友人からの報告で、夫と元カノの密会を知り…
42歳の瞳さん（仮名）は、3歳年上の夫と結婚7年目を迎えようとしていた間近に、夫が元カノと密会をしている事実を知りました。
「きっかけは私の友人が聞いてきた噂話を報告してくれたこと。夫と元カノは私と付き合う前に5年近く交際をしていて、そのあとに夫と付き合ったのが私です。私と夫は交際1年で結婚したので、交際期間は元カノのほうが私よりも長いんですよね」
元カノと瞳さんとの直接の面識はないものの、結婚してから夫の私物に元カノとの写真があったために、元カノの容姿はなんとなく知っていた瞳さん。友人から噂話を聞いたときには、美しい容姿の元カノの姿が頭に浮かんだと言います。
夫を問い詰めるも「浮気じゃないから放っておいてくれ」
「もしかして浮気をしているのかもしれないと思った私は、すぐに夫を問い詰めたんです。でも夫からの返答は『浮気じゃないから放っておいてくれ』と。でも、浮気じゃないかどうかは実際にはわからないし、そもそも結婚したあとで、元カノと定期的に密会をしていること自体が問題だと私は思うんです」
夫と話をした結果、結婚後に年に1〜2回は元カノと食事をしてきたことがわかったそうですが「本当に食事だけなのか、本当に年に1、2回だけしか会っていないのかも疑わしい」と瞳さんは思っています。
「正直、浮気されているんじゃないかって気持ちのほうが強いので、夫の言うことはまったく信用していません。夫に言っても状況が変わらないのであれば、元カノの居場所を探し出して直談判に行き、人の夫に会い続けるのをやめてくれと話そうかと思っているんです。
浮気じゃなくても、こういうことは夫婦にとってマナー違反だと思うのですが、確たる証拠がない以上はこれ以上問い詰めるのも難しくて。夫に私の気持ちを理解してもらえないのが悔しいし、このまま流すわけにもいきません。元カノと話をして、状況が改善することを願うばかりですが、なぜ夫が私に隠れてまで元カノに会いたがるのか、それが未練なのかもわからずに、とても不安だし不快です」
結婚後に夫が自分以外の女性と定期的に会っていることを知れば、心中穏やかでいられない妻が多いはず。実際に浮気をしているかに関わらず、夫への信頼が揺らぐ妻も多いでしょう。
しかし妻が相手の女性と直談判をすることで問題が複雑化するばかりか、夫婦仲に大きな亀裂が入るきっかけとなるリスクも否めません。まだ浮気であることが確定していない段階ではいったん冷静になって、夫がしていることが浮気なのかそうではないのかを、確認したほうが確実です。もしも本当に浮気ではなかったのであれば、夫と根気よく話し合いを続けて妻が不快に思っていることを理解してもらう必要がありますし、実は浮気をしていたというのがわかれば、今後の対処法ももっと厳しいものにしていくのがベターでしょう。闇雲に動いてしまうと、もしも浮気をしていた場合に証拠を隠し始めるケースも多いだけに、感情に任せて動かないほうが得策です。
取材・文／並木まき
※個人が特定されないよう、エピソードには一部の脚色を加えています。
