みんな大好き台湾のB級グルメ「鹽酥雞(イエンスージー)」
小籠包、タピオカミルクティー、かき氷、牛肉麺…など、数えきれないくらいたくさんのおいしい台湾グルメがありますが、
「その中でもオススメは?」と聞かれた時に、私が必ず答える台湾グルメがあります。
それは鹽酥雞(イエンスージー)!
何だか難しい漢字が並び、日本人にはあまり聞いたことのない台湾グルメかも知れませんが、鹽酥雞とは、「鹽」は塩、「酥」はサクサクとした食感のもの、「雞」は鶏肉という意味です。
つまり台湾風の鶏のスパイシー唐揚げ! 台湾のB級グルメです。スパイスが効いていて、一度食べたら病みつきになること間違いなしの一品です。ビールとの相性ナンバー1!
サクサクの秘密は?
「酥」というのは、揚げ物だけでなくサクサクとした食感のお菓子にも使用される漢字なのですが、鹽酥雞の特徴として唐揚げよりも更にサクサクとした食感です。このサクサク感の正体は、衣に小麦粉ではなくタピオカ粉を使用しているから生まれる食感なんだそう。
タピオカ粉というのはタピオカの原料であるキャッサバというイモのでんぷんなので、日本の片栗粉に近いかと思います。(台湾のスーパーで購入可能)
どこで食べられる?
「鹽酥雞」は台湾南部の都市、台南で1970年代に発祥したといわれており、現在では台湾のどの土地に行ってもお店が存在するほど、大人気のグルメです。レストランではメニューにありませんが、夜から開く夜市や屋台で食べられる人気のB級グルメです。
注文方法をマスターして「鹽酥雞」を楽しもう
観光客にとっては、頼み方が分かりづらくて、少しハードルが高いからなのか、余り紹介される事の少ない「鹽酥雞」ですが、それはもったいない! 鹽酥雞の頼み方をご紹介します。
安くて美味しい! かつ食材も数え切れないほどあって、子供が寝静まってからの私の夜食の楽しみです。鶏の唐揚げという名前ですが、鶏だけでなく肉から野菜、デザートまで! なんでもある揚げ物屋さんという感じです。
食べたい食材をカゴにIN
メニューは20〜30種類程度、多いところでは50種類以上あり、傍にカゴとトングが置いてあるので、自分が食べたいものを、ずらりと並んだ食材から選んでかごに入れます。
食べたい量をかごに入れるのではなく、食べたい食材を一個だけを取ればOK! 注文は1人前、2人前のように注文します。
その場でカラッと揚げてくれて、特製スパイスをたっぷりかけてくれる庶民の味。ホテルに持ち帰って夜食にしてもいいですね。
メニューは様々
メニューは鶏や鶏皮以外にも、地瓜(サツマイモ)・四季豆(さやいんげん)・豬血糕(もち米に豚の血を加えて固めたもの)・薯條(ポテトフライ)・雞蛋豆腐(たまご豆腐)・魷魚(いか)・甜不辣(さつま揚げ)など、もうたくさんあり過ぎて毎回迷います。
味は、塩気たっぷり、ガーリックや五香粉、台湾バジルが入っていてアジアンな香りが食欲をそそります。
台湾に訪れたらホテルにデリバリーもOK
夜中3時頃までやっている屋台も多く、夜に小腹が減った時にはUberEatsやフードパンダなどのデリバリーで鹽酥雞を頼むことも可能です。ホテルまで届けてくれるのでとても便利ですよ!
ライター
神谷知佳
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。
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