遠くにとどくこと、ゆったりとして落ち割いているさまという意味の言葉です。「ようゆう」と読みます。

【例文】
・どんなに経営が苦しいときでも、貴社の社長が常に【悠揚】とした態度をとり続けていることには感心いたします。
・友人の自慢の別荘は【悠揚】とした山々のすそ野に建っています。
・半島を自転車で回っていたら、木々の間で【悠揚】として草を食べている鹿に出くわしました。

「長閑」の読み方と意味を知って、正しい使い方をしよう

「長閑」の読み方は「のどか」で、静かで落ちついていて、のんびりしているさまという意味があります。この他にも、天候がおだやかで、うららかである、退屈になるほどしずかであるなどの意味があり、ニュアンスに富んだ言葉です。

長閑

さまざまな場面で使える言葉なので、読み方と意味を知って、正しい使い方をすると、語彙が豊かになるでしょう。

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イラスト・写真/(C)Shutterstock.com

(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

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