「琉」と「瑠」の違いとは?
「琉」と同じように読み方をする「瑠」という字があります。「瑠」もまた宝石である「ラピスラズリ」を意味する字。「琉璃」は「瑠璃」とも表記され、「琉」と「瑠」は同じ意味です。異なるポイントを見つけるとすると、人名用漢字に追加された年が違うという点が挙げられます。
「琉」が人名用漢字に追加されたのは1997年。それに対して「瑠」は1976年(昭和51年)に追加されました。また、「瑠」は常用漢字ですが、「琉」は常用漢字ではありません。
画数をみていくと、「琉」は11画、「瑠」は14画。子どもの名前にどちらを使うのか迷ったときは、画数などで決めるのも一つの方法です。
「瑠」を使った名前の例は、「瑠花(るか)」、「瑠莉花(るりか)」、「笑瑠(えみる)」などのように、「瑠」は比較的に女の子の名前に使われることが多いようです。
「琉」のつく名前の例を男女別にチェック
「琉」を使った名前にはどんなものがあるのでしょうか。男女別に名前の例をみていきましょう。その中には男女ともに使える名前もあるため、参考にしてください。
男の子に多い名前
・琉生(りゅうせい)
・琉星(りゅうせい)
・琉空(りく)
・翔琉(かける)
・輝琉(ひかる)
・琉偉(るい)
・遥琉(はる)
女の子に多い名前
・琉璃(るり)
・琉奈(るな)
・琉衣(るい)
・琉姫(るき)
・波琉陽(はるひ)
・乃絵琉(のえる)
・玖琉実(くるみ)
「琉」には悪い意味が含まれる?
「琉」は「流れる」という字に似ているため、「ネガティブな意味合いがあるのでは?」と名前に使うことを敬遠する方もいるようです。しかし「琉」には、悪い意味は含まれません。ポジティブな意味合いで使える漢字です。
最後に
名前は初めて親が子に贈る大切なプレゼントです。字の意味を理解して、素敵な名前を付けたいところ。沖縄の海や空のように大きくきれいな心を持ってほしいという願いを込めたいとき、宝石のように輝いてほしいという願いを込めたいとき、「琉」という字を使ってみてはいかがでしょうか。
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