お悩み#33 「子どものきょうだいゲンカ、どうやめさせる?」
―どこからがダメかわからせておきつつ、ケンカから学ばせる(兼近)
兼近:オレは小さいとき、兄ちゃん・姉ちゃん・妹、全員とケンカしてたの。親が仕事で家にいないとき、子どもだけだと限界を超えそうな瞬間があるから、親としてはどこからダメかを、わからせておく必要があるよね。たとえば、姉ちゃんとケンカになって、あとからオレの机の上の教科書に火をつけられて、燃えてたことがあって。大事件になるところだったんだけど。
りんたろー。:怖~い。特殊すぎる。
兼近:妹がガラスに頭を突っ込んで流血したこともあったし。やっぱり、ケガさせるのは絶対にダメ。それをちゃんとわからせておかないと。それでもケンカはするから、あとからでも、きちんと話をする。上の子にはどうしてケンカになったのか、ちゃんと理由を話させて。で下の子には、「イヤな思いしたね」「でもこの痛みを覚えておきなさい」って教える。
りんたろー。:ケンカで学ばせるんだね。子どものときはわからなくても、後になってわかったりもするし、大事なことだと思う。
兼近:そう。16~17歳のころから、妹の門限を決めるのも、携帯を買い与えるのもオレがやって、親のような役割だったんだけど。妹が中学生で門限を破ったときは、目の前で本人の携帯をバキっと折っちゃったのね。門限を破ったから、あなたの携帯はもう使えません。また買って欲しかったら、言ってきなさいって。もう、めちゃくちゃなやり方だった。でも今なら、怒るんじゃなくて話すことが必要だって、わかるよ。さすがにオレも後悔して、大人になってから、約束を守ることの大切さ、兄としての気持ち、ちゃんと話しました。
りんたろー。:で、中学のときの妹の門限って何時だったの?
兼近:夜の12時。
りんたろー。:それやっぱり特殊です。
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取材・文/南 ゆかり 撮影/高木亜麗 ヘア&メイク/五十嵐将寿 衣装協力/EXIEEE、W♥C
EXIT(イグジット)
2017年コンビ結成。芸人、アーティスト、ファッションブランド「EXIEEE」プロデューサー。現在のレギュラー番組は、日本テレビ系『THE突破ファイル』、TBS系『霜降りミキXIT』、テレビ朝日系『ひかくてきファンです!』、Abema TV『Abema Prime』木曜MC。
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○りんたろー。(左)/1986年生まれ。趣味は美容とお酒。介護施設で8年間の勤務経験あり。ツッコミ担当。血液型A型。
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○兼近大樹(右)/1991年生まれ。子ども好きでベビーシッターのアルバイト経験あり。2019年吉本男前ランキング1位を獲得。ボケ担当。血液型O型。
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