「上履き」汚れの正体は
上履きの汚れは、外履きの靴や服の汚れと種類が異なります。上履きの汚れは大きく分けて2種類あります。
上履きにつく油性の汚れ
油性の汚れは、主に子どもの体からつくものがほとんど。皮脂や汗などが該当します。水で洗うだけだと落ちにくく、専用の洗剤を使います。
上履きにつく不溶性の汚れ
砂や土、ホコリなど外からつくのが、不溶性の汚れです。不溶性とは、水などの液体に溶けない性質のこと。汚れを落とすには、ブラシでこするなどの物理的な力を用いると効果的でしょう。
これらは毎日少しずつ蓄積し、上履きにこびりついてしまい、汚れや黒ずみを落ちにくくします。汚れを放置すると、雑菌が繁殖し、上履きに嫌な臭いがついて取れなくなることも。子どもの上履きは定期的に洗いましょう。
「上履き」の「洗い方」2つの方法を紹介
「上履き」の「洗い方」には大きく分けて2つの方法があります。どちらも簡単に汚れが落ちるのでぜひ試してみてください。
つけおき洗いについて
多くの人がしている「上履き」のつけおき洗いのやり方は、以下の通りです。
【つけおき洗いの方法】
・バケツなどにぬるま湯(40℃程度)を用意
・洗剤をぬるま湯に溶かす
・洗剤が溶ける間に、靴ブラシや歯ブラシなどを使い、「上履き」のホコリやゴミをはらう
・上履きをぬるま湯につけておく
・ぬるま湯から上履きを取り出し、水ですすいで干す
上履きのつけおき洗い、ポイントは
「上履き洗い」に水はNG!
水だと、汚れだけでなく洗剤も溶けにくくなります。40℃くらいのぬるま湯を使いましょう。
つけおき洗いの前に、上履きの汚れを軽くはらう
汚れを軽くはらっておくと、洗剤が浸透しやすくなります。
つけおき洗いをしたらよくすすぐ
洗剤が上履きに残ると、そこから雑菌が繁殖することも。ブラシなどを使い、洗剤が残らないようにしましょう。
こすり洗いについて
上履きの黒ずみには、こすり洗いが効果的といわれます。
【こすり洗いの方法】
・上履きを水でぬらす
・上履きに洗剤をこすりつける
・手持ちのブラシで上履きをこすって汚れを落とす
・一通り洗えたら、水ですすぐ
・「上履き」を干す
「上履き」のこすり洗い、ポイントは
ブラシを使い分ける
上履きの汚れが目立つ箇所や細かい部分は、小さめのブラシを使うと効果的。歯ブラシを使う人も多いようです。
強くこするのではなく、軽くこする
強くこすると、上履きの生地を傷つけてしまいがち。手も疲れますので、軽くこするようにしましょう。ガンコな汚れには、たたき洗いが効果的です。
最後のすすぎは流水で
つけおき洗いにも共通しますが、すすぎの最後は、上履きを流水ですすぎましょう。これは洗剤残りを防ぐためです。こすり洗いの場合、上履きが乾けば白さが際立ってきますよ。
「上履き」を洗う洗剤について
つけおき洗いの洗剤
つけおき洗いで使われるのは、漂白効果のある粉末洗剤が多いようです。中でも人気なのが「オキシクリーン」。「オキシ漬け」というワードを見かけることもあるのでは。洗濯だけでなく掃除にも活用でき、除菌・消臭効果があるので、愛用する人が多いのもうなずけます。
上履きはオキシ漬けで洗いましょう。つけおきの時間は20分程度がいいようです。
参考:【オキシクリーン(OxiClean)】公式サイト(株式会社グラフィコ)オキシ漬け