台湾の餃子事情はどんな感じ?
今回は私が台湾に移住して「食」で一番初めにびっくりしたこと。私は焼き餃子が大好きで、台湾に来た当初「本場の美味しい餃子を山盛り食べたい!」と願っていたのですが、
ん? 何か違う。
台湾ではどこのローカルフード店に行っても餃子のメニューがあるくらい庶民食なはずなのに、焼き餃子を見かけない!
そもそも中国語で餃子はなんという?
・水餃子は「水餃(shuǐ jiǎo)スゥエイ ジャオ」
・焼き餃子は「鍋貼(Guōtiē)グゥオ ティエ」
と言い、同じ「餃子」でも違う表現をします。
餃子と言えば日本では焼き餃子が一般的ですよね。ですが、台湾では“水餃子”の方が断然メジャーで、ローカルフード店に置いてあるのは水餃子がほとんどですなのです。
水餃子は主食!
日本では餃子はおかずになりますが、台湾では水餃子は麺やご飯と同じ主食扱いです。なので、台湾人は日本の餃子セット(ご飯+餃子)を見ると不思議に思うそうです。餃子とタレご飯が合うのに~!これは何度台湾人に力説してもわかってもらえないポイントです。
水餃子の皮は小麦粉から出来ているので炭水化物、中身の具にはお肉と野菜なのでタンパク質も野菜も取れ、一気に栄養がとれる合理的な食べものですね。
冷凍水餃子の種類の多さ
水餃子は主食になるので、「今日のご飯は水餃子!」=「今日のご飯は水餃子のみ!」という意味なので、主婦にはとっても有難いメニュー!
ご飯を作るのが面倒な時や、簡単に済ませたい時に水餃子はとても重宝するので冷凍庫には必ず冷凍水餃子を常備しています。
スーパーの冷凍食コーナーに行くと、それはそれは…これでもか!という種類の冷凍水餃子が並んでいて、正直一体どれを選んだら良いのかわからないほど。
餃子の皮がスーパーに売ってない
日本では必ずスーパーに餃子の皮が売ってありますよね。でも本場なのに台湾では売ってないんです!
餃子の皮は伝統市場にある、麺を売っているお店で購入する必要があります。皮はパック売りになっておらずバラ売りなので、必要な枚数を伝えるか、重さで伝えなくてはいけません。この皮は水餃子用なので、日本で売られている餃子の皮より少し厚めに作られています。
餃子の食べ方
水餃子はもちもちで美味しいのですが、やっぱり肉汁たっぷりの焼き餃子が食べたい!
台湾の焼き餃子は棒状になっている長細いタイプが多いのですが、それではなく日本風に包まれた焼き餃子!という事で探して、台中市の有名焼き餃子店に行ってきました。
メニューは焼餃子(鍋貼)と酸辣湯(サンラータン)、牛肉麵だけ!ご飯なんて置いてない! 周りの人を見てみると、ほとんどの人が焼き餃子と酸辣湯(サンラータン)のセットで食べています。
餃子のお供ビールは持ち込みで!
そして日本では餃子のお供として必ずあるビールは置いていないので、近くのコンビニで購入し、持ち込む必要があります。
お店に置いてあるジュースは、台湾ではおなじみのドリンク「蘋果西打(アップルサイダー)」でした。
う~ん、やっぱり餃子にはビールが合うんだけどな~!
ライター
神谷知佳
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。
こちらもオススメ
▶︎サクサク食感が大人気! 日本ではあまり知られていない台湾のB級グルメ「鹽酥雞」
▶︎話題のおすすめ台湾ビールはコレ! 日本のコンビニで買える台湾ビールも