そのオフィスでの小走り!たった数秒の節約に、本当に意味がありますか!?
あせっていたり、余裕がないと、逆に悪循環になるだけ!
心理カウンセラー 小高千枝さん
「一分一秒も惜しいほど忙しいとき、ついオフィスで、たとえば会議室やコピー機に向かって、小走りしてしまう気持ちはわかります。でも、必要以上にあせっていたり、心に余裕がなかったりすると、どんどん視野が狭くなり、周囲の状況に目配りができなくなり、余計に悪循環。忙しいときこそ、無駄なあせりや小走りをやめて、いったん心を落ち着けて。 そうすることで、かえって視野が広がったり、物事を多面的に見られたり、と人とのコミュニケーションも円滑になり、ひいては少しずつ、より質の高い仕事の内容や、人間関係につながっていきます」
毎日のオフィスで、職場の仲間は、意外とあなたのことを、よく見ています。必死感ただよう小走りで、時間を短縮できたところで、それは実際、たったの数秒。もっと落ち着いて歩くと、周囲の状況も見渡せるし、自然と同僚とのコミュニケーションも生まれるきっかけに。最初は少し頑張って無理してでも、大人ならではの余裕を見せるようにすれば、仕事の効率も人望も、逆に、アップしていくこと間違いなしです。
Domani6月号 きれいな人ほど「やめている」27のことより
本誌撮影時スタッフ 撮影/中島 洸(人物) モデル/松島よう子 構成/大塚真里・山梨智子(本誌)