【目次】
・学習机の種類
・高さはハイとローの2タイプ
・材質の違いをチェック
・選ぶときのポイント
・長く使うことを考えるなら?
・シンプルなデザインのおすすめ平机
・収納抜群のおすすめ上棚付き机
・自由に動かせるおすすめ組み替えデスク
【目次】
学習机の種類
子どもの学習机はさまざまな種類のものが販売されているので、どんなものを選んだらいいか悩む人も多いはず。まずは代表的な学習机の種類を確認してみましょう。
平机
上棚がない平机は、フラットで圧迫感がないのが特徴です。腰高窓の前に置いても外からの光を遮らず、部屋の明るさを保てます。シンプルなデザインなので他の家具と合わせやすく、リビングに学習机を置く場合でも違和感なく設置できるのも魅力です。
しかし、棚や引き出しなどの収納があまり付いていないため、机とは別に教科書などを収納できる家具を準備する必要があります。
上棚付き机
平机に収納棚がプラスされたものが、上棚付き机です。学習机の定番のモデルで、子どもが机に向かいたくなるような機能も充実しています。
コンパクトながら、棚と引き出しがあるため勉強道具を整理整頓しやすいのがポイント。ロータイプとハイタイプの2つがあり、圧迫感を少なくしたい場合は低いほうを、収納力を重視する場合は高いほうを選ぶのがベストです。
組み替えデスク
組み替えデスクは、学習机に棚や引き出し付きワゴンなどの収納がセットになったもの。子どもの成長や学習環境に合わせて、レイアウトを組み替えられるのが最大の特徴です。
しかし場所を取るため、リビングに置く場合でも、子ども部屋に置く場合でも、設置のために広めのスペースを確保する必要があります。
高さはハイとローの2タイプ
学習机の高さは、大きく分けて「ハイタイプ」と「ロータイプ」があります。好みや目的を考えた場合どちらが最適か、それぞれの特徴をご紹介します。
収納力があるハイタイプ
ハイタイプは棚や引き出しなどの収納が付いているタイプが多いため、学習机を置くスペースにまとめて勉強道具や本を収納したい場合におすすめです。また、椅子に座って使用するため、学校で勉強するのと同じスタイルで机に向かえます。
小学校入学時は、座って机に向かい勉強し続けることに慣れていません。学校と似た環境に慣れておくと、より集中して勉強に取り組めるでしょう。中学、高校、大学へ進学しても、長く使い続けられるのもハイタイプのポイントです。
圧迫感が少ないロータイプ
ロータイプは圧迫感が少なく、リビングに置いてもなじみやすいのが魅力。体が小さい低学年の子どもにはぴったりです。
入学したばかりの子どもは、椅子に腰かけると足先が床に付かず安定しないことが多いです。足元をぶらぶらと動かしているうちに、遊び始めることもあるかもしれません。じっと座っていられない間は、机は低いものを選ぶのも1つの選択肢。成長に合わせて高さを調整できるタイプを選べば、長く使い続けられます。
材質の違いをチェック
学習机は、素材によって価格や耐久性が異なり、また木目の出方や色合いによって部屋の雰囲気も変わります。学習机に使用される主な素材をご紹介します。
無垢材
無垢材とは、「木そのもの」だけを使った素材です。同じデザインでも1つ1つ木目が変わり、長く使っている間に木の色が深まったり、色あせたりと、風合いの変化を楽しめます。
他の材質と違って「1枚の板」でできていて、素材がはがれる心配がありません。毎日使用するものなど、「子どもには質のよい本物に触れさせたい」と考えている人におすすめです。
突板
突板は、別の素材で作られた芯材に、薄くスライスした天然木を貼り付けたものです。見た目は無垢材と変わらないですが、価格が安く、重さも軽量なのが特徴です。
天然の木だけで作られた板は湿気や乾燥で変形することがありますが、突板はその心配がありません。コストを抑えながら、無垢材に近い風合いの机がほしい場合におすすめです。
化粧板
樹脂や紙などの表面に、木目を印刷したシートを貼り付けて作られたのが化粧板です。耐久性がありながら、安価に購入できるのが最大の魅力といえます。
しかし、プリントされたシートは湿気に弱いのがネック。表面がはがれてくることもあるため、長く使用していると見た目が劣化してしまう可能性もあります。
選ぶときのポイント
学習机は大きな買い物であり、部屋の雰囲気にも影響するので、サイズ感やデザインなども考慮したいところ。設置したときをイメージしながらチェックしたい、選ぶときのポイントを確認しましょう。
天板のサイズ
学習机の核ともいえる天板は、学習スペースの広さに直結します。そのため、購入前にはしっかりと確認しておきたいポイントです。幅100cm×奥行60cm程度が一般的とされており、教科書とノートを広げて勉強するのに必要な広さは、幅90cm×奥行50cm前後が目安です。
リビングに置く場合、場所を取らないコンパクトなタイプを選びましょう。学年が上がるにつれて、教科書や勉強に使う道具が増えます。PCデスクとして大学生以上でも使い続けたい場合は、幅120cm×奥行60cm程度がおすすめです。
住宅環境や子どもの好み、どのように使っていくかなど、さまざまな要素をしっかり考慮してちょうどよいサイズを選びましょう。ぎりぎりの大きさよりも、少しゆとりのあるサイズ感だと安心です。
机と椅子のバランス
子どもが正しい姿勢で机に向かうために、椅子と高さのバランスは重要です。座る位置の高さが変えられる椅子であれば問題ありませんが、固定されている椅子の場合、座面の高さを基準に机の高さを選びます。
座り姿勢で、お尻からみぞおちまでの位置から1cm引いた高さに天板があると、疲れにくい理想的な姿勢が保ちやすくなるようです。レバーやボルトの位置調整で高さを変えられる机もありますが、近年は高さ約70cmに固定された、大人でも使える机が増えています。
学習机の買い替えは頻繁にはできないので、場合によって高さ調節ができる椅子を購入し、できるだけ長く使えるようにするとよいでしょう。
組み立て式か完成品か
ネットや店頭で商品選びをする際、目にするのは出来上がった状態の机です。しかし、商品によっては解体された状態で届き、組み立てが必要な場合もあります。リーズナブルな学習机は、組み立て式のケースが多いようです。
学習机は構造が複雑で、取扱説明書を見ても組み立てが難しい場合もあります。また、組み立てるためのスペース確保も必要です。作る時間や組み立てに自信がない場合は、完成された状態で届く机を選びましょう。
一方で、完成した状態の机はとても大きく配送料もかさみます。また玄関から移動させる導線確保も必要です。机のみの金額から、さらに費用がかかる可能性もあるため、商品ページや店舗の情報をしっかり確認して選びましょう。
長く使うことを考えるなら?
学習机を購入する際は、身長が伸びたり、学習道具が増えたりすることも考慮して選びましょう。長く使用するために注目したいポイントをご紹介します。
シンプルなデザインにする
学習机を長く使いたい場合は、飽きのこないシンプルなデザインの机がおすすめです。子どもに好みを聞くと、キャラクターデザインやカラフルなタイプをねだられるかもしれません。しかし購入した当初はそれで喜ばれても、成長と共に飽きてしまう可能性もあります。
そのような場合は、机本体はシンプルなものを選び、他の部分で子どもの好みを取り入れるのがおすすめです。机の下に敷くラグマットをカラフルにしたり、机上に子どもの好きなキャラクターのフィギュアを置いたりすれば、学習環境の雰囲気を変えられて、好みも反映できます。
高さ調節ができる机にする
小学校から大学まで同じ机で勉強するとなると、16年間使い続けることになります。その間に子どもの身長は伸びていきますので、成長に合わせて高さ調節できる机を選ぶのも1つの方法です。勉強するときは、机と椅子が体にフィットしていることが大切。あらかじめ調節できる机だと、成長に合わせて変えられるので長く使用しやすいでしょう。
気に入った机が高さ調整できない場合は、座面の高さを変えられる椅子を選ぶのも◎。1つの物を長く使い続けることで、机に対して愛着を持つことができそうです。
シンプルなデザインのおすすめ平机
平机はシンプルなデザインが多く、学習机専門のメーカーでなくても探せます。インテリアになじみやすい、おすすめの机をピックアップしました。
カリモク家具「ピュアナチュール デスク SU3310」
「カリモク家具」は、使用する木材にこだわり、人と環境に優しい家具作りを目指したインテリア・家具メーカーです。豊富な種類があり、置く場所や年齢に合わせた机を選べます。
ピュアナチュールシリーズは、座ったままでも側面から足の出し入れがしやすい「Kライン脚」が特徴です。落ち着いた雰囲気で空間になじみやすいデザインも魅力。6口コンセントも付いていて、ライトなどの設置に困らないのもポイントです。
・商品名:カリモク家具 ピュアナチュール デスク SU3310
コイズミ「ルトラ レトロモダン&シンプルデスク」
学習机で有名なメーカー「コイズミ」の平机は、天板と前板に高圧メラミン材を使用した、硬く傷つきにくい机です。クレヨンや油汚れが付いても拭き取りやすく、絵画や制作の宿題も自分の机で行えます。
大人になっても違和感なく使えるデザインですが、主素材は化粧板のためとてもリーズナブル。同じラインのラックや引き出しワゴンとセットで使ってもいいですね。
・商品名:コイズミ ルトラ レトロモダン&シンプルデスク
ISSEIKI「学習デスク ERIS KIDS DESK 100」
一生紀の学習机はシンプルなデザインで、角に丸みを持たせた優しい雰囲気が特徴です。子どもにも安心な自然系オイルで仕上げられています。
机の中央にはB4サイズが収まる引き出し収納が付いていて、デスク上の整理整頓がしやすいのも◎。また机両サイドに、ランドセルやカバンをひっかけられるフックも付いています。子どもが使わなくなっても、リビングの一角に置いて大人の作業デスクとして活用できそうです。
・商品名:ISSEIKI 学習デスク ERIS KIDS DESK 100
収納抜群のおすすめ上棚付き机
一般的に、学習机というと上棚付きがメジャーです。整理整頓がしやすく、子どもが机に向かいたくなるような上棚付き机のおすすめ3つをご紹介します。
smart-i「学習机 LOOK」
幅100cmのコンパクトな大きさで、狭いスペースに設置しても場所を取りません。ノートと教科書を広げても十分な広さがあり、収納も充実。仕切り付きの棚には本や教科書を立てて収納でき、その下にはパソコンやケーブルをまとめて入れられるスペースもあるなど、機能性も抜群です。
デスクとワゴンの引き出しはスライドレールで、収納する物が増えても開けやすい仕様になっています。学習机でありながらシンプルなデザインで、飽きることなく使えるはず。リビングスペースに置いても違和感がなさそうです。
・商品名:smart-i 学習机 LOOK
タンスのゲン「学習机3点セット」
広々とした机と、収納する物に合わせて仕切りが移動できる上棚、A4サイズも入る3段ワゴンの3点がセットになった学習机です。整理整頓がしやすく、机にはランドセルやカバンをかけられるフックも付いています。
3段ワゴンの下段はフルオープンするため、奥にある物も取り出しやすいのがうれしいポイント。机にある2つの引き出しはA3サイズも余裕で入り、引き出しサイドのスライドレールが、物を入たくさん入れても開閉しやすさを助けます。
・商品名:タンスのゲン 学習机3点セット
ロウヤ「学習机 多機能3点セット」
広々使えるデスクは、天板に使用されている化粧板が塩化ビニル素材で、傷や汚れに強く手入れがしやすいのが魅力です。付属の上棚はデスクの後ろ側で固定するため、取り外しても傷や跡が残らず使えます。
引き出しのすき間や本棚の背面にポイントカラーが入っていて、ナチュラルな雰囲気なのにハイセンスなデザイン。デスク後ろには電源タップが入るスペースがあり、足元にもオープン収納があるなど、まさに「多機能」な学習机です。
・商品名:ロウヤ 学習机 多機能3点セット
自由に動かせるおすすめ組み替えデスク
自分で動かせる組み替えデスクは、使い勝手のよさを考えながら配置を楽しめます。子ども自身でも模様替えを楽しめそうな、おすすめの組み替えデスクをご紹介します。
コイズミ「CDコンパクト ステップアップデスク」
机本体は拡張天板で、さらに8cmの奥行拡張が可能です。ワゴンの天板が机と同じ高さまでリフティングするため、一時的に幅も広げられます。机の脚は取り外し可能でブックシェルフと連結OK。棚板は上下左右に入れ替えができ、高さの調節も可能です。
ワゴンと机の引き出しはすべてフルオープンレールが採用され、奥に入ってしまった物も簡単に取り出せます。また、引き出しの一部に、細々とした文房具が整理しやすい「お片付けキット」が付いているのもうれしいポイントです。
・商品名:コイズミ CDコンパクト ステップアップデスク
イトーキ「組み替えデスク フリーワンタイプ」
デスクに付いた「ターンアップ天板」によって、天板の奥行を13cm広くできます。デスクとワゴンの引き出しはそれぞれA3の大きさに対応していて、プリントと一緒に小物類も収納可能です。
引き出しが広いと中がごちゃつきそうですが、専用の「お片付けトレー」が付いていて、エリア別で収納を分けられます。エリアごとに「使ったら戻す習慣」をつければ整理整頓も身に付き、誰でも片付け上手になれそう。ワゴン下段は最大の収納量で、お気に入りのおもちゃなども入れられます。
・商品名:イトーキ 組み替えデスク フリーワンタイプ
アイリスオーヤマ「コンパクトツインデスク」
双子のきょうだい、または学年が近いきょうだいがいる家庭にぴったりな学習机です。デスク、キャビネット、ラックが2個ずつの6点セットで、4通りの組み合わせ方ができます。置く部屋によって向かい合わせや、横並びにでき、ラックを積み重ねると仕切りになって、各自のスペースが確保可能です。
一人っ子でも、向かい合わせの組み方でリビングに置けば、デスクワークをしながら子どもの勉強を見てあげられます。デスクセットは独立しても使えるため、子どもたちがそれぞれ違う部屋を持つようになっても安心です。
・商品名:アイリスオーヤマ コンパクトツインデスク