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台湾の結婚式に出席したらびっくり
台湾で結婚式(いわゆる日本の披露宴)に出席させていただく機会があったのですが、日本の結婚式とは違う点も多く、何もかもがびっくりでした。
今回はそのびっくりポイントについて。
◆ブライダルフォトが芸能人級
会場に入るや否や、「え?芸能人の結婚式に来たのか?」と錯覚するくらいのクオリティの高いブライダルフォトの数々。
台湾の人たちにとって結婚する上でマストなアイテムなのが、「婚紗照(フンシャージャオ)」といわれるブライダルフォト。約8割がブライダルフォトを撮影するというくらい台湾が誇る文化の一つとなっており、とにかく写真技術が高いのです。
撮影したブライダルフォトは、大きく引き延ばして披露宴会場に飾ったり、アルバムを作って記念にします。アルバムも日本で作るより台湾で作った方がかなりお得に作れます。
今回参加した披露宴にも待合室にはフレーム入りの写真やアルバムが置いてあり、巨大スクリーンにも新郎新婦の素敵な写真が映し出されていました。
◆ゲスト数
とにかくゲストの人数が多いのが台湾の結婚披露宴。ゲスト数が200人以上いましたが、それでも台湾ではそんなに大規模な披露宴ではなく、普通の出席者数のようです。それは関係性が薄い方でも出席可能なため、当日急に参加する場合もあるそうです。
「知り合いの知り合いの息子さんの披露宴に出席で、本人は初めて披露宴で見たよ!」なんてこともあり、「この人誰?」というゲストまで出席している場合もしょっちゅうだそうです(笑)。
◆ご祝儀
ご祝儀は日本だと友人の場合、だいたい一人3万円、夫婦で5万円が一般的な相場ですが、台湾ではだいたい1人あたり1600元(約6400円)~相場では2000元(約8000円)程度を包むのが常識のようです。
ただし、4000元など「4」のつく数字は「死」を意味し、縁起が悪いとされているので絶対にNG!
◆服装
「花嫁より派手な服装は避ける」程度の最低限のマナーはありますが、基本的には出席者のドレスコードは何でもOKです。出席者の服装はかなりカジュアルなので、Tシャツ+ジーパンの日常の装いで参加しているゲストが多かったのにはびっくり。女性は普段使いのワンピースを着ている方が多く、日本人のようなドレスアップ・ヘアセットまでしているゲストは皆無でした。
自由な服装ですが、注意点は色。黒い服や黒い靴はあまり好まれないため、避けた方がベター。
◆食事
お料理は中華フルコース、どど~んと大皿料理が各テーブルの真ん中に並び、その場で取り分けるスタイルのため、人数が増えたり減ったりしても特に問題なし。
台湾では外食時、食べきれなかった料理は箱に詰めてもらってお持ち帰りが可能ですが、これは結婚式も同様!スタッフの方が持ち帰り用の箱を準備してくれ、それぞれ持ち帰りたいお料理を詰め始めます。
ただしこれからは新型コロナウイルス感染拡大防止のために、このスタイルは禁止になるかもしれません。
このように台湾の結婚式は日本のように難しいルールやマナーはあまりないので、気軽に参加できます。美味しい中華料理と綺麗な新婦さんを見るとお腹いっぱいになって、幸せな気分をおすそ分けしてもらいました!
神谷知佳
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。
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