“下味冷凍”で平日の食事の支度をラクに
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、テレワークをしたり、休日もなるべく自宅で過ごしたりと、家にいる時間が増えている今日この頃。さらに子どもの学校の休校により、平日休日問わず一日中食事の支度に追われている状態の人も多いのでは?そんなときにぴったりなのが、「ジップロック(R)」を使った“下味冷凍”。簡単にできてアレンジも豊富な、2つのレシピをご紹介します。
“下味冷凍”にはメリットがたくさん
まとめて作って保存しておけば、あとは調理するだけ
“下味冷凍”とは、「ジップロック(R) フリーザーバッグ」の中で肉や魚などの食材に下味をつけ、冷凍保存する方法のこと。その保存期間は最長でなんと約3週間!まとめ買いして1度に作っても、腐らせることなく保存しておけるのがうれしいポイントです。
平日にテレワークしながら子どもの食事の準備もしていると、「さっきお昼食べたと思ったらもう晩ご飯の準備の時間…!」なんてなりがち。“下味冷凍”なら、使いたい日の朝に冷蔵室に移しておけば夕方には解凍されるので、あとはそのまま調理するだけでOK。休日にまとめて作っておくことで時短が叶います。
“下味冷凍”で味もよくなる?
“下味冷凍”は便利なだけでなく、食材がおいしくなるというメリットも!
理由1:やわらかくなる
“下味冷凍”することで、肉や魚の細胞と細胞の間に下味成分が入り込み、冷凍中に細胞や線維がくっつきにくくなります。それによって、加熱調理するとよりやわらかい仕上がりに。
理由2:味がしっかり染み込む
下味をつけてから冷凍保存することで、調味料が食材の中にまで味を閉じ込めてくれます。
理由3:酸化しない
調理の際に肉や魚に塩をふると、浸透圧の関係で細胞から水分が引き出されます。“下味冷凍”はその水が出た状態で冷凍するため、細胞内の水分が減って氷の結晶が小さく抑えられ、生で凍らせるよりもダメージを減らすことができるのです。
簡単“下味冷凍”レシピ
今回のレシピで使用するのは、「豚こま切れ肉」と「鶏むね肉」。リーズナブルでまとめ買いにぴったりですが、調理するとパサついたり、ボリューム感がなくなったりすることも。そんな悩みも、“下味冷凍”をすれば解決!早速レシピをご紹介します。
1:豚こまケチャップ味
【材料/2〜3人分】
豚こま切れ肉:300g
ケチャップ:大さじ4
玉ねぎ (すりおろし):大さじ2
塩・こしょう:各少々
【作り方】
(1) 豚肉に塩、こしょうをふって軽くもむ。
(2)「ジップロック(R) フリーザーバッグ」にケチャップと玉ねぎを入れてよく混ぜ、(1) を加えてよくもみ込む。
(3) なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、平らにして冷凍保存する。
【アレンジ料理】
・豚こまじゃがいも炒め
・豚こまバーグの酢豚風
2:鶏むね肉和風しょうが味
【材料/2〜3人分】
鶏むね肉:250g
塩:少々
しょうゆ:大さじ2
みりん・酒:大さじ1 1/2
しょうが (すりおろし) :小さじ1
【作り方】
(1) 鶏肉にところどころフォークで穴を開けて、塩少々をふって5分おく。
(2)「ジップロック(R) フリーザーバッグ」に調味料を入れ、バッグの上からよくもんで混ぜ合わせる。
(3) (1) の鶏肉の余分な水けをふき取り、(2) に入れ、なるべく空気を抜いてジッパーを閉め、よくなじませる。冷蔵室で1時間ほど漬け込み、冷凍保存する。
【アレンジ料理】
・とり天
・鶏のきじ焼き丼
どちらのレシピも特別な食材は必要ないので、「ジップロック(R)フリーザーバッグ」さえあればすぐに作ることができます。自炊の回数が増えて追いつかないという人は、ぜひ試してみてくださいね。