【目次】
・「シャープ製のマスク」って?
・届いた「シャープ」のマスクの仕様・使用感は?
・「アベノマスク」と比較してみた!
まずは、おさらい!「シャープ製のマスク」って?
新型コロナ拡大により、政府の要請を受け、三重県多気町にあるシャープの三重工場のクリーンルームで生産が開始されたマスク。現在は1日に約15万枚が生産されています(今後50万枚まで引き上げられる予定だとか)。
2020年2月末に生産が決定され、3月31日に日本政府に向けて出荷されました。その後、4月21日から一般向けに販売がスタートしたものの、当初は先着順だったためサイトに購入希望が殺到し、接続できなくなったため販売を見合わせ。27日から抽選販売に切り替わり、初回販売数量の4万箱に対して、470万6385人(筆者もその中のひとりです)からの応募があり、当選倍率は約118倍と報道されました。
なお、購入の申し込みは専用サイトからのみ可能。支払いは「クレジットカード」だけです。枚数は1箱50枚入りで値段は2,980円(税別)。このほかに、全国一律で佐川急便の宅配便料金660円(税込)がかかります。また、国内向け商品なので、海外発送は不可となっています。
▲届いたシャープ製のマスク。このマスクの箱がぴったり入るサイズ感のダンボールに入って来ました。
「シャープ」のマスクの仕様は?使用感は?
マスクは、50枚入りが、25枚ずつわけて透明の袋に入っています。箱にも書いてありますが、素材は不織布。1枚の大きさは、ひだを広げない状態で約タテ9.5×ヨコ17.5cmです。ネットの口コミでは厚さが「少し薄い?」という投稿をしている人もいましたが、一般的な不織布マスクと同じ印象です。
▲箱を開けると、このような感じで25枚入りのふたつパックに。透明袋の開封後は、パラパラしそうなので、食品用の密封保存袋に入れました。
▲箱の中に説明書はなく、箱の背面に使用方法や、素材名が書いてあります。
シャープ製のマスクを早速試着
▲実際につけてみると…、ひだを広げると男性の顔でもすっぽり!
耳にかけるゴムが細いので、長時間つけていてもストレスフリー。鼻が当たる部分にノーズフィッター(鼻あて)があるので、鼻の形に合わせて着用することができます。また、向かって右下に小さくですが、「SHARP」のロゴが入っています。
「アベノマスク」と比較してみた!
せっかくなので、連休前に自宅のポストに投函されていた通称「アベノマスク」とも比較をしてみました。
▲上がシャープ製のマスク、下がアベノマスク。
タテの長さはどちらも約9.5cmと一緒のものの、ヨコの長さがアベノマスクは約13.3cm、対してシャープ製は約17.5cm。シャープ製はひだを広げるとタテの長さも調整できるので、大きさ的にはふた回りほど違う印象です。
アベノマスクも試着してみた
▲着用すると、シャープ製に比べ、小さい感が出てしまいます。
シャープ製を先につけたせいか、ゴムまでしっかりしているので、つけて5分くらいで耳の裏が痛くなってきました…。このサイズ感といい、つけたときの感じといい、昭和生まれの方に一番ピンと来る表現をするのなら「小学校の給食配膳のときに使っていたマスク」。個人的には、ちょっと物足りないサイズ感でした。厚みが約2mmあるところも、不織布マスクに慣れてしまった今、マスク内に息がこもる感じが否めません。
シャープ製の試着写真と見比べても、シャープ製はアゴのラインまで隠れていましたが、アベノマスクはアゴのラインがくっきり出てきてしまいます。小顔効果、という面からもシャープ製マスクに軍配が上がるかな、と思いました。
とは言え、どちらも今の状況において感染予防のために貴重なマスク。アベノマスクの最大のメリットは「洗って何度も使える」こと。正しい洗い方をマスターして、両方のマスクを用途別に使いわけ、引き続き大事にマスクを使いながら自粛生活を送っていきたいと思います。
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※内容は取材時(2020年5月3日現在)の情報です。
Domani 編集部
上阪泰幸
給料もボーナスも、すべてを旅とファッションといった趣味に注ぎ込むDomani副編集長。InstagramなどSNSでの情報蒐集にも余念がなく、「明日のコーデを組んでから寝る」のが日課。