楽して痩せるお風呂ダイエット「高温反復入浴法」とは!?
自ら実践し、25キロの減量に成功したという医師・工藤孝文先生が解説してくれるのは、毎日の習慣であるお風呂で代謝を上げる入浴法。「夏は、冷たいものの摂り過ぎや冷房のせいで、代謝が落ちてしまう季節です。そこでおすすめなのが、やや熱め(40℃~42℃)のお湯に入ったり出たりを繰り返す『高温反復浴』。体を芯から温めて代謝を上げてくれるうえ、通常の入浴方法の倍以上カロリーが消費できるので、ダイエットにもおすすめです」(工藤孝文先生 以下同)
「高温反復浴」のやり方
「まず最初に、温かいシャワーを足元から順にかけて体をお湯に慣れさせます。その後、湯船(40℃~42℃)で3分温まり、湯船から出て5分休憩する。これを1サイクルとして、3サイクル繰り返します。たくさん汗をかいてカロリーが消費できるうえに、血行が促進され、代謝のよい体づくりにつながります。休憩時に髪やカラダを洗うようにすると、時間の無駄もなくスムーズですよ」
熱めのお湯に繰り返し浸かることで血管の収縮を促し、血液やリンパがスムーズに流れる痩せやすい体になっていくのです。ただし、入浴中がたくさん汗をかくので、水分補給ために500mlのペットボトルなど(常温の水)を持って入るようにしましょう。
ポイントは「血流の改善」。習慣的に行うことで痩せ体質に
高温反復入浴法のいちばん大きな利点は血流の改善。そのため、1回行っただけではダイエット効果は得られません。この入浴法を習慣にすることで、痩せやすい体質へと変えていきましょう。
内科医/糖尿病内科医・東洋医学医
工藤孝文
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、自身のクリニック みやま市工藤内科で診療を行いつつ、全国で血糖値と肥満の関連についてなど生活習慣病の講演会などを行っている。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。