ニッポンの良さを知ろう!「子連れ旅行は国内」が、楽ちん&勉強にもつながります!
SNSで友人知人が子どもを連れてハワイやグアム、シンガポールなどに行ってきたよ~なんて話、よく聞きますよね。もちろん海外リゾートも楽しいけれど、子連れ海外は心配なことも何かと多いし、何より移動がちょっぴり大変。私のおすすめは断然国内旅行、近くて移動も楽ちんだし、食事の心配もゼロ、そして何より日本の良さを知ることができて、小学生にはよい「社会の勉強」の土台づくりにつながるんです。
おすすめ国内旅行エリア1. 案外近い長崎の離島「壱岐」
福岡港からジェットフォイルで50分、長崎の離島「壱岐」は実は案外便利にいけちゃいます。とにかく自然がいっぱいで、海に、山に、まるで子供時代にタイムスリップしたような「田舎」感が味わえるのが◎ 特におすすめは海釣り、入れ食い状態で子どもでもどんどんつれちゃいますよ~!釣った魚は旅館で料理してくれます。自分で釣った魚の天ぷらなら、子どもは頭からバリバリ!と食べちゃいます!
▶︎平山旅館
長崎県壱岐市勝本町立石西触77番地
壱岐イルカパーク&リゾートは間近でイルカのショーを楽しみつつ、おしゃれなカフェでパンケーキが楽しめちゃうおすすめスポット。イルカプールのすぐ横にアスレチック遊具のある公園があって、ショーが終わればそのまま遊べちゃうのがうれしいところ。予約すればイルカのトレーナー体験や一緒に泳ぐこともできちゃうスペシャルプログラムも!
▶︎壱岐イルカパーク&リゾート
長崎県壱岐市勝本町東触2668番地3
旅先で雨が降ったら困る…けど、壱岐にはすばらしい博物館があります!それは「壱岐の国博物館」。壱岐は「魏志倭人伝」にもその記載がある歴史深い国。279基の古墳を含む482箇所の遺跡があり、博物館ではその歴史の展示を見たり感じたりすることができます。古代人のコスプレをしながら楽しめちゃいますよ!
また、子供向け施設「キッズこうがくけんきゅうしょ」では発掘の体験ができます!
▶︎壱岐市立一支国博物館
長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触(つるきふれ)515番地1
2. 龍馬に会える!カツオがおいしい!「高知・土佐」
飛行機なら東京からでもあっという間の高知県。なんといっても海の幸が美味しい土地柄ですが、やっぱり食べたいのは土佐カツオ!
おすすめは土佐カツオ道場の藁焼き体験。獲れたての生のカツオを使った藁焼きを自分で作って食べることができます。藁の大きな炎に子どももびっくりしながら、藁焼きが楽しめ「ただ食べるだけではない」、それ以上の体験も得られます。
▶︎ドライブインかつお船の土佐タタキ道場
高知県高知市仁井田201-2
土佐にきたら欠かせないのが、なんといっても「坂本龍馬」。2018年4月にリニューアルした「高知県立坂本龍馬博物館」は、坂本龍馬の功績に関する様々な展示が楽しく、龍馬が書いた文字で名刺が作れるコーナーや映像展示など、小さな子どもも楽しめるつくりになっています。桂浜に面した広々とした屋上は気持ちよく、休憩にもピッタリ。
▶︎高知県立坂本龍馬博物館
高知市浦戸城山830番地
3. 広い大地で、のびのび遊ぼう!「北海道」
観光で根強い人気の北海道、子供も一緒に楽しめるスポットがたくさんです。サッポロビール園でのジンギスカンはマスト。大人は美味しいビールと一緒にジンギスカンが楽しめます。
▶︎サッポロビール園
札幌市東区北7条東9丁目2-10
お腹いっぱい食べた後はサッポロビール博物館へ。日本のビールの歴史の展示が無料で見ることができたり、おもしろいフォトブースがあったりなど盛りだくさん。サッポロビール園は人気観光スポットで団体客も多いので必ず予約をおすすめします。
▶︎サッポロビール博物館
北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
広い北海道、観光エリアはたくさんあれど、私のおすすめは「美瑛エリア」。北海道らしい広々とした光景が、様々な角度から楽しめ心癒されるスポットです。「青い池」は水面が青く見える不思議な池。立ち枯れたカラマツが幻想的な雰囲気を醸し出しています。
白金温泉上流の十勝岳が源流の「白ひげの滝(しろひげのたき)」が、山が吸い込んだ水分が時をかけて地下水となって崖の途中からアルミニウムがまざった状態で美瑛川に注ぎ込まれ、そこで硫黄沢川との合流時に目には見えないコロイド状の粒子が生まれ、太陽の力と光の散乱を補う硫黄や石灰成分などが、川底の石や岩を白くして「青い池」が美瑛に誕生したといわれています。世にも美しいその色は「美瑛ブルー」と呼ばれて、本当に美しい~!秋から冬にかけてはライトアップも行われるようですよ。
こちらで売られているソフトクリーム、青い池のブルーをラムネ味のソフトが再現、かわいいキタキツネのクッキー付きで子どもたちに大人気です!
▶︎白金 青い池
北海道上川郡美瑛町白金・入場無料
「パッチワークロード」は、小麦やじゃがいも、大根など様々な畑がパッチワークのように連なって広がり、そこかしこがフォトジェニック!立ち入ってよいエリアなのかどうかをきちんと確認しつつ(立ち入り禁止のエリアもあるので注意を!)大地をかけっこするだけでも、北海道の広さと豊かな農産物を間近に感じられます。公園もたくさんあるので遊具で遊ぶこともできますし、レンタカーで様々なエリアを駆け巡るのもよし、レンタサイクルで小回り利かせちゃうのもよいかな、と思います。
▶︎パッチワークロード
北海道上川郡美瑛町大村周辺・入場無料
日本国内にはまだまだあふれる魅力がたくさん!小学高学年になると始まる「社会」の授業も、壱岐に行けば古代日本を体感できたり、高知に行けば幕末日本を身近に感じたり、北海道に行けば日本の農業が理解できたり、「感じたからこそ早く吸収できる」要素がたくさんあるんです。せっかくなら「遊びながら勉強できちゃう」国内旅行、この秋にぜひ!
Domanist
福吉彩子
外資系企業で15年働き、独立。現職はフリーのマーケティングコンサルタント。メークセラピストの一面ももち、自宅でレッスンを行っている。「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2016」受賞者。