子どもの写真をたくさん送る
里帰り出産中、自宅に残ったパートナーは毎日赤ちゃんに会うことができません。会えない代わりに、ママが写真や動画を撮って成長を記録しましょう。そして、相手にたくさん送ってあげることが大切です。
赤ちゃんが生まれても実際に自分の目で確認することができなければ、親になった自覚を持つのはむずかしいでしょう。赤ちゃんの写真を頻繁に見ることで日々の成長に喜びを感じ、自分が親になったことをより強く自覚できます。
里帰り出産中、パートナーは1人で生活しているため、人知れず寂しい思いをしているかもしれません。パートナーに孤独を感じさせないためにも、家族の顔を毎日見せてあげましょう。
なるべく会いに来てもらう
パートナーの仕事が休みの日はなるべく家族で過ごせるよう、できる限り会いに来てもらうのがおすすめです。実際に顔を合わせて話をすることで、夫婦のコミュニケーションもより円滑に取ることができます。
出産や育児は、不安なことだらけ。それは産んだ本人だけでなく、相手も同じです。不安な気持ちや心配事は会ったときに夫婦で共有し、一緒に解決していきましょう。
そして大切なのは、素直に気持ちを伝えることです。出産や育児に対する不安・里帰り出産中に会えないことへの寂しさなど、正直に伝えるとお互いに安心できます。
【体験談】里帰り出産を選んだ理由は?
出産経験のある女性に、里帰り出産を選んだ理由や、パートナーが実家に来る頻度と夫婦のコミュニケーションについてアンケート調査してみました。体験談をご紹介します。
・産後の家事が大変なため。実家は近いので、週に1度は夫が会いに来てくれた(40代・北海道・子ども3人)
・夫が夜勤のある仕事をしていたので、緊急事態に備えて里帰りを選択しました。何故か里帰りに夫も一緒についてきました。生まれてすぐのお世話の大変さを体験したので、その後の育児にもとても積極的で助かりました。(40代・千葉県・子ども1人)
・自分の祖父母が常に家にいたので、出産後に手伝ってもらいたかったから。夫とはたまにメールや電話をする程度。それくらいがちょうどいい(40代・新潟県・子ども3人)
・実家が遠かったため里帰り出産をしましたが、夫とはまめにメールや電話をしてお互いの状況を報告しあっていた(40代・三重県・子ども2人)
・1人目は産後母に通ってもらい、2人目は里帰り出産で、出産前後1か月実家に帰りました。里帰りした理由は上の子を蔑ろにしたくなかったからです。里帰り中は母には上の子を可愛がって貰いました。夫には毎週末実家に来てもらっていました。 (30代・千葉県・子ども2人)
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名。
里帰り出産について事前に知っておきたいこと
里帰り出産をするにあたって、事前に知っておきたい知識をまとめました。実家で過ごすと言えども、感謝の気持ちはしっかりと伝えたいものです。持ち物もあわせて確認しておきましょう。
両親へのお礼
里帰り出産をするということは、家事や育児、生活費などの面で両親に負担をかけるということでもあります。孫の出産を心待ちにしている気持ちに頼り切るのではなく、「お世話になる」「力を借りる」という意識を忘れてはなりません。そのため、両親へのお礼も忘れずに準備しておきましょう。
一般的に、お礼は現金で渡すケースがほとんどです。1か月当たり2~3万円を目安に準備するとよいでしょう。両親の好みや生活スタイルに合わせて、商品券や旅行券などを贈る場合もあります。渡すタイミングは、初日でも最終日でもどちらでも問題ありません。
我が子・孫への思いから、お礼の受け取りを断られるケースもあります。あまりにしつこく渡そうとすると、不快な思いをさせてしまうこともあるため注意が必要です。万が一受け取りを断られた場合も、感謝の気持ちは忘れずに伝えましょう。
里帰りの期間
里帰り出産の平均的な期間は、産後1か月程度です。赤ちゃんの1か月健診を目安に自宅に帰る時期を決める家庭が多いといえます。約1か月あると、徐々に新生児の扱いにも慣れてくるでしょう。自身のペースに合わせて判断するのがおすすめです。
中には、「両親と上手くいかず産後2週間程度で自宅に戻った」「体がなかなか回復せず産後~2か月はお世話になった」という人もいます。それぞれに事情があるため、両親や夫とよく話し合った上で里帰り期間を決めるとよいでしょう。
里帰り出産で必要になるもの
安定期に入ったら、里帰り出産に必要なものを少しずつそろえていきましょう。
実家でママが使うもの
産前と産後では必要なものが異なります。自身の生活スタイルに合わせて必要なものをピックアップしましょう。
・衣類、下着(退院時や産後に着るもの)
・洗面用具
・メイク用品
・マタニティ用の衣類
・産後に使用する骨盤ベルトや補正下着
・デジタルカメラやビデオカメラ
衣類などは数に余裕を持って用意しておくと安心です。
赤ちゃんが使うもの
布団やベビーバスなどは、実家で用意してもらえるケースが多いようです。何を準備してもらえるのか、事前に連絡を取り合った上で判断しましょう。
・おむつ
・おしり拭き
・哺乳瓶
・ミルク
・スキンケア用品(沐浴用ソープ、綿棒、ベビーローションなど)
・衣類
・ガーゼタオル
母乳育児の場合も、体調によってはミルクが必要な場合があります。また、衣類は短肌着・長肌着・コンビ肌着をそれぞれ用意すると安心です。
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入院時に必要なもの
書類や印鑑などは忘れてしまうと自宅まで取りに行くのが大変なため、出掛ける前には最終チェックを忘れないようにしましょう。
・母子手帳
・紹介状(経過報告書)
・診察券
・健康保険証
・印鑑
・その他必要書類
出産前は何かと慌ただしくなりがちです。時間に余裕を持って準備することをおすすめします。不安は1人で抱え込まず、パートナーや両親にも頼り、力を合わせて新しい家族を迎えましょう。
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