一か八か
「結果はどうなるかわからないが、運を天に任せてやってみる」という意味。「当たって砕けろ」よりも一段賭け要素の強い表現になります。
猪突猛進
「決めた目標を向こう見ずに突き進む」という意味の四字熟語。猪のように勢いよく真っすぐに前へ進む様は、「迷うことなく」という意味も含まれており、「当たって砕けろ」より強い意志を感じる言葉です。
「当たって砕けろ」の対義語は?
対義語としては、行動を否定するものではなく、落ち着いてゆっくり考えようと促す言葉となります。一緒に見ていきましょう。
石橋を叩いて渡る
よく使う言葉です。「慎重に何度も検討を重ね、失敗しないように行動しよう」という意味になります。
冷静沈着
行き当たりばったりではなく、じっくり考えて落ち着いている様を表します。「当たって砕けろ」は勢いや気持ちを昂らせるように仕向けますが、「冷静沈着」はまさにその逆です。「当たって砕けろ」の中にも「冷静沈着」な思考や態度があればいいですね。対義語といえども相容れる言葉です。
「当たって砕けろ」の英語表現は?
take your chance
悩んで考える前に、まずはチャンスをつかもう。
go for broke
元々はハワイのギャンブル用のスラングで、「わずかな可能性に掛けてあり金をすべてつぎ込む」という意味です。第二次世界大戦中に、多くの日系アメリカ人からなる部隊「第442連隊戦闘団」がこの「go for broke」を合言葉に戦ったという話は有名です。
最後に
「当たって」は自分の行動だけど、「砕けろ」は相手次第。相手がどう出るかは「当たって」みないとわからない。だからこそ「当たって」いこう、つまり「行動して」いこうという考え方です。「砕けるかどうかは」相手次第。
自分で予測できないことに囚われていては一歩も前に進めません。ただ安易な「当たって砕けろ」ではなく、砕けたあとのこともきちんと視野に入れて、自己責任で対応できるようにしましょう。
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