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2021.03.17

エイプリルフールの意味や由来は?マナーを守って楽しい日にしよう

「1年の中で嘘をついてよい日」として広く知られている「エイプリルフール」。エイプリルフールの起源や、楽しむために守るべきマナーをご紹介します。

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【目次】
 ・エイプリルフールとは
 ・由来は諸説あり
 ・嘘をつくときのマナー

エイプリルフールとは

長く日本に定着しているイベント「エイプリルフール」。毎年訪れるエイプリルフールですが、由来については知らない人も多いのではないでしょうか。この機会にエイプリルフールについて詳しくなってみませんか?

エイプリルフール

4月1日は嘘をついてもいい日

エイプリルフールは毎年「4月1日」で、「罪のない」嘘をついていい日とされています。欧米発祥で、相手を傷つけないおかしな嘘で家族や友人と笑い合う習わしです。また驚かせたい人に対して「いたずら」をしかけ笑わせるような、場を和ませるイベントともいえます。

「嘘をついていい」といっても、相手を不幸にしたり、心配や不安をあおったりするような嘘は避けるのがマナーです。

日本に入ってきたのは大正時代

エイプリルフールが日本に入ってきたのは、大正時代といわれています。それ以前は、4月1日は「不義理の日」とする風習がみられました。これは中国伝来で、「義理を欠いている人へお詫びの気持ちを表す日」として、なかなか会えない人へ手紙を書いて失礼を詫びていたそうです。

そのため、大正時代にエイプリルフールが直訳された「四月馬鹿」として日本に伝えられても、すぐには「4月1日は嘘を楽しむ日」としては浸透しにくかったようです。しかし現在では個人的に楽しむだけでなく、企業が嘘の広告や情報を発信し、世間からの注目を浴びるための戦略として利用するなど、盛り上がりを見せています。

由来は諸説あり

「エイプリルフール」の起源には諸説あります。一般的に知られている、エイプリルフールの由来を見てみましょう。

エイプリルフール

インドが起源説

インドから生まれた風習がヨーロッパに伝わり、それがエイプリルフールになった、という説があります。始まりは「インドで厳しい悟りの修行期間を終えて、俗世に戻って来るのをからかった」ことにあるようです。

インドの仏教徒は、春分(3月20日前後)から3月31日まで、悟りの境地をめざして過酷な修行に励みます。ところが修行を終えて俗世に戻る4月1日には、一転して迷いが生じてしまうため、そのことを周囲の人がからかった、というエピソードです。

これが「揶揄節(やゆせつ)」と呼ばれ、やがて西洋に広まったといわれています。

フランスが起源説

エイプリルフールの起源については、フランスで誕生したものだという説もあります。その誕生は1564年、当時の国王・シャルル9世が暦を変えたことに起因します。

1564年までは、ヨーロッパでは3月25日が新年とされ、4月1日までの8日間に春の祭りが行われていました。しかしシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用したことで、伝統の風習をなくされた国民が反発行動を起こし、4月1日を「嘘の新年」として独自に騒動を起こしました。

その行動は国王の逆鱗に触れ、騒動に参加した人々が処刑されたため、「この悲劇をいつまでも忘れないように」という思いから、フランスでは毎年4月1日に「嘘の新年」を盛大に行うようになり、エイプリルフールになったといわれています。

イギリスが起源説

イギリスの王政復古を祝う5月29日の「オークアップルデー」が元になっているという説があります。実はエイプリルフールには「嘘をついていいのは午前中だけ」というルールがあり、これはオークアップルデーから影響を受けているようです。

17世紀にイギリス国王によって設けられた王政復活を祝う日に、国民は国王への忠誠の証として、午前中にオーク(樫)の実を身に着ける義務がありました。このとき、着け忘れてしまうと周りからからかわれる、という風習が生まれたそうです。

今でもイギリスでは、4月1日の午前中に嘘をつき、午後には嘘に関わった人たちと笑い合う、という風習が続いています。

嘘をつくときのマナー

「エイプリルフールだから何でもOK」と思って嘘をついていたら、周りとの関係が壊れてしまうかもしれません。 あくまで周囲の人を「楽しませる」ための風習として、覚えておきたいマナーをチェックしておきましょう。

エイプリルフール

相手を傷つける嘘はNG

「嘘をついていい」からといって、相手を傷つける内容は避けなければなりません。ジョークであっても絶対に言ってはならないことを発言すれば、信頼関係を失いかねません。

例えば、大好きな恋人の反応を見るために「別れよう」と伝えたり、「実は浮気しているの」と心配させたりといった嘘は要注意。たとえ「エイプリルフールだから」といっても、相手に不安を与えたという事実はなかなか消えないものです。

周囲からの関心を引きたいからといって、「身内に不幸があった」「実は大病にかかった」という嘘も、当然ついてはいけません。嘘といっても、あくまで「軽い内容」で「後で笑える」ものにするのがエイプリルフールを楽しむマナーです。

ネタばらしは早めにする

嘘をついた相手から期待以上の反応があると、しばらくその様子を楽しみたいと思うかもしれません。しかし嘘を本当だと思い込んでいる当人にとっては、心が落ち着かない状態が続いてしまい辛いもの。ネタばらしは早めにしましょう

前述した通り、イギリスでは「午前中に嘘をつき、午後はそのネタで笑い合う」という風習があります。傷つかない、驚きがある嘘を「最後にみんなで笑い合う」というのが、エイプリルフールの面白さです。

長時間嘘をつき続けたり、笑えない内容だったりするようでは、相手との信頼関係が崩れてしまう可能性も。相手を不安にさせるようなことは避け、面白がってもらえるような「上質な嘘」を楽しみましょう。

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監修/和文化研究家

三浦康子

古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案しており、「行事育」提唱者としても注目されている。連載、レギュラー多数。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとっている。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)ほか多数。

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