若い人が使う「それな」とは?
若い人が「それな」と言うときは、どのような意味で使っているのでしょうか?まずは「それな」の意味と、語尾を伸ばして「それなー」と使うときの違い、由来について把握しておきましょう。
共感・同意を表す言葉
若い人同士の会話でよく使われる「それな」とは、「そうだよね」「自分もそう思う」など、相手の発言に対して共感・同意を表す言葉です。
日常会話やSNSなど多くの場面で使われており、「それな」を表す顔文字・スタンプも登場するほど浸透しています。強い同意から肯定の意味を持つ相づちまで、さまざまな場面で「それな」を気軽に使います。
しかし、「それな」の持つ意味は、肯定だけではありません。興味のない話を振られたときや、自分に耳の痛い話をされたときなど、話を早く終わらせたいときにも「それな」は使われるよう。
「それな」がどの意味合いで使われているかは、会話の流れや内容・声のトーンなども考えて判断しましょう。
「それなー」と伸ばすときも
「それな」の応用として、「それなー」と伸ばして使われる場面もあります。その場合も「それな」と同じく、共感・同意・時には受け流すニュアンスを表しています。
強く共感したときは「それな!」と短く言うケースが多く、逆に「それなー」と語尾を伸ばすときはのんびりした雰囲気です。「そうだよね!」と「そうだよねー」という言い方の違いに置き換えると、イメージしやすいでしょう。
元ネタには諸説あり
「それな」の発祥については、巨大匿名掲示板がもとになっているネットスラングだという説から、同意を表す「ほんまそれ」という関西弁が由来であるという説まで、諸説あります。
広まり始めた媒体がTwitter・LINEなどのSNSなので、はっきりとした元ネタはわかっていません。SNSで面白い投稿や共感できる書き込みなどに対し、「それな」という反応が流行し、日常会話でも使われるようになりました。
「それな」の使い方をチェック
共感・同意を表す「それな」や「それなー」は、若い人の間でどのように使われているのでしょうか?会話の内容や言い方で細かいニュアンスが変わるので、例文を見て理解しておきましょう。
使うシーンと例文
「それな」がどのように使われるのか、会話例を参考に把握しましょう。
【例文】
・「昨日の番組見た?推しの顔面がよすぎるんだが」「それな!」
・「小テストとか本当だるい」「それなー」
・「苦手科目はきちんと対策して、勉強した方がいいよ」「それな」
一つ目のケースは、相手の発言に対して強く同意しています。会話が続き、盛り上がるパターンです。二つ目の場合、相手の意見に共感しています。
三つ目のケースは、話題について早く終わらせたい、面倒だと感じているパターンです。会話が続かず、「それな」と言われた側が不快に感じる可能性もあるでしょう。
言い換えるなら「そう」「それ」
「それな」を言い換える場合、共感・同意を表す「そう」「それ」が最適です。
【例文】
・「寒すぎて布団から出るのつらくない?」「本当にそう」
・「新発売のパン、すごくおいしいね」「それ」
また、「それな」と同じ若者言葉に置き換えるなら、「ほんそれ」や「わかりみ」がふさわしいでしょう。「ほんそれ」は「本当にそれ」の省略形で、強い共感・同意です。「わかりみ」は、とてもよくわかるという意味の「わかりみが深い」を省略した言葉です。
【例文】
・「あんな言い方されたらショックだよね」「ほんそれ」
・「テスト終わったら、パーッと遊びに行きたい」「わかりみ」
「それな」を使うときに注意したいこと
フランクな相づちとして便利な「それな」も、相手によっては失礼に当たったり、不快な気持ちにさせたりする可能性があります。もし子どもが「それな」を多用しすぎていると感じたら、TPOを意識し、使う場面に注意するよう促しましょう。
親しい間柄の会話にとどめる
「それな」は、SNSで広まったネットスラングです。非常にカジュアルな言葉なので、友人や家族など気心の知れたプライベートな関係でのみ使うにとどめましょう。
大人の場合、ビジネスシーンで「それな」を使うことは失礼に当たります。うっかり上司や取引先などに言ってしまわないように、注意が必要です。
子どもには、目上の人に使わないように説明しておきましょう。若者言葉をあまり耳にしない人や好まない人は、「それな」と言われても、意味がわからなかったり適当に返事をされていると感じたりします。
相手に不愉快な思いをさせないためにも、TPOを意識して使うべきということを子どもに教えておきましょう。
使うタイミングに気を配る
親しい間柄でも、「それな」を使うタイミングには注意が必要です。「それな」は強く同意するときにも、話を早く終わらせたいときにも使います。
「それな」は複数の意味合いで便利に使えますが、場面とタイミングによっては、気心の知れた相手でも不愉快にさせてしまう言葉です。真剣に答えるべき場面で使うと、相手に「適当にあしらわれている」「話を聞いてもらえていない」という印象を与えかねません。
「それな」は会話を盛り上げたり、先を促したりするタイミングで使うのがコツです。相手の話をきちんと聞き、質問をしたり自分の話も織り交ぜたりするとよいでしょう。
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