顔だけツヤっぽいのは「テカリ」。顔から首元までみずみずしく光っているのが「ツヤ肌」
「メイク前に顔のリンパを流すだけで、むくみが取れて肌ツヤがよくなるんです。アイテムだけに頼るのではなく、根本からのみずみずしさを引き出すことが大事です」(早坂さん)
肌にツヤがあるだけで若々しく、元気に見えますよね。それには、むくみを取りリンパや血行の流れをスムーズにして肌の土台から整えることが肝心です。つまり、メイクをする前の「プレメイク」のときからベースメイクが始まっているのだとか。それでは早速、ツヤ肌の作り方の第一歩を教えていただきましょう。
1:シートマスクで肌を引き締める
「撮影は朝早くから行われるため、まずはシートマスクで肌を引き締めます。おすすめはファミュ ドリームグロウマスク CP。ファミユは韓国のボタニカルブランドで、コスメキッチンなどで購入できます。このシートマスク、他に透明感やエイジングケアに特化したタイプがあって、引き締めタイプは新商品。メイク前に使うと、キュッとハリが生まれます」(早坂さん)▲ファミユ ドリームグロウマスク CP
購入はこちら
2:顔のマッサージでリンパの流れや血行を促進し、むくみを取る
「シートマスクをしたまま、エレクトロエブリワンのデンキバリブラシを頭やフェイスラインに当てます。これは鍼治療をしたくらいの効果があると言われていて、現代のメイクアップアーティストの必需品ですね(笑)。顔のむくみを取ってくれて、目もぱっちりと開きます。目が疲れた時には、おでこに当てるだけで効果があるみたいですよ。
シートマスクを外したら、ネロリラ ボタニカ レスキュー ビューティーセラムを使ってマッサージします。私がプロデュースしているブランドで、これはオイル層と美容液層が層になっていて降ってから使うもの。表情筋って、顎からきて耳の上あたりについているんですね。なので、耳の上の少し窪んでいる部分からフェイスラインをほぐします。軽く手を握り、指の第一関節と第二関節の平らになる部分を使って柔らかくもみほぐすと、キュッとします。年齢を重ねて気づいたら、顔がお弁当箱みたいに大きく四角くなってきたという人は、食いしばりが原因で筋肉がついてきているのかも。その場合は、耳を外側に引っ張って大きく口を開けるとフェイスラインの筋肉が緩むので、その瞬間にフェイスラインをグリグリやるといいですよ。顔をマッサージしたら、必ず首から鎖骨の外側までリンパを流すこと。これで顔と、そこからつながるデコルテがすっきりして骨格が出てきます。鎖骨の流す方向と逆に顔を向けると、より効果的です」(早坂さん)
▲ネロリラ ボタニカ レスキュー ビューティーセラム 32ml
購入はこちら
「これでツヤが出る人がほとんどです。が、オイルを使い慣れていない人は、肌がオイルを吸収して乾燥してしまうことも。そんなときは、アムリターラ ローズエナジークリームを使ってマッサージするのがおすすめ。国産ローズの幹細胞を使っていて、とってもいい香りなんです。これでモデルさんをマッサージすると、『いい香り〜』と朝早いときでも目覚めてくれるんですよ」(早坂さん)
▲アムリターラ ローズエナジークリーム 30ml
購入はこちら
「顔のあとは、首から鎖骨まで必ず。顔しかやらなかったらテカリになるんですよ。でも、首からデコルテまでもしっかりお手入れすることで、発光しているようなツヤ肌になります」(早坂さん)
あわせて読みたい
▶︎【表紙メイクの裏話】メークアップアーティスト早坂香須子さんに聞きました!
メイクアップアーティスト/ビューティディレクター
早坂香須子
W所属。元看護師という医学的知識と観点から、インナービューティー、オーガニックプロダクトコンサルタントなど多岐にわたり活躍。アロマやフィトテラピーにも精通し、その豊富な知識を活かした美容メソッドを提案している。著書に「YOU ARE SO BEAUTIFUL」(カエルム)、「100% BEAUTY NOTE 早坂香須子の美容A to Z」(KADOKAWA)がある。NEROLILA Botanica(ネロリラ ボタニカ)ブランドディレクターを務める。
▶︎公式ホームページ
▶︎@kazukovalentine
写真/(C)Shutterstock.com
構成/斉藤裕子