結婚前の不倫が夫バレ!夫婦仲に悪影響が…
37歳の綾美さん(仮名)は、20代後半から30代前半まで不倫をしていたのだそう‥。30歳を過ぎたときに関係を清算し、現在の夫と交際をスタート。そのまま順調にゴールインして、娘にも恵まれました。
「不倫をしていたことは夫には話さずに結婚をしたのですが、夫が私の過去を知る人とたまたま親しくなってしまい、私が長く不倫をしていたことがバレてしまったんです。
夫は生真面目な性格で、不倫など人の道を外れたことが大嫌いな潔癖症タイプです。そんな人だから不倫の過去も黙っていたのですが、まさかこんな形でバレてしまうとは…って感じでしたね」
綾美さんは、結婚前に数年にわたって勤務先の経営者と不倫をし、社内では“公然の秘密”になっていた関係だったそう。きちんと別れてから夫と交際したので、自分では「夫には関係のない過去のこと」として捉えていたそうです。しかし…。
あからさまに冷たくなった夫との生活がしんどい
「夫は私の過去の不倫を知ってから、あからさまに冷たくなりましたし、話しかけても面倒そうに返事をするようになってしまいました。
夫は、結婚前に私から打ち明けなかったことに裏切られた気分だそうで、さらに他人からそれを聞かされて屈辱的だったという話をしてきました。その気持ちも理解できるので私は謝るしかないのですが、不倫の過去を知られる前と今とでは、夫婦仲がかなり変わってしまっていて、一緒に暮らすこともしんどい状況です」
まだ未就学の娘を抱えていて、すぐにシングルマザーで生活することには不安があると話す綾美さん。できれば夫婦仲を修復し、なんとか危機を乗り越えたいと望んでいますが、夫の潔癖症で生真面目な性格を思うと「なかなか難しい話だと思う」と諦めている部分もあるそうです。
「しばらくは現状維持というか、別居や離婚にはならないよう努力していくしかないのかなって考えていますが、今の状況で夫婦を続けていくのは本当に大変そう。夫からははっきりと『失望した』って言われてしまっているので、彼が私への気持ちを再燃させることはしばらくはない気がします。
でも今、不倫をしているわけでもないから、こんなことで離婚になるのも悔しくて。このまま踏ん張りたいけれど、私の心がどこまで持つか不安です」
今回のケースは、“過去の不倫”であって現在進行形ではないものの、夫の性格的に“不倫をしていた過去”が許せず、それをきっかけに夫婦仲に亀裂が入っています。現在進行形でない以上は、“過去の不倫を話していなかったこと”が直接的な離婚原因になる可能性は低そうではありますが、これをきっかけに夫婦仲がどんどんこじれてしまえば、結果的に“過去の不倫”が原因で離婚へと至る可能性もゼロではありません。
今から何かを改善できる話ではないので、夫の気持ちが落ち着くまでは気分を害してしまったことに謝り続けることや、夫があからさまに妻を拒絶していても、妻は今までと変わらずに夫に誠意をもって接していくことで乗り越えられるよう、ある程度は長い目で様子を見ていくしかないのかもしれません。
取材・文/並木まき
※個人が特定されないよう、エピソードには一部の脚色を加えています。