デスクマットを使うメリット
デスクマットの存在は知っていても、「メリットもよく分からないし必要ない」と思っている人は多いのではないでしょうか?
デスクマットを敷くメリットが分かると、積極的に暮らしの中に取り入れたくなるはずです。どんなメリットがあるのか、見ていきましょう。
机の保護と作業効率のアップ
机の上での作業中に、机を汚したり傷つけたりした経験を持つ人もいるでしょう。デスクマットを敷くと、傷や汚れから机を守れます。大切な家具を長くきれいな状態で使いたいなら、利用しましょう。
何も敷いていない状態で書くと、机の硬さがペンにダイレクトに伝わり、文字が書きづらいと感じることが少なくありません。デスクマットが敷いてあると、適度な弾力があって書きやすくなります。
また、印鑑を押すときなども同様にきれいに押しやすく、作業効率がアップするはずです。また、机とマットの間に、名刺や書類などを挟んでおけるタイプも展開されています。
筆記用具に適したデスクマットの硬さ
デスクマットの硬さは、素材によってさまざまです。机をどんな用途で使うかによって、適切な硬さが変わります。どんなことに注意すればよいのか、見ていきましょう。
ボールペンをよく使うなら「柔らかい素材」
ボールペンや万年筆のような筆記用具を使用する場合、柔らかい素材でできたデスクマットがおすすめです。机の硬さを和らげ、ペン先のあたりがよくなります。「PVC素材」のように、適度な柔らかさがあるものを選びましょう。
また、薄手のものと厚手のものとがありますが、どちらかというと多少厚みのあるタイプの方が書き心地がよい傾向にあります。1.7mm前後の厚みがあれば、ボールペンや万年筆などの書き心地がアップするとされています。
柔らかい素材のものは印鑑を使用する際にも、陰影がかすれずにくっきりと押しやすく便利です。事務机や書斎の机などに敷いておくと、役立つでしょう。
鉛筆をよく使うなら「硬めの素材」
鉛筆やクレヨンなどの芯が柔らかいものを使うなら、硬めの素材でできたデスクマットがおすすめです。柔らかいタイプだと、ペンの先が沈み込みすぎて滑らかに書けません。
プラスチックやアクリルなどでできたデスクマットを選んだ方が、使い心地がよくなるでしょう。1.2mm前後の薄いタイプを選ぶと、より書きやすくなります。
ただし、あまりに薄すぎても机を保護する能力が下がるため、使用する人の筆圧も考慮しましょう。筆圧が高い場合はやや厚め、低い場合はやや薄めというように調整することをおすすめします。
デスクマット選びのポイント
商品によって、デスクマットに備わっている機能はさまざまです。同じように見えても、使いやすさが変わってくることがあります。使いやすいデスクマットを選ぶために、チェックしたいポイントを見ていきましょう。
書類を挟むなら「透明度」が高いもの
デスクマットの透明度は商品によって異なり、向こう側が完全に透けて見えるものもあれば、曇りガラスのように透明度が低いものもあります。完全に向こう側が見えないタイプもあり、種類が豊富です。
書類を挟んだ状態で使用したい場合は、透明度が高いタイプを選びましょう。透明度が低いと、どの書類に何が書いてあるのか、毎回取り出さないと確認できず不便になります。
ただし、透明度が高いものは蛍光灯や太陽光などの照り返しで、まぶしいことがある点がデメリットです。視認性は確保しながらも「まぶしくないように加工されたタイプ」を選ぶと、目が疲れません。
また、透明度が高いタイプの中には肌に張り付きやすいものもあるため、書類を挟む必要がないなら透明度が低いものを選んでもよいでしょう。
インク移りを防ぐ「非転写加工」
机の上に、チラシや書類などの印刷物を直接置いて作業をする機会が多い場合、非転写加工がされているかも重要なポイントです。何も加工がされていない場合、印刷物のインクがデスクマットに移ってしまい、見栄えが悪くなることがあります。
非転写加工がされているタイプは、何もされていないタイプに比べて高価になりがちですが、インク移りを防ぎたい場合は加工されているものを選びましょう。
また、マット下に印刷物を挟んで使用したい場合は、「両面非転写加工」されているタイプがおすすめです。マット裏面のインク映りは、挟んだ書類を確認するときの視認性の良し悪しにもつながります。両面非転写加工がされていれば、マットの裏面にもインク映りしにくく、きれいな状態を保てます。
書類などを挟むかどうかを考慮の上、片面加工にするか両面加工にするかを選びましょう。
PCを使うなら「光学マウス対応」が便利
机で作業するとき、紙やペンをほとんど使用せず、パソコンでの作業が中心という人も多いでしょう。パソコンの使用頻度が高い場合、光学マウスに対応しているタイプだとマウスパッド代わりにも使えて便利です。
小さなマウスパッドだと、使用中にズレて使いにくいことがありますが、デスクマットの場合は面積が広くズレる心配がありません。
光学マウスに対応していないタイプもあるため、マウスパッドとして兼用したい場合は、対応可能かチェックしましょう。
おしゃれなデザインのデスクマット
デザイン性と機能性を兼ね備えたデスクマットがあると、デスクの上の整頓に役立ちます。敷いてあるだけでおしゃれに見えるタイプだけでなく、機能的なタイプも豊富です。
また、パソコンの周辺や作業机の上がいつも散らかってしまう人でも、デスクマットの選び方次第で改善できるでしょう。機能的でインテリア性にも優れた、おすすめの商品を紹介します。
Orbitkey「デスクマット」
植物の繊維で作られたヴィーガンレザーとフェルトの2重構造になった、おしゃれなデスクマット。表面のヴィーガンレザーは傷に強く、耐水性にも優れているので、水滴などが付いても傷みにくいのがポイントです。
デスクマットの後部に小物やペンなどを置ける「へこみ」があり、整理整頓に役立ちます。また、書類やメモを挟んで収納でき、デスク周りがゴチャゴチャしません。デスクマットの上でマウスを使用することもでき、マウスパッドを別途用意せずに済みます。
ブラックとストーンの2カラーの中から、オフィススペースのインテリアに合わせて選びましょう。MとLの2サイズ展開で、デスクのスペースに合わせて選べます。
商品名:Orbitkey デスクマット
S&J「Funnymade Hello I am デスクマット」
ルーラー・名刺収納・ノートパッド・万年カレンダー・マウスパッドなどが一体化し、事務作業の効率をアップしてくれるデスクマットです。半透明のPVCカバーをめくると、A4サイズ2枚分の書類を挟めます。
ノートパッドやマウスパッドの部分には、写真やカードなどを入れられる作りです。自分好みに、カスタマイズして使えます。
また、裏面は滑りにくい加工が施され、作業中のストレスを感じさせません。汚れたらウェットティッシュなどで拭いてお手入れでき、きれいに使えます。
ピンク・グレー・ブラックの3色展開で、デスク周辺のインテリアに合わせられるでしょう。
商品名:S&J Funnymade Hello I am デスクマット
FRITZ HANSEN「DESK PAD」
FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)のロイヤルヌバックレザーと、ブラックコルクを使用した高級感のあるデスクマットです。
表面に落ち着いたグレーのロイヤルヌバックレザーを使用し、通常のレザーとは違うややしっとりとした触り心地を楽しめます。幅55×奥行40cmと、大きすぎず小さすぎない絶妙な大きさです。
FRITZ HANSENは北欧デンマーク生まれのブランドで、時代に左右されないデザインを生み出していることで知られます。作業机の上に1枚敷いてあるだけで、ワンランク上の雰囲気が感じられるインテリアになるでしょう。
商品名:FRITZ HANSEN DESK PAD
公式サイト:購入はコチラ
伊東屋「リサイクルレザーデスクマット Wide ブラック」
幅82×奥行37cmのワイドなデスクマットです。パソコンのモニターの前に敷いて使用することを想定し、考え抜かれたサイズとなっています。
ステッチや刻印などの無駄な装飾を省き、機能美を追求していることがポイント。ブランドのロゴを裏面に配置するなどして、徹底的にシンプルなデザインです。
また、2.2mmの程よい厚みがあり、ボールペンや万年筆の書き心地をアップしてくれるでしょう。ドイツの老舗メーカーにオーダーした「リサイクルレザー」を使用し、裏面は滑りにくいようにヌバック加工がされています。
商品名:伊東屋 リサイクルレザーデスクマット Wide ブラック
シンプルなデザインのデスクマット
デスクマットは、できるだけデザインがシンプルな方が、インテリアの邪魔をせずなじみやすいでしょう。シンプルなデザインのデスクマットの中から、おすすめの商品を紹介します。
プラス「ななめカット デスクマット DM-107EW」
文房具・オフィス家電メーカー、プラスから販売されているデスクマットです。
「両面移行軽減加工」がされ、印刷物のインクが転写されにくい仕様。印刷物を挟みながら、マットを汚さずきれいに使いたい人におすすめです。
外周を斜めにカットすることで、肌やシャツの袖への引っ掛かりを少なくしています。長時間、机に向かっていてもストレスなく使うことができます。
また、光学式マウスやボール式マウスに対応するので、マウスパッドとしても使用できます。シンプルなデザインで、どんな事務机にもマッチするでしょう。
商品名:プラス ななめカット デスクマット DM-107EW
シヤチハタ「デスクマットEM(エコス)ダブル 1」
再生オレフィン系樹脂を使用し、環境への優しさが考えられたデスクマット。両面非転写タイプで、印刷物の色移りを気にせずに使えます。
マットの表面に「ノングレア加工」がされているため、蛍光灯や太陽光の照り返しを気にせず作業に集中できます。
また、「シングル」と「ダブル」の2種類展開となっています。ダブルは透明なマットと、グレーの下敷きがワンセットになっていることが特徴です。シングルタイプは透明なマットだけなので、用途に応じて使い分けましょう。幅広いサイズ展開で、さまざまな机に対応できます。
商品名:シヤチハタ デスクマットEM(エコス)ダブル 1
コクヨ「デスクマット軟質(オレフィン・ツヤ消し)下敷きなし」
オフィスデスクに敷いておくだけで、筆記性・保護性・閲覧性を高めてくれるデスクマットです。「ツヤ消し加工」がされ、光の反射を抑えて目を疲れにくくしています。
文字を書きやすい適度な柔らかさを持つ「再生オレフィン系樹脂」を使用しており、表面が柔らかいことが特徴です。ボールペンや万年筆のペン先が引っ掛からずに、スムーズに書けるでしょう。宛名書きや案内状の作成など、文字を書く仕事が多い人に最適です。
また、両面非転写タイプになっているため、印刷物の色移りがしにくいところもポイントです。
「下敷きなし」と「下敷き付」の2パターンがあり、机のデザインを生かしたい人は下敷きなしタイプがよいでしょう。事務机だけでなく、表面の美しい木目を楽しみたい場合などにも便利です。
商品名:コクヨ デスクマット軟質(オレフィン・ツヤ消し)下敷きなし
子ども向けのデスクマット
子ども向けのデスクマットは機能性も重要ですが、デザイン面も考えて選んであげましょう。子どもに人気のキャラクターが全面にプリントされたもののほか、学習に役立つものも展開されています。
目にする機会が多い場所に敷くため、上手に選べば子どもの学習をサポートしてあげられるはずです。子どもの学習机にぴったりな商品を紹介します。
ミワックス「プリント学習デスクマット マーメイド」
ビニール素材で作られた、学習デスクマットです。マーメイドのシルエットがプリントされ、さりげなく存在感を主張します。中央部分にはイラストがないため、学校のプリントなどを挟んで使用できるでしょう。
色味を抑えたデザインで、子どもが成長してからも使いやすくなっています。軽量かつ丸めて持ち運べるので、別の部屋に移動して勉強やお絵かきをすることが多い場合にも便利です。
また、学習机のデスクマットとして使用しないときは、丸めて収納しておく方法もおすすめです。丸めておけば折れジワが付きにくく、伸ばして使用しているうちに自然に元に戻ります。
商品名:ミワックス プリント学習デスクマット マーメイド
コイズミ「デスクマット 両面学習タイプ くらべる図鑑」
乗り物と動物の「速さ」や「大きさ」を、比較しながら学習できるようにデザインされています。乗り物と動物意外にも、子どもの知的好奇心をくすぐる、ラインアップが魅力です。
本物の図鑑のようにリアルなタッチのイラストだけでなく、対象物の情報なども記載されており、子どもの知識をより深められます。
両面に違う内容がプリントされ、気分に合わせて使えるでしょう。お気に入りのデスクマットがあれば、子どもも学習机に向かいたい気持ちになれるかもしれません。子どもの興味に合わせて種類を選んであげましょう。
商品名:コイズミ デスクマット 両面学習タイプ くらべる図鑑
イトーキ「オリジナルマット 日本地図」
地理の勉強に欠かせない日本地図と世界地図が両面仕様になった、学習に役立つデスクマットです。各県の県庁所在地や世界の国旗なども覚えられる、メーカーオリジナルの柄を使用しています。
デスクマットは学習机に向かったときに自然に目に入るため、日常の中で地理を覚えられるでしょう。すでに覚えた部分を紙で隠して、正しく記憶できているかチェックするなど、さまざまな学習方法に活用できます。
また、「ダブルシートタイプ」になっており、透明シートの間に時間割表やメモなどを挟める仕様です。透明のシートには光の反射を和らげる加工がされ、目への優しさも考えられています。
商品名:イトーキ オリジナルマット 日本地図
トップ画像/(C)Shutterstock.com
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