最近、買ってよかったと思うものはなんですか？
愛月：うーん、「Apple Watch」は買ってよかったと思っていて…。あ、カチューシャ！ 髪がのびてきて、コテを使わないと処理しきれなくなってきたんです。直毛なので巻かないと見せられない感じで、でもちょっと家を出るだけなのにヘアセットをするのも面倒じゃないですか。そんな時カチューシャをするだけで髪がまとまってさまになるし、顔にかかるサイドの髪もすっきりして、これは優れものだ！と思って。黒とベージュを買いました。
カチューシャ姿をインスタで紹介してくださるのを心待ちにしています。
愛月：えー。ファンの方に「少女みたいなことしてる」って思われないか心配で、ちゃんと載せられていないんです（笑）。大丈夫かな…？
みなさん楽しみにしていると思います。今日は愛月さんのセンスが光るふたつのコーディネートを見せていただきましたので、それぞれポイントなどを教えてください。
愛月：パンツスタイルは、上下ダブルスタンダードクロージングのもの。トロッとしたサテン素材のパンツに、カチッとしたノースリーブシャツを合わせました。
二の腕を出すのはまだ抵抗があるので、自分的にはかなりの冒険です。バングルは現役時代に使っていたジバンシイのメンズものです。アクセをつけることは少ないのですが、今日は肌が出ている部分が多いのになにもないのは寂しいと思って探してきました。ネックレスとピアス、ヴァレンティノのサンダルもゴールドをアクセントにして統一させました。
アクセ使いがとても素敵で、できる女風というかクールビューティな感じです。
愛月：できる女！ 先日観劇に行った時にこっちゃん（星組トップスターの礼 真琴（れい・まこと）さん）に「客席にいた愛さんができる女風でした」と言われて、今同じことを言われたのでうれしいです（笑）。
なんと！ こちらこそうれしいです（笑）。ワンピーススタイルの方も教えてください。
愛月：こちらもダブルスタンダードクロージング。ウエストについた紐を今日は前で結んでふんわりさせましたが、後ろで結んだり、一周させて前で結んだりと3wayで着られるアイテムです。元男役的には、ワンピースでもタイトなものを選ぶことが多かったので、この広がったシルエットは新鮮。
スニーカーはクロエ。サステナブル素材を使いメッシュ仕様のため、厚底なのにとても軽くて気に入っています。5月に出演した珠城（りょう、たまき・りょう さん）のコンサートで白いスニーカーを用意しなければならなくて、せっかくなら欲しいものを買おうと思ってこちらを購入しました。本当に歩きやすくておすすめです。
白い石のピアスはネットで買ったプチプラですが、高見えして愛用中。普段にも海に行く時にも、気兼ねなく使えるのがいい。留め具がキャッチじゃなくてカチッと噛ませるタイプだから、マスクに引っ掛かっていつの間にか落としちゃった…みたいな心配もないんです。
今回は同じブランドでまったくイメージの違う2体をお見せしたくて、考えてみました。
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2パターンのお衣装、それも細かな小物に至るまでまったく違う印象のコーディネートを用意してくださり、ヘアやネイルなどもキレイに整えて取材に臨んでくださった愛月さん。真剣に向き合ってくださるその姿勢に、取材する側として本当に感激しました。そしてユニークなエピソードが満載で、聞く人を飽きさせない話術に顔がほころびっぱなしでした。
次回はセルフメイクの解説と愛用のコスメを紹介していただきます。お楽しみに！
撮影／名和真紀子 構成・文／淡路裕子
インタビューvol.1
▶︎【宝塚歌劇団OGリレー連載／愛月ひかるさんvol.1】星南のぞみさんからの師弟バトン！
シアター・ドラマシティ30周年記念コンサート
『Dramatic City “夢”』
【作品紹介】
シアター・ドラマシティは、1992年大阪・梅田茶屋町に最先端技術を駆使した劇場として誕生。同年12月には初の宝塚歌劇公演となる「TAKARAZUKA夢」を上演し、以来大阪の文化発信地として、宝塚歌劇をはじめとした様々なエンタテインメントを世に送り出してきました。開場30周年を記念し、同劇場に所縁の深い宝塚歌劇OGをお迎えして、懐かしの楽曲から定番のナンバーまでバラエティ豊かに盛り込んだスペシャルなコンサートを開催いたします。
【キャスト】
麻路さき 稔 幸 和央ようか 風花 舞 大鳥れい 北翔海莉 愛月ひかる
羽純るい 夢妃杏瑠 星吹彩翔 彩月つくし
【公演日程】
＜東京建物 Brillia HALL（豊島区立芸術文化劇場）公演＞
9月9日（金） 14:00開演／18:00開演★
9月10日（土） 14:00開演
＜梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演＞
9月16日（金） 14:00開演／18:00開演★
9月17日（土） 13:00開演／貸切公演
9月18日（日） 13:00開演
★＝SPECIAL AFTER TALK SHOW！
登壇者：麻路さき、稔 幸、和央ようか、風花 舞、大鳥れい、北翔海莉、愛月ひかる
(司会)羽純るい
【チケット】
＜東京建物 Brillia HALL（豊島区立芸術文化劇場）公演＞
一般発売日： 2022年7月30日(土)
座席料金：S席 11,500円／A席 7,000円
お問い合わせ：梅田芸術劇場 TEL.0570-077-039(10:00～18:00)
＜梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演＞
一般発売日：2022年7月30日(土)
座席料金：全席 11,500円
お問い合わせ：梅田芸術劇場 TEL.06-6377-3888(10:00～18:00)
▶︎公式サイト
愛月ひかる
あいづき・ひかる／8月23日生まれ、千葉県出身。2007年に93期生として宝塚歌劇団に入団し、星組大劇場公演『さくら／シークレット・ハンター』で初舞台を踏んだのち、宙組に配属される。2010年『誰がために鐘は鳴る』から、『美しき生涯』『華やかなりし日々』『モンテ・クリスト伯』と4度にわたって新人公演主演を務める。2014年『SANCTUARY』でバウホール公演初主演、2018年『不滅の棘』で東上公演初主演、2019年に専科へ異動し『宝塚巴里祭2019』で主演。星組全国ツアー公演『アルジェの男／ESTRELLAS〜星たち〜』に出演したのち、星組へ異動となる。星組男役スターとして大きな存在感を放ちつつ舞台を支え、2021年『柳生忍法帖／モアー・ダンディズム！』にて宝塚歌劇団を退団。8月に『愛月ひかるTALK＆LIVE』の開催、9月にシアター・ドラマシティ30周年記念コンサート『Dramatic City “夢”』、10〜11月にはミュージカル『ファンタスティックス』への出演をひかえている。宝塚受験スクール「Classy Lessons クラレス」のプロデューサーも務める。
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