【日焼け止めやファンデーションを塗りたくる!】は間違い! 汚肌化するうえ日焼けリスクがアップするんです
1日中炎天下にいるなど「今日、絶対に日焼けする……」という日、どんな対策をしていますか? 紫外線が肌に入る隙を与えないよう、厚塗り覚悟で日焼け止めやファンデーションをとにかく塗りたくるという人がいますが、かえって日焼けしやすくなるって知っていましたか?「日焼け止めもファンデーションも必要以上につけるとメイクくずれしやすくなります。
すると、くずれた部分の肌は無防備になって紫外線にさらされ続け、顔のあちこちで部分的に日焼けすることに。また、厚塗りするほど早く&ドドッとくずれるのでおすすめしません。日焼け止めをきちんと塗ることは大前提ですが、それに加えてくずれない肌づくりが肝心です。日焼け止めを塗るまでの“肌仕込み”と”ベースメイク”それぞれのポイントをしっかり押さえましょう」(佐伯さん)
シャツ¥26,400(ガリャルダガランテ 表参道店〈ガリャルダガランテ〉)
スキンケア〜日焼け止めまでの【肌仕込み】を解説
1.肌に水分をたっぷり補給して「肌の土台」を盤石にする
「肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌されるためメイクがくずれやすくなります。保湿には化粧水やオイルなど様々な方法がありますが、くずれを防ぐためには水分をしっかり与えてあげることが大事。化粧水を2〜3枚のコットンにたっぷり含ませて割き、両頬、額、こめかみ、フェイスライン、鼻に貼りつけて5分程度パック。コットンが乾いてきたら化粧水を足します。保湿しながらクールダウンできるので、肌が引き締まってファンデーションの密着度もアップします」(佐伯さん)
ニット¥29,700(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)
コットンパックにはサラッとした保湿化粧水がおすすめ
▲アクセーヌ モイストバランス ローション 360mL ¥6,050
水のように軽いテクスチャーで肌の奥にスーッと入り込み、内側から潤いで満たします。容量たっぷりでコットンパックにも便利。
2.乳液やクリームで蓋をしたあとは必ずティッシュオフ
「乳液やクリームの油分が浸透しきれず肌表面に残っていると、ファンデーションのくずれを招きます。乳液やクリームをハンドプレスでしっかりなじませたあと、ティッシュを肌にあて軽く押さえて余分な油分を吸収させて。このひと手間だけでもメイクくずれしにくくなります」(佐伯さん)
3.UV防御値が高くサラサラ仕上がりの日焼け止めを顔全体にぬる
「直射日光を浴びるアウトドアシーンでは、SPF値やPA値が最高レベルの日焼け止めがベスト。塗ったあと肌がしっとりするクリームタイプよりも、サラッとした肌になるタイプを選ぶこともメイクくずれを防ぐ一手に。日焼け止めは使用量が少ないと紫外線を防ぎきれないので適正量を使いましょう。日焼け止めを塗ったあとは手のひらで軽くハンドプレスしてしっかり密着。通常、ファンデーションの前に下地を使いますが、重ね塗りをしすぎるとくずれるので下地は使わずにファンデーションの工程へ進みます」
アウトドアシーンにぴったりの日焼け止め
▲ファンケル サンガード50+ プロテクトUV SPF50+・PA++++ 60mL ¥2,750
最強のUV防御値でありながら肌にやさしいノンケミカル処方。汗や水に強いウォータープルーフでムラ焼け防止機能も搭載。軽いミルクローションタイプでサラッと使えます。
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撮影/向山裕信(Vale./人物)、高橋一輝(近藤スタジオ/静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/近藤奈恵 モデル/黒木ナツミ 構成/片山幸代
ヘア&メークアップアーティスト
佐伯エミーさん
美容誌をはじめ、様々なジャンルのヘア&メークを手がけ、女優やアーティストからも指名を受ける。流行りのメークを独自に分析し、その人に似合うメークを提案することが得意。また、スキンケアや美容ツールの指南役としても活躍。