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2021.06.09

「共感」する力を身につけるには? 「共感力」が強い人の特徴や身につけ方をご紹介

 

人との関わりで大切になってくる「共感」ですが、どうしたら「共感」する力を身につけられるのでしょうか? 今回はそんな“共感力”が強い人の特徴や身につけ方をご紹介していきます。

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【目次】
意味
類語と英語表現
「共感力」が高い⼈の特徴とは?
「共感力」がない⼈の特徴とは?
「共感力」を養う⽅法とは?
「共感力」が高すぎると
最後に

意味

「共感」は、他人の意見や感情などに、そのとおりだと感じることです。他人と喜怒哀楽を共にすることと言ったほうが、理解しやすいかもしれませんね。他人が喜んでいる様子を見て喜んだり、悲しんでいる姿を見て悲しんだりすることは、何ら特別なことではなく、日常的に見られます。

共感

■「共感」に関連する語彙

「共感」が含まれる言葉として、「共感性」「共感性羞恥心」というものがあります。それぞれ、どのような意味を持つのか、見ていきましょう。

「共感性」は、文字通り、共感する性質のことです。相手と同じ気持ちになることや、相手の立場になって考えることができることを指します。

「共感性」には感情が優位に立つ「情動的共感性」と、論理的思考に基づいた「認知的共感性」があると考えられています。

「情動的共感性」は、他人の喜怒哀楽の感情を、自分の感情として共にすることです。一方、「認知的共感性」は、「情動的共感性」のように相手の感情を共にするのではなく、「相手は喜んでいるんだな」と理解することを指します。

「共感性羞恥心」は「きょうかんせいしゅうちしん」と読み、初めて耳にする方もいるかもしれませんね。

「共感性羞恥心」は、他人が失敗したり恥をかいたりするのを見て、自分まで恥ずかしい気持ちになることです。これには、共感力が高いということの他に、他人が恥をかく様子を見て、過去に自分が同じことで恥をかいたことを思い出す、ということに原因があるようです。

類語と英語表現

「共感」と似た意味を持つ類語と、英語表現についても知っておきましょう。

共感

■類語:「同感」「共鳴」「同調」

「共感」の類語には、「同感」「共鳴」などがありますが、それぞれ少しずつニュアンスが違いますので、使い分けられるといいですね。

「同感」:他人の意見や感情が、自分のそれと同じであると感じること。

「共鳴」:他人の意見や主張に、賛成・同感の気持ちを起こすこと。

「同調」:他人の意見や主張に同意すること、調子を合わせること。最近では「同調圧力」という言葉でよく知られています。

■英語表現:「I feel the same way」(私も同じ気持ちです)

「共感」は英語では「empathize」「sympathize」などで表されます。ですが、共感しても「共感しました」とはあまり言いませんよね。「そうですよね」「私もそう思います」となるのが自然です。

英語でも、「I feel the same way」や「I know what you mean」(言ってることはわかります)などが、自然な言い回しになります。

「共感力」が高い⼈の特徴とは?

共感する力のことを「共感力」と言います。「共感力」は、面接などの場で自己PRにも使える特性です。この「共感力」が高い人には、どのような特徴があるのでしょうか。

共感

1:感受性が強い

他人の心の動きに敏感な感受性の高い人は、「共感力」も高いと言えます。

2:他人に関心がある

他人への関心が高いのも特徴です。他人が何をしているのか、何を考えているのかということに興味があります。

3:他人との共通点を見つけようとする

他人との共通点を見つけて、仲良くなろうとします。コミュニケーション力が高い人が多いのが特徴です。

「共感力」がない⼈の特徴とは?

逆に「共感力」がない人には、どのような特徴や原因があるのでしょうか。

1:他人に関心がない

他人に無関心な人は、心でも(情動的共感)、脳でも(認知的共感)、他人に共感することがありません。

2:他人の気持ちを考えられない

「こういうことを言ったら、相手はどう思うかな?」と考えることができません。もちろん、「今どういう気持ちかな?」ということも考えません。

3:自分本位

自分本位の人は常に自分が優先で、自分のことばかり話します。他人の話を聞かないので、他人に共感することもありません。

「共感力」を養う⽅法とは?

コミュニケーションを円滑にする「共感力」は、ぜひ身に着けたいものです。「共感力」をトレーニングで養う方法をご紹介します。

共感

1:相手の話をよく聞く

「共感力」を身につける方法で一番簡単なのが、相手の話をよく聞くということです。相手の話を聞くことで、相手の好みや考えを理解し、相手がどのように考えているのかが理解できるようになります。

2:相手の立場になって考えてみる

相手の立場になって想像力を膨らませて、相手の考えを推測することも、「共感力」を高めるのに役立ちます。

3:経験を高める(手っ取り早く本を読む)

人にはそれぞれの考え方や感情があります。人はみな自分の感情しか経験できませんが、他人と接することや人生経験を積むことによって、他人の感情を理解できるようになります。これは突然できるものではありません。人間関係以外で培うなら、日頃から読書などで他者の感情を疑似体験することも有効です。

「共感力」が高すぎると

「共感力」が高いというのは、良い意味で使われる場合が多いのですが、実は「共感力」が高いことによる弊害もあるのです。

共感

■高すぎる「共感力」はストレスに?

高すぎる「共感力」は、時にストレスになります。他人に共感する力が非常に強い人を「エンパス」といい、「共感力」が強すぎるため、他人の感情に振り回されて疲れてしまいます。

日本人は他の国の人々より、エンパスの割合が高いと言われていますので、自分だけと深く考えず、個性として適切に向き合うといいでしょう。また、心当たりのある方は、あまり他人の負の影響を受けないように気を付ける必要があります。

最後に

他人とのコミュニケーションを円滑にする「共感力」。自然と備わっている人が多いと思いますが、心配な人は、まずは人の話をしっかりと聞くように心がけましょう。適度な「共感力」は必要ですが、他人のマイナスの感情に引きずられたり、他人の意見に流されたりしないようにすることも気に留めておきましょう。

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