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2021.06.15

夏至の風習は地域ごとに異なる!意味や決め方、日本と世界の風習をご紹介

夏至とは1年のうちで最も昼の時間が長い日を指します。夏至は毎年、夏の同時期に訪れるものですが、その日付が異なります。本記事では夏至の概要や時期の決め方、日本における風習などをご紹介します。また日本以外の国での夏至の風習についてもあわせてみていきましょう。

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【目次】
 ・「夏至」の概要
 ・日本における夏至の風習
 ・海外における夏至の風習
 ・夏至の風習は地域や国によってさまざま

「夏至」の概要

夏至とは「太陽が夏至点を通過する時刻や時刻」のことです。つまりは1年にうちで最も昼の時間が長く、その分夜が短い日ともいえます。

夏至の風習

日本や世界には夏至にまつわる風習がさまざまに存在します。それらを知るうえでもまずその意味や決め方についてみていきましょう。

<夏至は太陽が夏至点を通過する時刻>

夏至は太陽が黄道上で最北に位置する夏至点を通過する日や時期のことです。現行暦においてはそれが6月21日ごろにあたります。

北半球では夏至の時期が一年中で昼の時間がもっとも長く、夜の時間はもっとも短くなります。また北極圏あたりでは太陽が地平線下にまで没さず、白夜の現象が生じるのはこのころです。

<夏至の決め方>

夏至は毎年おおよそ同時期ですが「日付」は年ごとに異なり、例年6月21日頃にとなることが多いです。年によっては20日や22日であったりもします。

夏至の日付が毎年異なる理由は、一年間の季節を24に分けて考える「二十四節気」が関係しています。二十四節気は太陽の位置を目安としており、それに合わせる形で日にちが決められ、国立天文台が年ごとに発表しているもの。春分の日や秋分の日付が毎年変わるのも同じ理由です。

日本における夏至の風習

日本における夏至には、全国的な風習として共通の食べ物や行事食などありません。ただし「三重県の夏至祭」「京都府の水無月」「愛知県の無花果田楽」などを代表に、各地域では独特の風習が存在します。

夏至の風習

また夏至に関する全国的なイベントはないものの、伝統的な行事はあります。ここでは、日本における夏至の風習を3つ例に挙げてみていきましょう。

■三重県の夏至祭

日本の代表的な夏至の風習として、三重県で行われる「夏至祭」が挙げられます。太陽のエネルギーが最も溢れるとされる夏至の日の3時30分〜6時の間に、伊勢市にある二見興玉神社で夫婦岩の間から昇る朝日を浴びながら、禊が行なわれるのです。

夫婦岩付近は古来より清い場所とされ、清浄な浜辺として尊ばれてきました。当日の天気次第では、富士山の頂から昇る朝日を拝める可能性もあり、全国から多くの方が参加します。

■京都府の水無月

夏至に食べる代表的な和菓子として京都府の「水無月(みなづき)」があります。水無月は、ういろうの生地上に小豆を乗せて、三角に整えた和菓子です。

京都府では夏至の期間となる6月30日に、この水無月を食べる風習が古来よりあります。6月30日を1年の半分としてカウントし、残りの半年間の無病息災を祈願することが夏至に水無月を食べる理由です。邪気や夏バテを防ぐの効果があると信じられています。

■愛知県の無花果田楽

愛知の一部の地域で食べられる「無花果田楽(いちじくでんがく)」も夏至の日に食べる代表的な食べ物です。いちじくを半分に切り、その上から田楽味噌をかけて食べます。

いちじくは「不老長寿の果物」と呼ばれていたことが所以で、かつては薬としても使用していました。また田楽味噌の「田楽」を豊作を祈願する「田楽」の踊りにかけ、「無病息災」や「豊作」を祈願する意味も持つのです。

海外における夏至の風習

日本だけでなく、海外にも夏至に関する風習が存在します。日本よりも夏至を重要な日として捉えている国が多いのが特徴です。ここでは「スウェーデン」「ポーランド」「ヨーロッパ諸国」の3つに関する風習をご紹介します。

夏至の風習

■スウェーデンのミッドサマー

スウェーデンでは夏至を夏至祭(ミッドサマー)として多くの人々が祝います。このミッドサマーをクリスマスよりも重要な日と位置づける人もいるようです。

スウェーデンはキリスト教が普及する以前から夏至を祝う風習があり、家族や友人と田舎で一緒に過ごす大切な日として捉えています。シュナップスというお酒とともに、ニシンやじゃがいものなど食べながら、朝まで宴を続けます。夏至のスウェーデンの夜は、北部では白夜、南部でも数時間の間だけ薄暗くなる程度です。

■ポーランドの花輪

ポーランドでも夏至の頃に夏至祭が行われます。夏至の夜は男女が恋に落ちると言い伝えられており、川の対岸に男女が立ち、女性が川に流す花輪を男性が拾うといったイベントがあります。

無事男性に花綸を拾われればいい出会いがある、一方で花綸が沈むと結婚が遠いとしているのです。また夏至祭の際、夏至の時期にしか咲かない「輝く羊歯の花」を探す風習もあります。輝く羊歯の花を見つけた者は富や名声に恵まれるとされていたようです。

■ヨーロッパ諸国で行われる焚き火

ヨーロッパ諸国にも夏至に関連する行事や風習などがさまざまにあります。フランスのプロバンス地方では、お正月に飾るしめなわ飾りなどをお焚き上げするどんど焼きに似た焚き火の風習があります。またドイツでも同じく夏至の日に火を焚く風習があり、ヨーロッパ諸国では夏至の時期に行う焚き火を魔除け、牛疫除けとして信じられているのです。

日が少しずつ短くなる夏至以降に火を焚くことで、太陽の力を高めるとしているのです。夏至に行う火祭りは、ヨーロッパ諸国では重要な行事としています。

夏至の風習は地域や国によってさまざま

夏至の風習

日本においては夏至の日を特別な日として捉える人は少ないかもしれません。ただし北欧を中心するヨーロッパ諸国では、スウェーデンのミッドサマーやポーランドの花輪などのように、夏至を重要な日や時期として捉えていることがお分かりいただけたと思います。

また日本でも地域によっては「三重県の夏至祭」「京都府の水無月」「愛知県の無花果田楽」のような古くからの風習があり、現在でも多く残っているのです。各地域にある夏至の風習を改めて調べれば、ビジネスの場面でも話の種になるかもしれません。国や地域ごとのネタは知っておくとさまざまな場面で重宝するので情報収集してみてください。

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