海外のキャッシュレス事情はここまで進んでいる!
日本は2019年の10月から消費税の増税を予定しています。2020年の東京オリンピックまでの9カ月間、現金を使わない決済方法で買い物した場合は、5%分のポイントで還元しますよ!という施策が話題になっていますよね。「日本はキャッシュレス後進国」なんて話題になっていることもありますが、今回は筆者が、実際に海外で感じた現金を使わない生活事情をご紹介したいと思います。
アメリカ
クレジットカード発祥の国であるアメリカ。カーシェアサービスのUberやLyftといったスマホのアプリの支払いも、PayPalなどのオンライン決済もクレジットカードを登録している人がほとんど。カーシェアサービスはアプリ上でチップの支払いまでできるんです。
アメリカでの社会的な信用は、クレジットカードの支払い状況(クレジットヒストリー)で測られ、限度額が高いクレジットカードはその分、当然審査も厳しいわけですが、社会的地位を磨いているという側面も持っているのです。
ちなみにお隣のカナダは、クレジットカード保有数がアメリカに続いて世界第2位というデータも。電子マネーによる決済率も非常に高いことで知られています。
ヨーロッパ
イギリスを走る有名なあの赤いバスも、実は完全キャッシュレス。Oysterカードという交通系ICカードでの支払いです。ロンドンでは、現金支払いができないカフェが出てきているほど、近年、急速にキャッシュレス化が進んでいます。
ヨーロッパの中でもキャッシュレス先進国として名前があがるスウェーデンは、「Swish(スウィッシュ)」という銀行口座から決済できるスマホのモバイル決済アプリが浸透しています。特に若年層の利用率は90%を超えているというから驚きです。
とはいってもヨーロッパ全体では、クレジットカードによる支払いが一般的です。市場などでは現金での支払いしか受け付けないお店も多いですし、観光地だとトイレを利用する場合もチップとして小銭(現金)が必要なケースが多々あります。
中国
中国では、Wechat(ウィチャット)というスマホのアプリのQRコードの決済が最もメジャーです。デパートやレストランの支払いはもちろん、路面で個人がやっている屋台でも街角で募金を集めている人もQRコードでの支払いに対応していました。このモバイル決済を日本人が行う際には、中国の銀行に口座を持っている、もしくはマイナンバー等の登録をする必要があり、旅行者にはかなりハードルが高いように感じます。しかしながら都市部であっても現金支払いもクレジットカードもできないという店舗も多く、スマホ決済が中国の方々の日常に欠かせないものとなっている様子に驚かされました。
日本の文化には現金払いが根付いている!?
日本だって、電車に乗るときは、PASMOやSuica、ICOCAなどの交通系ICカードを使っている人がほとんどですよね。だけどそんな交通系電子マネーをひとつとっても、クレジットカードのオートチャージにしている人もいれば、その都度、駅で現金チャージしている人もいたり、カードをパスケースにいれて持ち歩いている人もいれば、モバイルに搭載している人もいたりと、課金方法も使い方もそれぞれ。
でも、よくよく考えてみると、お正月のお年玉や結婚式のご祝儀など、日本は現金そのものが文化のなかに深く根付いているなとも感じます。キャッシュレスでの支払いが普及したからといって、「現金がいらない生活」にはならないような気もします。
一方で、主婦としては「キャッシュレスで払えば5%のポイント還元」などあれば見逃せない!という気持ちを持ち合わせているのも事実。日々の暮らしに上手にキャッシュレスをとり入れていきながら、東京オリンピックまでのお得な期間を楽しめるようになりたいです。
ライター
朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では他業種に関わっている。 旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。 Instagram:@yans_publisher Twitter:@Yans_Publisher