コンビ肌着とは
コンビ肌着とは、赤ちゃん用の肌着の一つです。コンビ肌着や着せる期間について理解し、適切に着せてあげましょう。
股下にスナップがある肌着
コンビ肌着は0~6カ月くらいの赤ちゃんが着る、股下にスナップボタンがあるタイプの肌着です。
上下がつながっており、丈が長いのが特徴。コンビ肌着は、着物のように前を合わせて紐で結んで着せるタイプが一般的です。股下のスナップボタンを留めることで裾が二つに分かれ、足を出すことができる構造になっています。
赤ちゃんの足はM字型に開きバタバタとよく動くため、コンビ肌着ならはだけにくく、フィットしやすいのでぴったりです。
また、コンビ肌着には汗を吸ったり冷えを防止したりといった役割も。室内で過ごすときはコンビ肌着1枚で部屋着になり、お出かけのときはロンパースやカバーオールを重ねて着るとよいでしょう。
着せる期間の目安
コンビ肌着を着せる期間の目安は、赤ちゃんがバタバタと動くようになったころから、お座りができるようになる生後5カ月くらいまでです。
生後によく使用される長肌着は、赤ちゃんが足をバタバタと動かせるようになると、裾がはだけやすくなってしまいます。だいたい生後1〜3カ月くらいから長肌着では裾がはだけてしまうようになるでしょう。コンビ肌着のサイズも、3カ月頃から着られるように50~70cmサイズで作られているものが多く展開されています。
一方で、生後5カ月頃になってお座りができるようになると、コンビ肌着の着替えが大変になってしまうもの。お座りができるようになったら、上下分かれたボディ肌着などの方が着せやすくなります。
ただし、明確な対象月齢の決まりはなく、赤ちゃんの成長にも個人差があります。ママが着替えさせやすく、赤ちゃんが快適に過ごせる肌着を選んであげるのがよいでしょう。
短肌着・長肌着との違い
赤ちゃん用の肌着は、コンビ肌着の他にも「短肌着」「長肌着」などがあります。コンビ肌着との違いを知り、正しく使い分けしましょう。
腰丈あたりまでの「短肌着」
短肌着は、袖が短く、丈は腰あたりまでの短い肌着です。汗をかきやすい赤ちゃんの汗を吸ったり、体温調節をサポートする目的があります。
前を紐で結んで、着物のように着せてあげます。赤ちゃんが寝たままでも着替えられるようになっており、生まれたての新生児期から使用します。ただし、寝返りなどをよく打つようになるとはだけやすくなるため、生後3〜5カ月ほどで使わなくなることがほとんどです。
夏の暑い時季には1枚で部屋着になり、寒い時季には短肌着の上に重ね着をさせて使い分けられます。季節を問わず通年活用できるため、洗い替えを含めて5〜7枚ほど用意しておくとよいでしょう。