■(皮肉な意味で)面白い
皮肉や嫌味で「面白い」と表現することがあります。ストレートに「それは馬鹿じゃないの?」というと角が立ちますが、「面白いよね」と肯定感のあるような相づちを打つと角が立ちにくいというライフハック的なニュアンスで使う方が多いようです。
皮肉・嫌味の意味を込めた「面白い」も「草」で表現できます。
・わー今日もすごいって棒読みで褒めているのに、本気で「ありがとう」って言われた。草
・そんな風に感じるんだ。私にはまったく理解できないので草
皮肉なニュアンスの面白さも「草生える」で伝えることが可能です。
・彼女が急に知的キャラになっていて草生えた。彼が知性派が好きだっていってたからだろうけど、あからさますぎでしょ?
・あそこまで突き抜けていると草生えるよね。私には理解できないけど
■(呆れて)笑えもしない
呆れて笑えもしないときに「草」や「草も生えない」と表現することがあります。この場合は褒めるニュアンスはゼロで、ほぼネガティブな感情で使っているので、「草」や「草も生えない」と表現した人の真意を理解しておくほうが良さそうです。
・いつも狙いすましたようにダジャレを言うけど、本当に草も生えない
・いや、もう草も生えないでしょ。そういう価値観の人と一緒にいるのも嫌だから
また、真剣なために笑えないときも、「草」や「草も生えない」と表現することがあります。
・発言が正しすぎて草
・正論すぎて草も生えない
皮肉な意味もあるので注意して使おう
ネットスラングから誕生した「草」は、インターネットの世界を飛び出して、日常生活でも使われるようになってきました。「草生える」や「草も生えない」といった応用形もあります。
とはいえ、まだ正しい日本語として定着したわけではありません。また、皮肉な意味もあるので不快に感じる方もいます。そのため、目上の人には使わないほうが良いでしょう。
▼あわせて読みたい