「私も頑張ればセーラームーンみたいになれるかも。希望を持たせてくれるところも作品の魅力です」
1991年より漫画雑誌「なかよし」(講談社)で連載がスタートし、翌年テレビアニメ化されて以来、子どもから大人まで夢中にさせ社会現象を巻き起こした大人気少女漫画「美少女戦士セーラームーン」。自身も幼いころ夢中になってアニメを観ていたうちのひとりという菜々緒さんに、年齢問わず誰もが熱狂していたあのころを振り返りながら「美少女戦士セーラームーン」に惹かれる理由について伺います!
「美少女戦士セーラームーン」の大ファンだと伺いましたが、幼いころの〝セーラームーン〟に関する想い出について教えてください。
菜々緒さん(以下、敬称略):小さいころ、幼馴染の佐藤かよさん(モデル)と一緒に「セーラームーンごっこ」をよくしていましたね。私はダントツでうさぎちゃん(セーラームーン/月野うさぎ=主人公)推しで、この役だけは誰にも譲りませんでした。髪型もお母さんに頼んでうさぎちゃんのようなお団子ヘアにしてもらったりもして。大きくなってから、かよに聞いた話なんですが、ある日私が泣いていたので「どうしたの?」と尋ねたところ、泣いていた理由が「うさぎちゃんの髪型がうまく決まらない」だったそうで(笑)。当時の私はそれくらい熱心にうさぎちゃんになりきっていたんです!
「美少女戦士セーラームーン」の一番の魅力って何だと思いますか?
菜々緒:普段は普通の女の子たちだけれど変身するとみんなを守ってくれるセーラー戦士として、かっこよく美しく、キラキラとしている部分に引き込まれます。セーラー戦士たちの中に自分に近いキャラクターがいることも魅力のひとつですかね。あと月や星など惑星の名前に因んだキャラクターデザインや世界観も神秘的でいいですよね。
先ほどうさぎちゃん推しとおっしゃっていましたが、ご自身に近いなと思うのはどのキャラクターですか?
菜々緒:性格で言うと強くて凛々しい性格のレイちゃんなのかもしれませんが、ポジション的にはうさぎちゃんに近いのかな。うさぎちゃんって、基本はドジで泣き虫で個性のある他のキャラクターと比べるといちばん普通な女の子ですよね。でも土壇場では力を発揮して敵を倒しちゃう。私自身も、自分では特に秀でたものはないと思っているのですが、こうやって女優のお仕事を続けられているのも事務所の人たちや作品のスタッフさん多くの人たちに支えてもらえているからだと思っています。そういう意味でうさぎちゃんに近いものを感じます。
「セーラームーンごっこ」が好きだったという菜々緒さん。美人でかっこいい姿はまさに〝美少女戦士〟です! そんな菜々緒さんに、次回は美しさの秘密について伺います!
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劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」≪前編≫は現在公開中! ≪後編≫は2月11日(木)公開予定!
<あらすじ>
今世紀最大の<皆既日食>で、新月が太陽を覆い隠し、次第に薄暗くなっていく中、うさぎとちびうさは自らに助けを求める<ペガサス/エリオス>と出会う。ゴールデン・クリスタルの封印を解く、選ばれたる“乙女”を捜しているというエリオスは、ある日ちびうさの夢に現れ、「力を貸してほしい」と告げるのだった。時を同じくして、街には<デッド・ムーンサーカス>と名乗る謎のサーカス団が現れる。彼らの狙いは、悪夢の化身レムレスをばらまき、「幻の銀水晶」を手に入れて、月と地球を支配し、やがて宇宙までも支配しようと目論んでいた–––––––。25年ぶりの劇場版最新作のテーマは「夢」。戦士として、ひとりの人間として、様々なことに悩み、迷い、成長するセーラー戦士たちの姿と、ちびうさとエリオスの淡い初恋が描かれる原作4期<デッド・ムーン>編を前後編2部作で映画化!
声の出演:三石琴乃 金元寿子 佐藤利奈 小清水亜美 伊藤 静 福圓美里 野島健児
皆川純子 大原さやか 前田 愛 藤井ゆきよ 広橋 涼 村田太志 中川翔子 松岡禎丞
渡辺直美 菜々緒
主題歌:ももいろクローバーZ with セーラームーン&セーラーマーキュリー&セーラーマーズ&セーラージュピター&セーラーヴィーナス「月色 Chainon」EVIL LINE RECORDS
作詞:白薔薇sumire 作曲:小坂明子 編曲:月蝕會議
原作・総監修:武内直子
監督:今 千秋
脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:只野和子
アニメーション制作:東映アニメーション、スタジオディーン
配給:東映
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(c)武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会
女優・タレント・モデル
菜々緒
ななお/1988年10月28日生まれ。
撮影/古水 良 スタイリスト/柴田一宏(DRAGON FRUIT) ヘア&メーク/吉田真妃(クララシステム) 構成/望月琴海・福本絵里香(本誌)