【目次】
夫のカバンの中に、コンドームが!
前回のお話▶︎美人で優しい妻が夫の浮気で思わず暴力的になった理由
結婚10年間、愛妻家でいい夫だと信じていた配偶者の浮気が発覚。一体どんな経緯で彼の化けの皮が剥がれたのか、気になりますよね。
リコさん:家で掃除機をかけているときに、たまたま掃除機が彼のカバンに当たったんです。その瞬間に女の勘で、なぜか彼のカバンを見なきゃ、という気になった。実はその前から、常に仕事だ出張だと言って朝帰りしたり、ゴールデンウィークにも仕事で泊まったりしていて、「そんなに忙しいの?」と疑問には思ってたんです。だけど仕事でがんばってるんだから、と思って責められなかった。
勘が働いて見た夫のカバンの中には、コンドームが。
リコさん:それで「これは完全におかしい」と気が動転して、夫に「なんでカバンにコンドームが入ってるの?」ってLINEを送ってしまったんです。帰ってきてから聞けばよかったのに、バカですよね。
帰宅した夫に「俺のこと信じてないのか」と泣かれたけれど、「信じられないから携帯を見せて」と頼んで見せてもらったら、前回に書いたような、リコさんも顔見知りの女性4人との行為中の画像と動画が出てきた、というお話。
酷い話ですが、なんかちょっとわかる気がするなあ。嘘つきって、なぜかすぐ泣くんですよねえ。あれって何なんでしょう。
しかし、幼い息子がふたりいることもあって、すぐに離婚とはならず。
リコさん:スマホを見たあとは、もう夫への信用はゼロになりました。今までおかしいなと思いながらも放置していたクレジットカードの履歴も、彼が見せてくれないのでアプリで履歴を確認してみたら、ラブホテルの名前らしき施設で利用したとか、浮気の痕跡が調べれば調べるほど、どんどん出てきたんです。
こうなるとスパイ活動は止まらず、夫のアカウントを手当たり次第チェックしたら、女性とのやりとりがさらに出てきたそう。
リコさん:そのたびに夫を責めて、嘘をつかれるたびに泣いて手が出て…。
その後、なぜかそんな夫の方から「リコが怖いからもう出て行く」と言われ、「は!?」と愕然としたリコさん。別居生活が始まったものの、その間にも夫は最初に浮気が発覚したのとはまた別の女性と暮らしていたとかで、まさにクズ中のクズ(怒)。
不倫された妻が再構築をがんばるケースもあったりするけど、こういうタイプの夫の場合、浮気はもう病気なので、決して治らないと思っていたほうがいいと、個人的には思います。
そんなわけで、ここからさらに露呈する、夫の女癖の悪さのお話は、次回に続きます。
インタビュー・文
さかい もゆる
出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。