紙の手帳派
〜自分の手で書き込みながら、思考を刺激〜
公私ともに多忙を極めるアラフォー女性が今、切実に求めているのは日々の「時産」。
みんなどんな工夫をしているのか、働く女性にリアルな手帳の中身を誌上公開してもらいました。
多様化する手帳とその周辺事情をCatch Up!
[Q&A]
Q:あなたにとって手帳とは?
A:「仕事まわりの思考がつまった、分身のような存在」
そう話す、ポーラ美術館広報・中西由里香さんにDomani編集部が取材をしてきました!
ポーラ美術館 広報 中西由里香さん(37歳)
美術館広報として働く中西さんは、28歳で現職に就いたときからそれまでとは手帳選びが一変した。「広報部は細やかな作業や打ち合わせが多く、また取材記事の内容確認も大切な仕事です。展覧会を企画進行するための中期予定把握と、日々のタスク消化のためのすきま時間の発見が可能になる手帳が必要になり、今のスタイルが定着しました。画家の誕生日をつぶやく公式ツイッターが好評なので、SNSのネタも書き込んでおきます」
どこを見ても丁寧な字で書かれているのは仕事のことばかり。その内容は頭に浮かぶ構想メモから、次の打ち合わせで確認しておきたい質問項目まで。「私にとって手帳とは、自分のやるべきこと、考えることを整理するためのものなんです。人の話を聞いて、書いて、何度も読み返して消化してから発信する。書くために手を動かすことで、頭の中が刺激される感じが好きですね。」
[中西さんの手帳の掟]
・手帳に書くのは仕事まわりの予定やto do
・2ヶ月見開き+ウィークリーバーチカルを併用して、中短期の予定を把握
・プライベートの予定は記入せず、メールやLINEのログで確認する
[2ヶ月見開きタイプ]
2ヶ月見開きページで仕事の中期の流れを掴む!
[ウィークリーバーチカル]
1時間刻みのウィークリーバーチカルで隙間時間を有効活用!
・隙間時間にSNSの投稿予定(時産ポイント①)
・その日のto doも細かく記入(時産ポイント②)
[紙派手帳のこだわりポイント]
1:メモページには、取材で印象に残った言葉を
2:ポケットにはいつも展示会の招待券
3:ボールペンの使い分けも欠かさない
・たくさん書き込む時は極細の0.38mm
・普段は0.5mmのボールペン
・タスクが終わったら赤のラッションペンで消して達成感を!
中西さんの愛用手帳はこちら
“モレスキン“のウィークリーバーチカル
Domani1月号 「”時産”できる手帳まわりライフ」より
本誌構成時スタッフ:撮影/フカヤマ ノリユキ 構成/谷畑まゆみ