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2023.10.15

「ちょうかん」ではありません!【長閑】ってなんて読む? 意味が大ヒント

 

「長閑」とは雰囲気が穏やかでのんびりして落ち着いているさま、天気が良くてうららかなさまなどの意味があります。春の季語としても使われています。難しい漢字は含まれていませんが、読み方は簡単ではありません。本記事では「長閑」の使い方や類義語をご紹介します。

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「長閑」の意味が大ヒント!意外な読み方に納得?

「長閑」の読み方がわかるでしょうか?「ちょうかん」ではありません。「長」と「閑」という漢字を普通の読み方をしても、おそらく正解にはたどりつけないでしょう。「長閑」の意味を考えることが大きなヒントになります。「閑」という字は「静か」という意味があります。

「長い静か」→「静けさが長い間続く」と連想してみてください。

正解は「のどか」です。「長閑」にはのどかであるという意味があり、そのまま読み方にもつながっています。

【長閑:のどか】
静かでのんびりとして落ち着いているさま。
空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。
ゆったりとくつろぐさま。急がないで気長に構えるさま。
気にかけないさま。のんき。

長閑

「長閑」とは穏やかで落ち着いているさま

「長閑」には穏やかでのんびりしていて落ち着いているさまという意味があります。細かいことを気にかけないさま、のんきなどの意味もあるので、人の性格や仕草などを表すときにもよく使われる言葉です。

また差し迫った用事がなくても、退屈でひまであるという意味もあります。源氏物語や蜻蛉日記などの日本の古典文学で「長閑」という言葉がよく登場するのは、現在よりもゆったりと時が流れていたからかもしません。

「長閑」は春の季語

「長閑」には青空が広がっていて、穏やかな天気、うららかなさまという意味があります。春の季語にもなっている言葉です。天候の描写で使われる場合は、天気が良くて晴れている状態で、気温は暑すぎず、寒すぎず、快適な状態であることが一般的です。

俳句で使われる場合は、のんびりとした春の日の落ち着いた様子を表す傾向があります。

「長閑」という言葉を使った関連語2つ

「長閑」という言葉を使った関連語は「長閑けし」と「長閑やか」の2つです。「長閑」を含めたこの3つの言葉には、意味の違いは特にありません。相違点としてあげられるのは「長閑」と「長閑やか」が形容動詞であるのに対して、「長閑けし」は形容詞であるということでしょう。

もっともよく使われるのが「長閑」です。長閑けしは「徒然草」や「古今集」、長閑やかは「蜻蛉日記」や「徒然草」など、日本の古典文学でも使われています。

「長閑」という言葉を使った関連語
  1. 長閑けし(のどけし)
  2. 長閑やか(のどやか)

長閑

長閑けし(のどけし)

「長閑けし」は雰囲気が落ち着いていて、のんびりしているさまという意味の言葉で、形容詞です。「閑けし」と表記されることもあります。「長閑けし」と「閑けし」は意味も読み方も同じです。

【長閑けし:のどけし】
落ち着いてのんびりしている。のんきでゆったりしている。
天候が穏やかである。のどかで、うららかである。 春
たいくつなほど暇である。

「長閑けし」は通常の文章ではあまり見かけませんが、徒然草や古今集、源氏物語などの日本の古典文学で数多く登場する言葉です。文法上では形容詞・ク活用の終止形です。現代においては俳句や短歌などでよく使われています。

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