サブスクリプションって何?
英語の「サブスクリプション(subscription)」には、雑誌などの「定期購読」「予約購読」「会費」という意味があります。リーマンショック以降、アメリカで消費者の節約志向が高まりました。「サブスクリプション」は、追加料金なしで最新のサービスが自由に利用できるため、ソフトウェアや動画・音楽配信の分野で普及しました。
近年では、Web技術の高まりに応じて様々な「サブスクリプション」サービスが出現。さらに、洋服や家具、家電などの物理的な製品そのものの「サブスクリプション」など、どんどん裾野が広がっています。
■サブスクリプションとレンタルサービスとの違い
「サブスクリプション」は、レンタルサービスと似ていますが別物です。まずレンタルサービスは特定の商品を一定期間借りるというものです。具体的な例を挙げると、レンタルショップで映画のDVDをレンタルする場合は、特定の作品を借りることになります。
対して「サブスクリプション」は、特定の作品ではなく、映画そのもののサービスを利用できるようになります。もちろんすべての映画が対象になるわけではありませんが、「サブスクリプション」のサービス対象となる作品はどれでも利用できます。
■サブスクリプションと定額制・月額制サービスとの違い
定額制・月額制とは、毎月定額を支払い一定期間利用できるという点では同じなのですが、そのサービスの特性に大きな違いがあります。定額制・月額制のサービスはどちらかというと提供側の価値重視ですが、「サブスクリプション」は顧客の価値やニーズに沿ってサービス対象内容や価格も見直していきます。
サブスクリプションのメリットとデメリット
「サブスクリプション」には、どのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
■サブスクリプションのメリット
「サブスクリプション」は、買い取りと違い、初期費用を安く抑えることが出来ます。また、毎月の利用料も安価なので、何かを新しく利用しようと思ったときにハードルが下がります。
また、価値を感じなければすぐにサービス利用を停止することも可能。気軽に試し利用ができる点は大いに価値があります。また、実際に製品を購入するわけではないので、手元に余計な物が増えて、ゴミになる恐れもありません。