ひとつ結びは簡単だからこそ、ただひっつめただけの手抜きアレンジに見えることも。だから頑張って巻いておくれ毛をつくってみたのに、あれ? なんだか古くさく見えちゃったり…なんていう経験がある人、少なくないはず! そこで、神崎 恵さんのヘアスタイルづくりを担当しているUn ami omotesandoの工藤由佳さんに、いつものひとつ結びにちょっと手を加えてググッと素敵に見せてくれるテクを教えてもらいました。
「おくれ毛は毛束の中間部分をクセづけで、頰あたりにポイントをつくること!」
川村綾子さん(会社員・40歳)のお悩み
「以前にかけた縮毛矯正が残っていてしなやかさが出ないため、アイロンで毛先だけワンカール巻きにしたのですが、なんだかバランスが悪くて。前髪は生えグセがあってぱっくり分かれてしまいます」
工藤さん:ワンカールのおくれ毛にすると重心が下がって顔も間延びし、老けた印象になります。前髪の根元がペタンとしているのも、重心が下がって見える原因に。おでこ出しはすっきりしますが、全部を出さずにこめかみあたりは隠すと小顔に見えます。おくれ毛は中間部分をいちばん強くクセづけて頰あたりで動くように。顔をひし形で囲むようなイメージでおくれ毛をつくると、バランスいいです。
【プロセス1:前髪の根元を立ち上げる】
▲ストレートアイロンを使用。前髪を前方に軽く引っ張り、根元を立ち上げるようにアイロンを通す。根元部分だけアイロンを何度かスルーさせ、生えグセを矯正。
【プロセス2:おくれ毛は中間部分から巻く】
▲32mmのカールアイロンを使う。ない場合はストレートアイロンでもOK。顔周りに残したおくれ毛を、3束くらいに分ける。おくれ毛の中間部分をアイロンで挟み、手首を返すようにしながら外巻きに。挟んで巻いたら時間をおかずに毛先までスルー。3束とも同様に巻く。
【プロセス3:毛束を散らしながらバームをつける】
▲髪を巻いたあとはほぐすのが必須。指先に少量のバームをつけて、毛束をつまんで上から散らしながらなじませていく。こうするとバームがつきすぎることもなく、適度な無造作感と束感が出る。
できあがり!
こめかみ〜チークラインを隠しつつ、その下はふわっとさせたパーフェクトなひし形に。小顔に見えるだけでなく若々しさも加わり、あか抜けた印象に変わりました!
ブラウス¥9,900(ゲストリスト〈ステートオブマインド〉) イヤリング¥20,000(アビステ)
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Domani6/7月号 「教えて! “神崎 恵さんみたい”なまとめ髪のつくり方」より
撮影/当瀬真衣(TRIVAL) スタイリスト/角田かおる ヘア/工藤由佳(Un ami) メーク/秋山 瞳(PEACE MONKEY) 構成/斉藤裕子