今さら聞けない！【パワーワード】ってどんな意味？言葉の意味から具体例まで解説

パワーワードを使った例文

パワーワードという言葉そのものは、以下のような使われ方をします。

パワーワードは、日常生活やSNS上で印象的な言葉に出合った際に使われる言葉です。広告の分野では、消費者の興味を引き付ける言葉としても使われます。

パワーワードの具体例

では、どのような言葉が実際にパワーワードとして認識されているのでしょうか。パワーワードの具体例を知って、さらにボキャブラリーを増やしていきましょう。

筋肉は裏切らない

「筋肉は裏切らない」は、もともとボディビル界隈で使われていた言葉です。NHKで放送された「みんなで筋肉体操」という番組の中で、決め台詞として使用され話題となり、パワーワードとして一般の人々にも広がりました。影響力はすさまじく、2018年には「新語・流行語大賞」にノミネートされたほどです。

筋肉は手間をかけた分だけ結果を返してくれることから、「期待に応えてくれる＝裏切らない」と表現されています。また努力の結果として得られた筋肉は、本人の健康をサポートてくれるでしょう。そのような意味からも「筋肉は裏切らない」と評されるのです。

300回キスしても落ちない

「300回キスしても落ちない」は、フランス生まれのスキンケアブランド・クラランスが発表したリップのキャッチコピーです。リップの落ちにくさをロマンチックな言葉を使って表現しています。

実際に300回キスしても落ちないのかはさておき、ただ「落ちない」「取れない」と表現するよりも、機能性の高さを具体的にイメージできるのがポイントです。

「飲食しても落ちない」「塗り直しの頻度が劇的に下がる」と現実的なワードを使って表現するよりも、「キス」というロマンチックな雰囲気のワードを使って機能性を言い表すことによって、製品のイメージがグッとよくなっていることが分かります。

草通り越して森

大笑いを表現するのが「草通り越して森」というパワーワードです。ここでいう「草」とは、「笑い」を意味するネット用語です。

笑いを表す記号「w」が連なる字面が生い茂る芝生や草原のように見えることから、笑うことを「草が生える」や単純に「草」と表現。大量に草が生えた状態を「森」に例え、腹を抱えるほど大笑いした状況を表現したのが「草通り越して森」です。

「草通り越して森」は、ついつい口に出したくなるような語呂のよいパワーワード。ただ「草通り越して森」はどこかオタクっぽい印象を与えてしまいがちな言葉とも。ユニークな言葉ですが、SNS以外の日常生活で使うときは、TPOや話す相手を考慮することが大切です。