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【目次】
ボディタオルを選ぶポイントって?
体を洗うためのアイテムであるボディタオル。毎日使うものだから、単に汚れが落とせればよいというだけでなく、肌をいたわる優しさや爽快感、洗いやすさもチェックしたいところ。ボディタオルを選ぶときのポイントを見ていきましょう。
肌触りで選ぶ
やわらかめから硬めまで、ボディタオルの肌触りはさまざま。やわらかいほど肌への刺激が少なく、硬いほど洗った後の爽快感を得られます。肌の状態や好みに合う、ちょうどよい肌触りのものを選びましょう。
ボディタオルの肌触りは、おもに使われている素材や糸の織り方によって決まります。肌がデリケートな人には、やわらかめで肌への刺激が少ないコットンやシルク、ポリ乳酸がおすすめ。麻やナイロン・ポリエステルは、硬めの肌触りが好きな人に向いています。また同じ素材でも、細い糸でやわらかく織られたものと、太い糸でザクザクと硬めに織られたものとでは、肌触りが変わってきます。やわらかなイメージのコットンであっても、織り方によっては硬めのボディタオルになることも。素材と織り方の組み合わせに注目すれば、より好みに近いボディタオルを見つけやすくなります。
体格に合わせて選ぶ
ボディタオルの平均的な長さは100cmほどですが、背が高い人や肩幅が広い人には少し短く感じられるかもしれません。短いと背中全体に届かず、洗いきれていない部分が出てくることもあります。逆に細身の人や子供の場合、100cmでは長過ぎて持て余してしまう可能性が。大柄な人には120cm程度のロングタイプ、小柄な人や子供には80cm以下の小さなボディタオルがおすすめです。特に子供は折り畳んで使うことも多いので、薄くて短いボディタオルが適しています。家族それぞれの体格に合わせて、最適なサイズを選びましょう。
ボディタオルの素材を比較しよう
ボディタオルの素材はおもに5種類。素材が変われば肌触りだけでなく、泡立ちのよさや耐久性も変わります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
優しい風合いの「コットン」
コットンは肌が弱い人や赤ちゃん、子供におすすめの天然素材。やわらかくて優しい風合いで、肌への負担が少ないのがメリットです。ただしコットンは泡立ちがあまりよくありません。泡が十分に立っていない状態で洗ったり、石けんを付け過ぎてしまうと、肌に優しいコットンのよさを生かせないことも。そういう場合は、あらかじめ泡立てネットで泡を作ってからボディタオルに付けて洗うことで、泡立ち不足を補えます。
また、コットンは水切れが悪く、乾きにくい素材です。石けんや皮脂汚れを十分に洗い流さないまま浴室につるしておくと、カビや臭いの原因に。使い終わったら十分にすすいで、風通しのよい場所で乾かしておきましょう。定期的に洗濯機で洗うとさらに衛生的です。
速乾性に優れた「麻」
麻は優れた速乾性が大きな特徴。湿度の高い浴室に置きっぱなしでもすぐに乾くので、カビが付きにくく衛生的に保ちやすい素材です。天然素材の中では最も泡立ちがよく、張りがあるため洗った後の爽快感を得られるのもポイントです。また、麻のボディタオルは硬めの肌触りが皮膚に適度な刺激を与え、血行促進にもよいとされています。ただし洗うときに力を入れ過ぎると肌を傷つけることもあるのでご注意を。
きめ細やかな「シルク」
シルクは人の肌に近い天然のタンパク質を豊富に含んでおり、刺激がとても少ない素材。保湿性が高く、デリケートな肌も優しく洗えます。シルクのタンパク質に含まれるアミノ酸には、肌の余分な角質や皮脂を取り新陳代謝を活発にする作用があるとされています。シルクのボディタオルが1枚あれば、バスタイムを利用して顔やボディのスキンケアにも。泡立ちが悪いのがデメリットですが、麻やコットンを混ぜたり、異素材のスポンジを合わせたりして泡立ちをよくした製品も販売されています。
泡立ちがいい「ポリ乳酸」
ポリ乳酸とは、とうもろこしなどの植物から作られるプラスチック繊維のこと。「バイオマスプラスチック」とも呼ばれ、環境に優しい化学繊維として注目されています。化学繊維ながら人の肌と同じ弱酸性でとてもやわらかく、肌に優しいのが特徴です。また、ポリ乳酸のボディタオルにはコットンやシルクにはない泡立ちのよさがあり、速乾性にも優れています。
低価格がうれしい「合成繊維」
ナイロンやポリエステルなどの合成繊維のボディタオルには価格が安いものが多く、種類も豊富です。他の素材に比べて泡立ちがよく、モコモコの泡でしっかりと体を洗えます。速乾性に優れている上に丈夫なので、長く使えるのもメリット。ただし感触は硬めのものが多いため、敏感肌の人や肌が元々弱い人は避けた方がよさそうです。
ボディタオルの使い方や手入れ方法
ボディタオルは正しく使わないと肌にダメージを与えてしまいます。毎日肌に触れるものなので、衛生面も気になるところ。ボディタオルの使い方と手入れ方法を紹介します。
肌を強くこするのはNG
背中やかゆいところをボディタオルでこすると気持ちよく感じることがありますが、強くこするのは避けて。肌の角質が必要以上に剥がれ落ち、バリア機能が低下してダメージを受けやすくなってしまいます。体の汚れは石けんの泡で十分落とせるので、ボディタオルは泡を全身に塗り広げ、優しくなでるようにして使うのが基本です。ボディタオルをお湯で濡らし、石けんをつけて円を描くようにこすり合わせると、泡が立ちやすくなります。ボディタオルを持つ手に力を入れず、泡で洗うことを意識しましょう。
ボディタオルは洗濯が必要?
素材にもよりますが、ボディタオルは使うたびに洗うのが理想です。ボディタオルは石けんをつけて使うものなので、使った後にすすいでおけば問題ないように思えます。しかし、よほど意識してすすがない限り、石けん成分や皮脂汚れが残ったままになり、浴室の湿度も手伝って雑菌が繁殖してしまうのです。
特に水切れが悪いコットンは、次の日まで乾かないことも多いので注意が必要。できれば毎日洗濯機で洗い、日に当てて乾燥させると清潔な状態で使えます。素材によっては縮んだり変色したりすることもあるので、洗濯の際は表示をよく確かめましょう。洗濯や天日干しができない素材は、使用後にしっかりとすすいで、風通しのよい場所で乾かしておきます。また、ボディタオルの繊維がほつれてきたり、泡立ちが悪くなったりしたら交換のサイン。へたって泡立ちが悪いボディタオルは肌にもよくないので、劣化に気づいたら早めに交換しましょう。
コットンのおすすめボディタオル
ふんわりとやわらかなコットンのボディタオルは、高齢者や赤ちゃん、敏感肌の人にも人気です。デリケートな肌を優しく洗う、コットン製のボディタオルを紹介します。
デリケートな肌に「オリム オーガニックのボディータオル」
上質なタオルの産地として名高い、愛媛県今治産のボディタオル。オーガニックコットンの糸を100%使用し、染色などの化学処理は一切施されていません。本体はもちろん縫い糸にまでオーガニックコットンを使うほど素材にこだわっており、デリケート肌の人も安心して使えます。両端は目の細かいガーゼ、真ん中は極太糸で編んだ硬めの仕上がりになっていて、洗う部位によって使い分けができます。
商品名:オリム オーガニックのボディータオル
角質ケアができる「Kirei ピーリングボディタオル」
コットンにゴムラテックス加工を施したピーリング用のボディタオル。背中や二の腕のブツブツ、膝・肘周辺の古い角質などを、ゴムの粒子がすっきり落としてくれます。石けんで体を洗った後に、濡らして絞ったボディタオルで末端から体の中心に向けてくるくるとマッサージするようにこすると、驚くほど垢が出てくることも。肌が弱い人はボディタオルに直接石けんをつけ、泡立ててからそっと体を洗いましょう。むきたてのゆで卵のような、ツルツル素肌が手に入ります。
商品名:Kirei ピーリングボディタオル
麻のおすすめボディタオル
天然の麻を使ったボディタオルは、体をゴシゴシと洗いたいけれど肌へのダメージが気になる人におすすめです。合成繊維に比べて肌を傷めにくいので、安心して使えます。豊かな泡立ちと適度な刺激で1日の疲れまですっきりと洗い流してくれそうな、麻のボディタオルを紹介します。
ほどよい刺激が特徴「ラミー100ボディタオル」
麻の中でも丈夫でシャリシャリ感のある「ラミー」を使用したボディタオル。糸のよりを通常より強くしてシャリ感を引き出しているので、ほどよい刺激を得られ、サッパリとした洗い上りを実感できます。乾いているときは硬そうに見えますが、水に濡らすとしなやかな肌ざわりに変化し、石けんがしっかり泡立ちます。水切れがよくすぐに乾くため、衛生的に使えるのもうれしいポイント。
商品名:ラミー100ボディタオル
伝統のからみ織りで丈夫「亀の子束子 麻タオル」
しっかりめに洗いたいという人には、創業100年以上の歴史を誇る老舗メーカー「亀の子束子」の麻タオルがおすすめ。「ふつう」「かため」「とくにかため」の3種類がありますが、「とくにかため」は魚網並みのしっかりとした硬さが頼もしく、洗い上りの爽快感を求める人に人気です。伝統的な「からみ織り」が使われており、毎日使っても目くずれしにくい丈夫さがメリット。水切れがよいのでカビの心配も少なく、長持ちします。
商品名:亀の子束子 麻タオル
シルクのおすすめボディタオル
シルクのボディタオルには、体を洗うだけでなく毛穴や角質の汚れを取り、肌のコンディションを整える効果が期待できます。シルク特有のやわらかな肌ざわりに包まれて、リッチなバスタイムを過ごせるのも魅力。シルクを使ったボディタオルのおすすめを見ていきましょう。
群馬県産の上質なシルクを使用「上州絹屋 シルキーボディタオル」
群馬県の養蚕農家が育てたオリジナル品種「ぐんま200」を使用したボディタオル。製糸から製造まで、国内で一貫して手がけられています。独自の技術により、繭(まゆ)にホルマリンや防腐剤を使わずに製糸しているので、肌に触れても安心です。
商品名:上州絹屋 シルキーボディタオル
目が粗い丈夫な一品「正活絹 絹タオル」
「正活絹」は「冷え取り靴下」などのシルク製品が人気のブランド。ボディタオルにもシルクを100%使用しています。しっかりとよった糸で粗めに編まれているため、とても丈夫で毎日体を洗っても半年ほど使えます。おすすめの使い方は、半身浴をしながら湯船の中で体をぬぐう方法。古い角質や垢が取れて、肌が生まれ変わったようにツルツルになる効果が期待できます。
商品名:正活絹 絹タオル
合成繊維のおすすめボディタオル
ナイロンやポリエステル、ポリ乳酸などの化学繊維は、安くて機能的な点が魅力。近年は肌に優しい化学繊維のボディタオルも増えてきました。刺激が心配で今まで敬遠していた人も、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。ここでは合成繊維のおすすめを紹介します。
硬さが選べる「オーエ あわゆき」
「あわゆき」はストッキングに使われる極細のナイロン繊維を使用しています。生地のキメが細かいため少量のボディソープでもよく泡立ち、節約にも。超やわらかめ・やわらかめ・ふつう・かため・超かための5種類のラインアップがあり、それぞれ色柄が異なるので、家族で使い分けたいときにも便利です。
商品名:オーエ あわゆき
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