こだわりのウールを求めて〝原毛〟から探し出しました!
〝UNTITLED(アンタイトル)〟のラムウールニット
「ウール独特のふくらみは残しつつ、それでいてしっとりとなめらかな手触りのニットをつくりたい…!お目当ての羊が育つ場所まで行って、厳選した素材です(プレス 白井彩香さん)」
〝アンタイトル〞がこだわり抜いた末に見つけたのはオーストラリア・ハミルトン地方の豊かな天候と自然の下で育った子羊。ここで育ったラムウールは、やわらかくふくらみがあり白度も◎。優しい手触りと発色の美しさを生かしたアイテムが、期間・店舗限定で展開されている。ニット¥26,000(アンタイトル)
上質ニットを長く着るためのこだわりには、ニット専門家も驚き!
〝SUPERIOR CLOSET(スーペリア クローゼット)〟のカシミアニット
「カシミアの中でも最高級の品質を誇る、イタリアの紡績メーカー『CARIAGGI(カリアッジ)』の糸を使用。いいものを長く着られるよう工夫を重ねました(プレス 高原千香さん)」
オフ白・ベージュ・チャコールの3色からなる編み地。「CARIAGGI」の糸を3本撚って太く使うのは世界的にも稀! より光沢を出したり、やわらかく仕上げる加工もできるけれど、〝あえてしない〞のがポイント。素材にかかる負担を少しでも減らし、長く愛用しながら育てていけるよう計算しているそう。ニット¥79,000(SUPERIOR CLOSET)
カラーも表情も風合いも…糸も編み方もとことん追求!
〝ESTNATION(エストネーション)〟のツイードニットスカート
「今季のテーマ、〝AUTUMN GARDEN〟を7種類もの糸を緻密に使って表現。編む時間は、通常のニットの3.5倍! とても手間暇がかかっているんです(ウィメンズプレス 吉岡玲美さん)」
巧みな交編技術をもとにつくられたこの素材は、世界的にも有名な山形のニットメーカー「米富繊維」とのコラボ。華やかな見た目とストレスフリーな着心地を両立するために、何度も試作を繰り返し、老舗メーカーの知恵と技を駆使した努力の結晶! スカート¥30,000(エストネーション〈エストネーション〉)
Domani11月号 「素材」のこと、ちゃんと知ってる? より
本誌撮影時スタッフ:撮影/坂根綾子 スタイリスト/渡辺智佳 取材協力/レジュイール 参考文献/「テキスタイル用語辞典」(テキスタイル・ツリー発行) 構成/旧井菜月