花粉対策にはマスクのフィット感が大事!ではどう選ぶ?
花粉シーズンのマスク選びのコツ
1: 顔とマスクのすきまを調整しやすい「プリーツタイプ」を選ぶ
「一般の家庭用マスクもどんどん進化して、さまざまな高機能マスクが登場しています。でも一概に高機能タイプがよいかというと、実はそうでもないのです。花粉が飛散する3月から4月にかけてある程度長い期間用いるマスクは、手軽に購入できることも大切です。基本的に今市販されているマスクはフィルターの性能が高く、ウイルスの飛沫や花粉のカット率が90%台のものが大半です。であれば、まずは顔とマスクのすきまを手で調整しやすい、プリーツタイプを選ぶことをおすすめします」
2: ジャストサイズなメーカーを探す
「花粉から身を守るマスク選びで最も大切なのは、フィット感。すきまから花粉が入ってこないように、いかに顔とマスクがすきまなくフィットするかにこだわりましょう。マスクのサイズ表示はS、M、L、または男性用、女性用、子ども用などがありますが、実は同じ表示でも、つけてみるとメーカーによって微差があることも少なくありません。プリーツの折り幅によって広げたときの長さが違ったり、また、フェースラインや鼻の高さとの微妙な相性もあるでしょう。人の顔の形には個人差があるので、もし買ってみて“合わない”と感じたら、“まあいいか”とそのままにせずに、自分に合うマスクを探して買い替えてみることも大切だと思います」
3: 長時間つけていて快適なものを選ぶ
「基本的に、マスクは長い時間顔に装着しておくものなので、自分にとってのつけ心地が快適かどうかもとても重要です。長くつけていても痛くならない耳当たりがやさしいソフトなひもや、ノーズクリップの感触、マスク自体の肌ざわりなど“主観的な要素”をポイントに、今期のマスクをセレクトしてみてください」
あわせて読みたい
これは欲しい♡家に花粉を持ち込まない!“アクアガール„の花粉リリース機能つきマウンテンパーカ
花粉症のおしゃれ番長に教えたい!“エストネーション„に花粉対策トレンチコートがあるんですって♡
教えてくれたのは
マスク研究家
飯田裕貴子
東京工業大学 総合理工学研究科 衛生工学衛生管理者
日本でも数少ない“マスク研究家”。大阪府立大学大学院修了後、医療食品会社の衛生管理員や労働科学研究所を経て、東京工業大学大学院に再就学。社会人時代からマスク研究に携り、産業用から感染症予防までさまざまなタイプのマスクに精通。2015年にはバラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)にマスクの専門家として出演。
取材・文
谷畑まゆみ
フリーエディター・ライター。『Domani』「女の時間割。」連載担当。パラリンピックサポートセンターWEBマガジン連載「パラアスリートを支える女性たち」では「日本ブラインドサッカー協会」で働く高橋さんの記事が公開中。
あわせて読みたい
花粉症の方必見!花粉の量を1/6減らせる「正しいマスクのつけ方」